「ミューズリー」の版間の差分

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[[1900年]]頃、生の[[果物]]と[[野菜]]が療養に必須であると考えたスイス人[[医師]]{{仮リンク|マクシミリアン・ビルヒャー=ベンナー|en|Maximilian Bircher-Benner|de|Maximilian Oskar Bircher-Benner}}が、自身の経営する[[サナトリウム]]の患者のためにミューズリーを考案した。ビルヒャー=ベンナー夫妻が[[アルプス山脈]]を登山した折りに食べた、山岳放牧の牧童の間に伝わる伝統的な食事から発想を得たとされる。ビルヒャー=ベンナーのミューズリーは、水に浸してふやかした未調理の押し[[エンバク]](燕麦)を主に、[[レモン]]汁、[[コンデンスミルク]]、おろした[[リンゴ]]から成り、好みで生の[[ヘーゼルナッツ]]や[[アーモンド]]粉末をふりかけた、[[ローフード]]に非常に近いものであった。コンデンスミルクが使われているのは、当時は冷蔵技術や[[パスチャライゼーション]]が普及しておらず、[[生乳]]の衛生に問題があったからである。ビルヒャー=ベンナー自身はこの食物を単に "d'Spys"([[仮名 (文字)|仮名]][[転写 (言語学)|転写]]:ト・シュピーズまたはト・スピーズ。スイスドイツ語で「食事」「食べ物」の意)と呼んでいた。
 
現在見られる形のミューズリーは、[[1960年代]]に[[欧米]]で健康食品<!--ここでの用法は広義のはず。リンク先が限定的定義(狭義)になっている現行でリンクは不適切。-->や[[ベジタリアニズム菜食主義]]への関心が高まって普及したものである。
 
近年、[[全粒穀物]]の[[栄養|栄養価]]の高さが注目されていることから[[日本]]でも人気を集めつつある。一部では「ムエスリー」と表記された商品もあった。
 
 
== 外部リンク ==