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|SWIFTコード=
|事業内容=卓球用品製造販売
|代表者=[[代表取締役]][[社長]] 山田俊策大澤卓子
|資本金=
|発行済株式総数=
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== 概要 ==
創業者は、卓球の全日本チャンピオン(混合ダブルス)だった'''田舛 彦介'''(たます ひこすけ、[[1920年]][[8月20日]] - [[2004年]][[7月22日]])。[[1950年]][[12月19日]]に[[山口県]][[柳井市|柳井町(現・柳井市)]]創業。現社長の山田俊策大澤卓子45代目。東京都杉並区阿佐谷にある本社の敷地内に「バタフライ卓球道場」を開設。また、埼玉県所沢市に研究開発と生産の拠点となる「バタフライ・テック」がある。
 
現在、バタフライブランドは世界100か国以上に普及し、オリンピックや[[世界卓球]]に出場する選手の半数以上が使用する。また、他メーカーに先駆けてハイテンション ラバーを開発し、1997年7月に世界初のハイテンション ラバー「ブライス」を発売。特に、2008年に発売した「テナジー 05」をはじめとする「テナジー シリーズ」は、回転系テンションラバーの先駆けでありながらも抜きん出た性能であることから、トップクラスの選手を中心に圧倒的に高いシェアを保っている。
 
また、近年は世界卓球の用具スポンサーを務めており<ref name="wttc">{{cite web|url=http://www.butterfly.co.jp/information/wttc/sponsorship_wttc2012-2016.html |title=バタフライが世界卓球2012~2016の用具スポンサーに ~5大会連続でサポート~ |date=2011-01-25 |accessdate=2011-01-25 }}</ref> 、2009年横浜(日本)、2010年モスクワ(ロシア)、2012年ドルトムント(ドイツ)、2013年パリ(フランス)、2014年東京(日本)、2015年蘇州(中国)、2016年クアラルンプール(マレーシア)でボールや卓球台などを提供している。
 
== 沿革<ref name="history">{{cite web|url=http://www.butterfly.co.jp/about/history/ |title=沿革|バタフライ卓球用品・株式会社タマス |accessdate=2015-04-26 }}</ref> ==
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* [[1978年]] - タムカ5000シリーズ(カーボン)発売。
* [[1983年]] - バタフライ卓球道場が完成。
* [[1997年]] - 世界初のハイテンション ラバー「ブライス」を発売。
* [[2008年]] - スプリング スポンジを搭載したハイテンション ラバー「テナジー」シリーズを発売。
 
== 代表的なラバー ==
選手向けのラバーは日本製。2015年より新パッケージに刷新された。ラバーのカタログ値は、スレイバーのスピードを10、タキネス CHOPのスピンを10としており、これにスポンジ硬度を表示している。
 
