「リン酸カルシウム」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
5行目:
リン酸カルシウムは[[肥料]]の製造に用いられる。しかし特定のリン酸カルシウムを過剰に使用すると表面流出を招き、[[水の華]]や[[富栄養化]]などの公害に至ることもある。
 
[[E番号]]341の[[食品添加物]]として、[[チーズ]]の製造などに用いられる。また[[サプリメント]]としても用いられるが、カルシウム塩の種類により[[生物学的利用能]]が異なるとの指摘もある。歯の再石灰化を促すとして[[歯磨き粉]]にも使われている。さらに、[[遺伝子]]の[[トランスフェクション]]にも使われる<ref>[http://biologicalworld.com/calciumphosphate.htm Calcium Phosphate Method for Gene Transfection of Mammalian Cells]</ref>。機構については詳しく分かっていないが、リン酸カルシウムが沈着して[[デオキシリボ核酸|DNA]]が複合体を作り、DNAが[[細胞]]を通り抜けられるようになると考えられている。また、[[二リン酸]]と塩基性カルシウムを反応させることで二リン酸カルシウム Ca<sub>2</sub>P<sub>2</sub>O<sub>7</sub>が生成する。この物質は、[[歯磨き粉]]のマイルドな[[研磨剤]]として一般的に使用されているほか、関節への沈着によって[[偽痛風]]の要因にもなる。
 
さらに、[[遺伝子]]の[[トランスフェクション]]にも使われる<ref>[http://biologicalworld.com/calciumphosphate.htm Calcium Phosphate Method for Gene Transfection of Mammalian Cells]</ref>。機構については詳しく分かっていないが、リン酸カルシウムが沈着して[[デオキシリボ核酸|DNA]]が複合体を作り、DNAが[[細胞]]を通り抜けられるようになると考えられている。
 
また、[[二リン酸]]と塩基性カルシウムを反応させることで二リン酸カルシウム Ca<sub>2</sub>P<sub>2</sub>O<sub>7</sub>が生成する。この物質は、[[歯磨き粉]]のマイルドな[[研磨剤]]として一般的に使用されているほか、関節への沈着によって[[偽痛風]]の要因にもなる。
 
== 関連する塩 ==