「マツダ・ラピュタ」の版間の差分

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| 2枚目画像の説明=後期型
| 2枚目画像名=Mazda Laputa 2000.jpg
| 製造期間=1998年 - 2005年
| 乗車定員=4人
| ボディタイプ=3/5ドア [[ハッチバック]]<br />(実質的には[[クロスオーバーSUV]])
| エンジン=F6A型 直3 [[SOHC]] 658cc658 cc<br />K6A型 直3 [[DOHC]] 658cc658 cc
| 最高出力=
| 最大トルク=
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| 駆動方式=FF/4WD
| サスペンション=
| 全長=3,395mm395 mm
| 全幅=1,475mm475 mm
| 全高=1,435mm435 mm - 1,550mm550 mm
| ホイールベース=2,360mm360 mm
| 車両重量=760kg760 kg -830kg 830 kg
| 自由項目1(項目名)=
| 自由項目1(内容)=
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| 同車台=[[スズキ・スイフト]](初代)<br />[[シボレー・クルーズ]](初代)
}}
 
'''ラピュタ'''(''Laputa'')は、[[マツダ]]が販売していた[[クロスオーバーSUV]]タイプの[[軽自動車]]。[[スズキ・Kei]]の[[OEM]]供給を受けて販売していた。
 
== 概要 ==
[[スズキ (企業)|スズキ]]・Keiのマツダ仕様である。[[セダン]]と[[スポーツ・ユーティリティ・ビークル|SUV]]の間の新しいジャンルの軽自動車として登場した。セダンより高めの全高と大径タイヤが特徴。[[最低地上高]]も高くとり悪路走破性を高めている。
 
ほとんどの[[立体駐車場]]を苦にしないセミトールスタイルに、視界の良いヒップポイントを採用したパッケージをもっている。
 
搭載するエンジンは直3DOHC-VVTと同ターボ(いずれも[[スズキ・K型エンジン|K6A型エンジン]])、それに直3SOHCターボ(F6A([[スズキ・F型エンジン|F6A型エンジン]])の3種類。[[VVT]]エンジンは平成12年度「[[低排出ガス車認定制度|優-低排出ガス]]」、ターボエンジンは「良-低排出ガス」認定を取得している。
 
ターボグレード(S-turbo,X-turbo)のベース車でもある、E-limitedは、「平成17年基準排出ガス50%低減レベル」・「平成22年度燃費基準+5%」に認定され、グリーン税制対象車に指定されていた。
 
