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== 歴史 ==
[[画像:Gangoji05st3200.jpg|thumb|240px|現存日本最古(飛鳥時代)の瓦(本瓦葺き、[[元興寺]])]]
史上、初めて瓦が登場するのはおよそ2800年前の[[中国]]とされる。日本にはおよそ1420年前の[[西暦]][[588年]]、[[百済]]から[[仏教]]と共に伝来。専門家の瓦博士4名が派遣され、[[飛鳥寺]]で初めて使用されたとされる<ref>『日本書紀』21巻崇峻天皇</ref>。仕様は平瓦を並べ、そのジョイント上に丸瓦を並べた現在でも使われている'''本瓦葺き'''とほぼ同じである。[[飛鳥時代]]では、瓦葺きの許された建物は[[寺院]]のみである。現存日本最古の瓦は飛鳥時代のもので、[[元興寺]](飛鳥寺を移築)の極楽坊本堂と禅室に葺かれている瓦とされる。
 
[[7世紀]]末に建設された[[藤原京]]では、[[大極殿]]などの宮殿は瓦葺きで建てられていることが考古学的に確認されていることから、初めて寺院以外で瓦が使用されたとみられている。この頃の瓦窯遺構としては[[宗吉瓦窯]](現在の[[香川県]][[三豊市]]三野町吉津)の17号窯<ref>[http://www.city.mitoyo.lg.jp/forms/info/info.aspx?info_id=445 - 香川県三豊市- 宗吉瓦窯跡]</ref>がある。しかし、地方においては、8世紀中頃以前は瓦葺きは寺院に限られると見てよい<ref>菱田哲郎『丹後地域の古代寺院』(『丹後地域史へのいざない』ISBN 978-4-7842-1348-1 所収)、2007。</ref>。