「ウメイロ」の版間の差分
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地方名、関連項目など |
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== 分布 ==
西[[太平洋]]から[[インド洋]]の[[熱帯|温暖]]な[[海]]域。日本では[[黒潮]]の流れる[[伊豆半島]]より西の[[太平洋]]側と[[長崎県]]、[[南西諸島]]に多い。
== 形態 ==
全長約45cm。[[頭]]が丸く、[[体]]は整った[[楕円形]]で、[[魚類#鰭|尾鰭]]の後縁が深く切れ込んでいる。
[[背]]の[[対鰭|胸鰭]]の上部辺りから尾鰭にかけてが明[[黄土色|黄褐色]]。それ以外の部分は[[青灰色]]をしている。[[腹]]はやや淡い。
== 生態 ==
[[水深]]100-200m程の深場の根に棲み、群れで遊泳することが多いが、[[漁業|漁獲]]量はさほど多くない。
=== 食性 ===
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== 利用 ==
[[九州地方]]を中心に、食用に深海延縄漁や胴付き仕掛け針などを使った釣り漁が行われている。
産地では美味な[[総菜]]魚として親しまれ、肉質はやや柔らかいので[[椀]]種や[[蒸し物]]、[[煮付け]]によい。▼
▲産地では美味な[[総菜]]魚として親しまれ、肉質はやや柔らかいので[[椀]]種や[[蒸し物]]、[[煮付け]]によい。[[鮮魚|鮮度]]の良いものは、[[刺身]]でも賞味され、食味は[[マダイ]]に似る。
また、[[練り製品]]の原料にも利用される。
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[[ウメイロ#形態|上記]]の明黄褐色の部分が、[[ウメ|梅]]の[[実]]の色に似ていることからこの名がある。
=== 別名、地方名 ===
地域によって、[[ウメ]]（梅）、[[ウグイス]]（鶯）などとも呼ばれる。どちらも背面の色からつけられた。</br>
[[和歌山県]]では「沖タカベ」と呼ぶ地域がある。[[奄美群島]]では黄色い[[アオダイ]]という意味でキーホタ、キーウンギャルと呼ぶ。[[沖縄本島]]ではシーヌクワーと呼ぶ。
== 参考文献 ==▼
*[[木村義志]] 監修・執筆 『フィールドベスト図鑑 7 日本の[[海水魚]]』 [[学研ホールディングス|GAKKEN]] [[フィールド]]ベスト図鑑 [[1998年]][[8月4日]] 初版発行 94頁 ISBN 4054011217▼
== 関連項目 ==
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** [[フエダイ]]
** [[アオダイ]]
* [[ウメイロモドキ]] - [[タカサゴ科]]。背の黄色が似ているが、全体に赤く、体型も細い。
* [[タカベ]] - [[イスズミ科]]。背の黄色が似ているが、ウメイロよりも目が小さい。
▲== 参考文献 ==
▲*[[木村義志]] 監修・執筆 『フィールドベスト図鑑 7 日本の[[海水魚]]』 [[学研ホールディングス|GAKKEN]] [[フィールド]]ベスト図鑑 [[1998年]][[8月4日]] 初版発行 94頁 ISBN 4054011217
{{Commonscat|Paracaesio xanthura}}
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