== 歴史 ==
* [[1999年]](平成11年)[[3月24日]]:公式発表・販売開始<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/1999/9903/990324.html 新型「ラピュタ」を発売] - マツダ株式会社 ニュースリリース 1999年3月24日(2015年6月5日閲覧)</ref>。
: 当初は5ドア専用のスタンダードグレード「G」、装備充実グレードの「X」、DOHCターボエンジンを搭載したスポーティグレード「S」の3グレード展開で、トランスミッションは「X」の3ドア車のみ3ATで、その他のグレード・仕様は4AT、「X」は5MTも設定されていた。また、販売開始当初はターボエンジン車のみのラインナップで、外観はKeiからエンブレム類を変更した程度だった。
* 1999年(平成11年)[[10月15日]]:マイナーチェンジ<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/1999/9910/991015.html 軽乗用車4車種をマイナーチェンジ] - マツダ株式会社 ニュースリリース 1999年10月15日(2015年6月5日閲覧)</ref>。
: シート地や内装デザインを変更したほか、「X」に設定の5MT車には[[クラッチスタートシステム]]を新たに装備。「S」の2WD車はDレンジで停車の際、自動的にニュートラルの状態に近づけて無駄な燃料消費を抑えるNS(ニュートラルスリップ)制御を新たに採用。全車にはチャイルドシート固定機構付きリアシートベルトを装備した。また、グレード体系を整理し、3ドアは「X」のみに集約して4ATのみの設定となった。
* [[2000年]](平成12年)[[2月1日]]:特別仕様車「Xポッパー」を発売(本仕様車は先にKeiで発売された「Xリミテッド」に相当する)<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2000/200002/0201.html 軽乗用車「AZ-ワゴン」「ラピュタ」、特別限定車「ポッパー(POPPER)」を発売] - マツダ株式会社 ニュースリリース 2000年2月1日(2015年6月5日閲覧)</ref>。
: アルミホイールを専用デザインに変更し、[[発光ダイオード|LED]]ハイマウントストップランプ内蔵ルーフエンドスポイラー、マフラーカッター、AM/FMラジオ付CDプレーヤー&カセットステレオを装備したほか、シートとドアトリムは起毛タイプに、メーターパネルはスポーティデザインに、ドアハンドル(インサイド・サイドとも)、ATセレクターノブ、パーキングブレーキボタンにメッキを採用した。
* 2000年(平成12年)[[6月30日]]:特別仕様車「Fun2(ファンファン)エディション」発売<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2000/200006/0630a.html 軽乗用車3車種の特別仕様車「Fun2(ファンファン)エディション」を発売] - マツダ株式会社 ニュースリリース 2000年6月30日(2015年6月5日閲覧)</ref>。
:「G」の5ドア車をベースに、ドアミラーとドアハンドルをボディカラー同色に変更し、シートとドアトリムに紺色の専用生地を採用。さらに、4WD車にはヒーテッドドアミラーも装備した。
* 2000年(平成12年)[[10月27日]]:マイナーチェンジ<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2000/200010/1027.html 軽乗用車「ラピュタ」をマイナーチェンジ] - マツダ株式会社 ニュースリリース 2000年10月27日(2015年6月5日閲覧)</ref>。
: マツダ車の特徴である逆五角形のフロントグリル「ファイブポイントグリル」と大型マルチリフレクターヘッドランプの採用によりフロントデザインを刷新。また、ラインナップを5ドアのみとしてグレード体系も刷新され、ブルーの大径スピードメーター採用した「XE(Kei「E」相当)」と助手席側シートアンダートレイ、CDプレーヤー、ボディ同色の電動格納式リモコンドアミラーを追加した「XG(同「G」相当)」、専用ローダウンサスペンションの採用やマルチリフレクターハロゲンフォグランプ、アンダースポイラー(フロント・リア・サイド)、ハイマウントストップランプ内蔵ルーフエンドスポイラー、15インチアルミホイール、シルバーメーター([[タコメーター]]付スピードメーター)を採用した「SF(同「スポーツF」相当)」とダークティンテッドガラス(リアドア、リアクォーター、バックドア)や本革巻きステアリングホイールを追加したDOHCターボ仕様の「S(同「スポーツ」相当)」の4グレードとなり、「XE」の2WD車はラピュタでは初となるDOHC NAエンジンを採用した。
* [[2001年]](平成13年)[[4月24日]]:一部改良<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2001/200104/0424.html 「ラピュタ」の環境・安全性能を強化、内装をリフレッシュ] - マツダ株式会社 ニュースリリース 2001年4月24日(2015年6月5日閲覧)</ref>。