; スレイバー シリーズ
: 高弾性高摩擦ラバーの代表的ラバー。1967年に発売され、縦目と横目のバリエーションが約半世紀にわたって世界中で愛され続けている徐々にスポンジ硬度のバリーションを増やしスレイバーFXスレイバーELを始め、上位仕様のスーパースレイバー、ハイテンション・ラバーのスレイバーG2・G3など追加発売された。セルビドの登場で一時期シェアを落としたが、1990年代後半にハイテンション ラバーが開発されるまでは、世界的に主流の攻撃ラバーの主流として数々のタイトルを獲得した。
; サイプレタキネ シリーズ
; セルビド
: 1976年に発売された粘着性高摩擦ラバーのロングセラーで、商品ごとに性能が異なっている。 タキネス CHOPとタキネス DRIVEは品質の問題による回収などがあったため、何度か仕様が変更されており、現在の製品パッケージには改良済みを示した「21」という文字が掲載されている。2006年にはタキネス CHOPを再設計したタキネス CHOP-IIが発売されている。また、後発の兄弟モデルとしてタキファイアシリーズがラインナップされている。
: 1989年に発売された高弾性高摩擦ラバー。シートの粒が高いためにスポンジが厚までしか用意出来なかったことから、スレイバーにシェアを奪われて、2001年で廃盤となった。セルビドの高い粒設計は、後にブライスハイスピードに搭載されたマイクロレイヤーに生かされることとなった。
; タキネスフェイント シリーズ
: ツブ高ラバーのシリーズ。フェイント ソフトやフェイント OXなどがカット主戦型の選手に長年支持され、1985年に変化幅を広げたフェイント ロングの発売で人気を不動のものとした、その後、ルール改正に伴って仕様を変更したフェイント ロングIIが発売され、その後に変化幅を広げたフェイント ロングIIIが加わった。トップ選手向けの特注スポンジとして人気のあった超ゴクウスを定番化した。
: 1976年に発売された粘着性高摩擦ラバーのロングセラーで、商品ごとに性能が異なっている。 タキネス・CHOPとタキネス・DRIVEは品質の問題による回収などがあったため、何度か仕様が変更されており、現在の製品パッケージには改良済みを示した「21」という文字が掲載されている。2006年にはタキネスCHOPを再設計したタキネスCHOP-IIが発売されている。また、後発の兄弟モデルとしてタキファイアシリーズがラインナップされている。
; フェブラントシリーズ
: 世界初のハイテンション ラバーとして1997年に発売されたブライスは、その後の卓球ラバーの方向性を大きく変えたラバーとなった。後にスポンジ硬度が異なるブライスFX、ブライス・ハードなどが発売された。また、弾みを向上させたブライス スピードや、マイクロレイヤー搭載のブライス ハイスピードが発売されている。
: 粒高ラバーのシリーズ。1985年に発売されたフェイント・ロングはルール変更に伴って禁止となったため、規格を変更したフェイント・ロングIIや変化幅を広げたフェイント・ロングIIIがある。トップ選手向けの特注スポンジとして人気のあった超ゴクウスを定番化した。また、フェイント・OXなどの粒高1枚ラバーも用意されている。2007年にはハイテンション技術を搭載したフェイント・AGが発売された。
; ブライステナジー シリーズ
: ブライスに次いでバタフライが開発したハイテンション ラバー。商品名の末尾に付けられた数字はシートの開発コード番号が由来となっている。最大の特長はスプリング スポンジで、回転系テ大きな気泡を内包したスポションラジが先駆けとなったように縮んでボールをはじき出す。2008年春にテナジー05、2008年秋にテナジー25、2009年春にテナジー64、2013年にテナジー80が発売された。それぞれスポンジを軟らかくしたFXと呼ばれる仕様の製品がある。
: 世界初のハイテンション・ラバーとして1997年に発売されたブライスは、その後の卓球ラバーの方向性を大きく変えたラバーとなった。後にスポンジ硬度が異なるブライス・FX、ブライス・ハードが発売された。また、弾みを向上させたブライススピードや、マイクロレイヤー搭載のブライスハイスピードが発売されている。
; テナジーシリーズ
: ブライスに次いでバタフライが開発したハイテンション・ラバー。数字はシートの開発コード番号が由来となっている。最大の特長はスプリング・スポンジで、回転系テンションラバーの先駆けとなった。2008年春にテナジー・05、2008年秋にテナジー・25、2009年春にテナジー・64、2013年にテナジー・80が発売された。それぞれスポンジを軟らかくしたFXと呼ばれる仕様の製品がある。
 
== 代表的なラケット ==
選手向けラケットのほとんどが製品が日本製。カーボンと他の素材を複合(交織)させた特殊素材を搭載したモデルが多数ラインナップされており、現在では主流となっている。2015年のラインナップ大幅刷新に伴い、名品モデルの多くが廃盤となり、スタンダードモデルがハッドロウシリーズに集約された。また、特注モデルも用意されている。
 
; ハッドロウシリーズ
: 同社のスタンダードモデル。ティモボルW5・W7、ディフェンスシリーズなどの後継モデルにあたる。
; 張継科シリーズ
: 同社の契約選手で世界チャンピオン/オリンピック金メダルの張継科(中国)がプロデュースしたシリーズ。
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; インナーフォース・レイヤーシリーズ
: それまでは上板(表面の板)の下に搭載されていた特殊素材を、添え芯(2枚目の板)と中板(真ん中の板)で挟んで配置。特殊素材の高い弾みと木製のソフトな打球感を得られるのが特長。
; ディフェンスハッドロウシリーズ
: カット主戦型向けラケット木材シリみのスタンダドモデル ブレシェクハンドの大きさや反発力を変え様々なモデ日本式、反転式、中国式のペンホダー発売し揃えている。
; サイプレスシリーズ
: ペンラケットの木曽檜単板シリーズ 。
 
== 関連会社 ==
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* [[岩崎清信]]
* [[渋谷浩]]
* [[福澤朗]]
 
== 関連項目 ==