「連合国暫定当局」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
m編集の要約なし |
編集の要約なし |
||
10行目:
== 政策 ==
国防総省から統治を引き継いだ当局代表ジェイ・ガーナーは、イラク国家運営にはフセイン政権下で要職にあった旧[[バアス党]]員や[[スンナ派]]勢力の協力が不可欠と考え、戦犯を[[サッダーム・フセイン]]一族と側近にとどめて、しばらくは
彼は就任すると、本国や国内勢力の意を受け、元バアス党員すべてを[[公職追放]]した。官公庁職員・警察官・消防士・軍人など、フセイン時代からの公務員は概ねバアス党に登録していた為、これらの人材が武装勢力に加わる結果となった。また、公職や高級な職種についていたのはサッダームに厚遇されたスンナ派に限られていた為、これらを追放すると、失業したスンナ派住民と、それまでの抑圧の恨みを持ったシーア派・クルド人の軋轢が増し、過度な衝突を招いた。国家運営は、連合軍や連合国の人材が当初から少なすぎたことが災いし、各宗教・民族勢力が自治組織を運営して勢力を拡大した。当局はクルド人の自治権を大幅に拡大したが、クルド自治区はイラク軍とは別の武装組織が治安維持を行い始め、治安は良いものの、半独立国の様相であり、クルド人組織も独立を望んでいるが、大量のクルド人を抱える周辺諸国は危機感を募らせた。
|