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幼獣は、肩から前足に掛けて焦げ茶の体毛で覆われており、有効な保護色となっている。成熟すると目立たなくなる。
 
[[ネコ目|食肉目]](ネコ目)の共通の先祖は、森林で樹上生活を送っていたが、その中から、獲物を求めて森林から草原へと活動の場を移し、追跡型の形態と生態を身につけていったのがイヌ科のグループである。タヌキは湿地・森林での生活に適応したイヌの仲間であり、追跡形の肉食獣に較べて、水辺の生活にも適した体型である。胴長短足の体形等、原始的なイヌ科動物の特徴をよく残している。
 
[[日本]]には、[[北海道]]の[[エゾタヌキ]] {{snamei|N. p. albus}} と[[本州]]・[[四国]]・[[九州]]の[[ホンドタヌキ]] {{snamei|N. p. viverrinus}} の2[[亜種]]が棲息する。エゾタヌキはホンドタヌキよりやや被毛が長く、四肢もやや長めである。