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[[画像:総本山金峯山寺修験本宗「普来山正覚院」Img396.jpg|thumb|258px|総本山金峯山寺修験本宗「普来山正覚院」]]
[[画像:伽耶院採燈大護摩供PA110131.jpg|thumbnail|258px|[[兵庫県]][[三木市]]の[[伽耶院]]で[[山伏]]により毎年10月第2月曜日に行われる採燈大護摩供]]
'''護摩'''(ごま)とは、「焚く」「焼く」を意味する[[サンスクリット]]のホーマ(homa)を音訳して書き写した語である<ref>[http://www.kawasakidaishi.com/profit/goma.html 真言宗智山派大本山 川崎大師 金剛山平間寺|ご利益|お護摩]</ref>。
 
== バラモン教・ゾロアスター教 ==
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== 仏教 ==
[[仏教]]には[[釈尊]][[入滅]]から約500年後に発生した[[大乗仏教]]の成立の過程で[[バラモン教]]から取り入れられた、と考えられている。そのため、護摩は[[密教]]([[大乗仏教]]の一派)にのみ存在する修法である。おもに[[天台宗]]、[[真言宗]]で行われる。なお、専ら護摩を修するための堂を「{{外語ルビ|ja|'''護摩堂'''|」(ごまどう}}」と称する。
=== 護摩の種類 ===
(1) 護摩壇に火を点じ、火中に供物を投じ、ついで[[護摩木]]を投じて祈願する'''外護摩'''と、(2) 自分自身を壇にみたて、仏の智慧の火で自分の心の中にある[[煩悩]]や[[業]]に火をつけ焼き払う'''内護摩'''とがある。
 
また、その個別の目的によって一般的には次の五種に分類される。
:# 息災法(そくさいほう)…災害のないことを祈るもので、旱魃、強風、洪水、地震、火事をはじめ、個人的な苦難、煩悩も対象。
;{{外語ルビ|ja|息災法|そくさいほう}}
:# 増益法(そうやくほう)…単に災害を除くだけではなく、積極的に幸福を倍増させる。福徳繁栄を目的とする修法。長寿延命、[[縁結び]]もその対象。
:災害のないことを祈るもので、旱魃、強風、洪水、地震、火事をはじめ、個人的な苦難、煩悩も対象。
:# 調伏法(ちょうぶくほう)…怨敵、魔障を除去する修法。悪行をおさえることが目的であるから、他の修法よりすぐれた[[阿闍梨]]がこれを行う。
;{{外語ルビ|ja|増益法|そうやくほう}}
:# 敬愛法(けいあいほう)…調伏とは逆に、他を敬い愛する平和円満を祈る法。
:単に災害を除くだけではなく、積極的に幸福を倍増させる。福徳繁栄を目的とする修法。長寿延命、[[縁結び]]もその対象。
:# 鉤召法(こうちょうほう)…諸尊・善神・自分の愛する者を召し集めるための修法。
;{{外語ルビ|ja|調伏法|ちょうぶくほう}}
:怨敵、魔障を除去する修法。悪行をおさえることが目的であるから、他の修法よりすぐれた[[阿闍梨]]がこれを行う。
;{{外語ルビ|ja|敬愛法|けいあいほう}}
:調伏とは逆に、他を敬い愛する平和円満を祈る法。
;{{外語ルビ|ja|鉤召法|こうちょうほう}}
:諸尊・善神・自分の愛する者を召し集めるための修法。
 
=== 野外の護摩法要 ===