「アンペア時」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
カタカナの項目名はカタカナで(WP:LS)
en:Ampere-hour 2016-04-19T06:07:23版を訳出
1行目:
{{単位
| 画像 = [[File:Duracell rechargeable batteries.JPG|250px]]<br/>蓄電池。上(単3形)が2500&nbsp;mA&middot;h、下(単4形)が1000&nbsp;mA&middot;h
| 名称 = アンペア時
| 読み = アンペアじ
| 英字 = ampere-hour
| 記号 = A·h
| 度量衡 =
| 単位系 =
| 種類 = 組立単位
| 物理量 = 電荷
| SI = 3600 [[クーロン|C]]
| 組立 =
| 定義 = 安定した1アンペアの[[電流]]を1時間流すことで移動する電荷の量
| 由来 =
| 語源 =
}}
'''アンペア時'''(アンペアアワー、{{lang|en|ampere-hour}}, Ah, A•h)A·h)は、[[電荷]]の[[単位]]である。安定した1[[アンペア]](A(A)時は3600[[クーロン]](C=A・s; アンペア秒)と等しく、安定した1アンペアの[[電流]]を1[[時間 (単位)|時間]]流すことで移動する電荷の量であると定義され、3600[[クーロン]](C)に等しい<ref name="AM"> "Full Conversion Table (sorted by Category)" Allmeasures.com, 2004, webpage: [http://www.allmeasures.com/table.asp?Submit=Conversion+Table AM-Conversion-table]. </ref>
 
アンペア時は、[[電気メッキ]]や[[電池]]の容量などの[[電気化学]]に関連した測定において多用される単位である。[[ジュール]](J)や[[ワット時]](W·h)のような電池を直接的に測定し構成する材料の比容量(質量あ[[エネルギー]]りの容量)は、通常 mA·h/g はな表される。'''ミリアンペア時'''(mAh, mA·h)の形で使われることが多いが、一般的に([[二次電池]]これは1000分場合は1アンペア時完全充電後3.6クーロン)電池がどれぐら等し持続するかを表す評価である
 
'''ミリアンペア秒'''(mA·s)は、[[X線撮影]]、[[画像診断]]、[[放射線療法]]において使われる単位である。この量は、特定の電圧で操作される所定の[[X線管]]で発生される全[[X線]]エネルギーに比例する<ref>[http://www.ehss.vt.edu/Programs/RSD/Xray/xray09.htm X-ray Safety Handbook, 9.0 Terms and Definitions, VirginiaTech Environmental, Health and Safety Services]</ref>。X線管の電流に従い加える時間を変えることで、同じ線量にすることができる。
'''ミリアンペア時'''(mAh, mA·h)もよく使われるが、これは3.6クーロンに等しい。
 
[[ファラデー定数]]は、1[[モル]]の電子が持つ電荷と定義され、約26.8アンペア時に等しい。ファラデー定数は電子化学の計算に用いられる。
 
アンペア時は[[ジュール]](J)や[[ワット時]](W·h)のような[[エネルギー]]の単位でない。一般的に([[二次電池]]の場合は、完全充電後に)電池がどれぐらい持続するかを表す評価である。例えば電池では、供給されるエネルギーの正確な計算には、電池の電荷が全て放電される間に供給される[[電力]](瞬間的な[[電圧]]と瞬間的な[[電流]]の積)を[[積分]]する必要がある。通常、電池の電圧は一定ではなく放電中に変化する。平均電圧や[[公称電圧]]は、電力の積分に近い値が用いられる<ref>{{cite book |author=National Research Council (U.S.) |title=Meeting the energy needs of future warriors |publisher=National Academies Press |year=2004 |isbn=0-309-09261-2 |page=27 }}</ref>。
 
== 例 ==
* 単3形の[[乾電池]]の容量は約 2 - 3 アンペア時
* {{仮リンク|カーバッテリー|en|Automotive battery|label=自動車のバッテリー}}には各種の容量がある。例えば、内燃機関で推進される大型車のバッテリーの容量は約50アンペア時である。
* 1アンペア時の電荷によって、融解した[[塩化アルミニウム]]から0.336グラムの[[アルミニウム]]を作り出すことができる。1トンのアルミニウムを生産するには、少なくとも298万アンペア時を流す必要がある<ref> T. L. Brown, H. E. Lemay Jr, "Chemistry the Central Science", Prentice-Hall, 1977 ISBN 0-13-128769-9 page 562 </ref>。
 
== 関連項目 ==
* [[アンペア]]
* [[放電容量]]
* {{仮リンク|電気化学当量|en|Electrochemical equivalent}}
 
== 出典 ==
{{Physics-stub}}
{{Reflist}}
 
{{DEFAULTSORT:あんへあし}}