: 4WD・4AT車を廃止してNA・2WD車専用グレードとなった「XE」は「優-低排出ガス車(★★)」、ターボ車全グレードは「良-低排出ガス(★)」認定をそれぞれ取得したほか、時速64km/hオフセット衝突に対応した軽量衝撃吸収ボディを採用。インパネデザインやメーターを変更して「XE」・「XG」はシルバーメーターとなり、シートバックの大きさやシート地を変更。また、「XE」を除く全車に運転席シートリフターとダークティンテッドガラスを、4WD車に運転席シートヒーターを、「XG」に2DINサイズのCDプレイヤー&AM/FMラジオ付きカセットオーディオをそれぞれ標準装備した。グレード体系も一部変更し、「SF」を廃止する替わりに、ターボ車の廉価仕様「XEエクストラ(Kei「21世紀記念スペシャル EX」相当)」を追加した。
* 2001年(平成13年)[[11月21日]]:一部改良<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2001/200111/1121.html 軽乗用車3車種の装備を充実] - マツダ株式会社 ニュースリリース 2001年11月21日(2015年6月5日閲覧)</ref>。
: キーレスエントリーのアンサーバック方式をハザードランプ点滅式に変更し、ボディカラーに新色を追加。また、「XEエクストラ」はSOHCターボエンジンからDOHC Mターボエンジンに置換した(Keiでの「N-1」に相当する仕様になった)ほか、オーディオは「XE」がAM/FMチューナー付カセットデッキ、「XEエクストラ」がAM/FMチューナー付CDプレーヤー、「S」がAM/FMチューナー付MD/CDカセットステレオとなり、さらに、「S」にはバケットシートとブルーリフレクターヘッドランプも装備した。なお、この一部改良により「XG」を廃止した。
* [[2002年]](平成14年)[[4月17日]]:「XE」の4AT車を一部改良し、「超-低排出ガス(★★★)」認定を取得した<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2002/200204/0417.html キャロルを商品改良し、「超-低排出ガス」車を設定 −同時にスピアーノ、AZ-ワゴン、ラピュタの一部機種も「超-低排出ガス」認定を取得−] - マツダ株式会社 ニュースリリース 2002年4月17日(2015年6月5日閲覧)</ref>。
* 2002年(平成14年)[[7月5日]]:特別仕様車「XEリミテッド」を発売(本仕様車は先にKeiで発売されていた「Eリミテッド」に相当する)<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2002/200207/0705.html 軽自動車「ラピュタ」に特別仕様車「XEリミテッド」を新設定] - マツダ株式会社 ニュースリリース 2002年7月5日(2015年6月5日閲覧)</ref>。
: 「XE」をベースに、電動格納式リモコンドアミラー、ダークティンテッドガラス(リアドア・クォーター・バックドア)、タコメーターを追加しながらベース車よりも税抜4万円値下げした。また、上級グレードの「XEエクストラ」に採用されているDOHC Mターボエンジンを搭載した4WD車も設定される。
* 2002年(平成14年)[[11月19日]]:一部改良<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2002/200211/1119a.html 「マツダ ラピュタ」を一部改良し発売] - マツダ株式会社 ニュースリリース 2002年11月19日(2015年6月5日閲覧)</ref>。
: 「S」は4輪[[ディスクブレーキ]](前輪はベンチレーテッドディスクブレーキ)、リミテッドスリップデフ(2WD・5MT車のみ)、[[レカロ]]社との共同開発による専用バケットシート、大型ルーフエンドスポイラーを追加し、15インチアルミホイールを新デザインに変更して「S-Turbo(Keiワークス相当)」に、「XEエクストラ」はメーターをブラック調に変更し、4WD車にはデアイサーを追加して「X-Turbo」にそれぞれ改名するとともに、同年7月に発売された「XEリミテッド」もメーターとフルホイールキャップのデザインを変更し、4AT車は燃費を向上、5MT車は「超-低排出ガス(★★★)」認定を取得して「E Limited」に改名、NA・2WD専用グレードとしてカタロググレード化した。なお、「XE」は「E Limited」への統合の為廃止した。
* [[2003年]](平成15年)[[9月25日]]:一部改良<ref>[http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2003/200309/0925.html 「マツダラピュタ」を一部商品改良] - マツダ株式会社 ニュースリリース 2003年9月25日(2015年6月5日閲覧)</ref>。
: シート表皮色(グレーに変更、「S-Turbo」を除く)、オーディオデザイン、フロントヘッドレストやドアトリムの形状の変更を行ったことで、「E Limited」はAM/FMラジオ付CDプレーヤーとなり、室内幅が40mm拡大した。また、ボディカラーの追加と一部入れ替えを行った。なお、「X-Turbo」は5MT車を廃止し、4AT車のみとなった。
* [[2004年]](平成16年)[[4月]]:「E Limited」を仕様変更し、「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」認定を取得した。
* [[2005年]](平成17年)[[12月]]:カタログ落ちの為、販売終了。
 
== 車名の由来 ==