「杉村三郎シリーズ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
タグ: モバイル編集 モバイルアプリ編集
m編集の要約なし
5行目:
児童書専門の出版社「あおぞら書房」の編集者から一転、日本屈指の大グループ企業・今多[[コンツェルン]]会長の娘婿となり、同コンツェルングループ広報室、さらには離婚を経て私立探偵となる'''杉村三郎'''を主人公としたシリーズで、その彼が遭遇することになった事件を描く。
 
三郎の立ち位置は探偵役と同時に、事件全体を見届ける傍観者としての役割が強く、三郎の眼を通じて事件の裏に潜む悪意が顕れていくのが特徴である。また著者自身がシリーズを『'''昭和名曲歌謡シリーズ'''』と呼称しているように、「[[車屋さん]]」(歌:[[美空ひばり]])や「[[丘を越えて]]」(歌:[[藤山一郎]])や「[[テネシーワルツ]]」(歌:[[江利チエミ]])と1作品毎に昭和の楽曲やその歌詞が用いられており、劇中のテーマとなったり、人物描写の要素として用いられている<ref group="注">『宮部みゆき全小説ガイドブック』、62 - 67項より。</ref>。また、シリーズは[[マイクル・Z・リューイン]]の「アルバート・サムスンシリーズ」からイメージされている<ref group="注">『このミステリーがすごい!』2007年版、12項より。</ref>。
 
2016年6月現在までに長編『[[誰か Somebody]]』『[[名もなき毒]]』『[[ペテロの葬列]]』の3作、短編集『希望荘』が刊行されている。また、文庫版『[[ソロモンの偽証]]』第6巻に短編「負の方程式」が所収されている。
98行目:
『'''名もなき毒'''』(なもなきどく)のタイトルでテレビドラマ化。[[2013年]][[7月8日]]から[[9月16日]]まで月曜20:00 - 20:54に[[TBSテレビ|TBS]]系「[[月曜ミステリーシアター]]」枠で放送された。[[小泉孝太郎]]はドラマ化にあたって宮部みゆきによって指名され、主演に起用された<ref name="oricon">{{Cite news |title=小泉孝太郎、宮部みゆきのご指名「素直にうれしい」“杉村三郎シリーズ”連ドラ化 |newspaper=ORICON STYLE |date=2013-05-31|url=http://www.oricon.co.jp/news/movie/2025103/full/ |accessdate=2014-09-07}}</ref>。小泉は『[[コールセンターの恋人]]』(2009年)以来4年ぶりの連続ドラマ主演であり、TBSの連続ドラマ初主演となる<ref name="oricon"/>。
 
シリーズ1作目『[[誰か Somebody]]』と2作目『名もなき毒』を原作に、前半の第1話から第5話で『誰か―』を、後半の第6話から第11話で『名もなき毒』の物語を展開する2部構成となっており、ヒロイン役も前半は[[深田恭子]]、後半は[[真矢みき]]へとリレー形式で変更される<ref group="注">『[[スポーツニッポン]]』2013年6月10日、18項より。</ref>。(場面の入れ替えはあるものの)内容は原作に沿ったものとなっているが、グループ広報室のメンバーに関して、ドラマのみ登場の同僚編集者・{{読み仮名|手島雄一郎|てしまゆういちろう}}と『[[名もなき毒]]』が初出の若手社員の加西や副編集長の谷垣が初登場時点で三郎が配属される前から在籍しているという差異があり、原作では『誰か―』のみに登場するアルバイトの椎名が後半以降も登場する。また原作では二つの事件の間は一年ぐらいあるがドラマでは誰かの終盤で名もなき毒の事件が発生している。劇中ではタイトル画面を含め「毒」が落ち染み渡る描写が取り入れられている<ref group="注">『[[週刊TVガイド]]』2013年7.26号、22頁より。</ref><ref group="注">ドラマ『名もなき毒』公式サイト セット紹介 喫茶室「睡蓮」 絵 より。</ref>。
 
第1話では、TBSに限り、直前の19:55 - 20:00<ref>通常は月曜19時枠番組『[[私の何がイケないの?]]』の[[次回予告]]番組『[[私の何がイケないの?|来週の私の何がイケないの?]]』。</ref>に予告番組『'''もうすぐ名もなき毒'''』が放送された。
123行目:
* 浜田 利和(聡美の婚約者) - [[高橋光臣]]
* 梶田 弥生<ref>[http://cache.yahoofs.jp/search/cache?c=gRmfk_rCR1oJ&p=%E6%A2%B6%E7%94%B0+%E5%BC%A5%E7%94%9F+%E5%90%8D%E3%82%82%E3%81%AA%E3%81%8D%E6%AF%92&u=tv.yahoo.co.jp%2Fprogram%2F73916127%2F yahooテレイガイド]{{リンク切れ|date=2014年9月}} 役名出典。</ref>(信夫の妻) - [[相築あきこ]]
* 野瀬 祐子<ref group="注">初出の第2話から第3話まではクレジットで「トモノ玩具の女」と表記されていた。</ref>(トモノ玩具元事務員) - [[伊藤かずえ]]
* 卯月 勝利(城東中央警察署刑事) - [[菅原大吉]]
* 梶田 信夫(今多嘉親の専属運転手・自転車ひき逃げ事件被害者) - [[平田満]]
258行目:
| 特記事項 = 初回は19:00 - 20:49に放送(2時間SP)。<br />最終回は『[[2014年アジア競技大会|アジア大会2014韓国仁川]]』中継の関係で130分繰り下げ(22:10 - 23:04)。
}}
『'''ペテロの葬列'''』(ペテロのそうれつ)<ref>{{cite web|url=http://www.tbs.co.jp/hot-jyouhou/201406061118.html|title =原作・宮部みゆき 主演・小泉孝太郎 7月7日(月)よる7時スタート(※通常回はよる8時〜)月曜ミステリーシアター『ペテロの葬列』長谷川京子がヒロインに決定!!|date=2014-06-06|work=TBSホット情報 |publisher=TBSテレビ|accessdate=2014-06-06}}</ref>(ペテロのそうれつ)のタイトルでテレビドラマ化。[[2014年]][[7月7日]]から[[9月15日]]まで毎週月曜日20:00 - 20:54<ref group="注">初回は19:00 - 20:49に放送(2時間SP)。最終回は『[[2014年アジア競技大会|アジア大会2014韓国仁川]]』(女子サッカー)中継の関係で、22:10 - 23:04に繰り下げて放送予定。</ref>に、[[TBSテレビ|TBS]]系の「[[月曜ミステリーシアター]]」枠で放送された。ドラマのタイトルにちなみ、ポスタービジュアルは出演者全員が[[喪服]]姿である。グループ広報室のメンバーに関して、原作にはない同僚編集者・手島雄一郎(てしまゆういちろう)と原作『誰か―』のみに登場するアルバイトの椎名遥(しいなはるか)が前作のドラマ『名もなき毒』に引き続き出演する。また、間野京子の編集部への配属開始時期が原作では本編開始以前からであったが、ドラマでは本編途中に変更されている。間野京子の立ち位置も原作とドラマでは大きく異なる<ref name="mynavi">{{Cite news|url=http://news.mynavi.jp/news/2014/06/06/086/|title =長谷川京子、宮部みゆき『ペテロの葬列』ヒロインに「期待以上のところへ」 |newspaper=マイナビニュース|date=2014-06-06|accessdate=2014-06-06}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.tbs.co.jp/petero2014/interview/interview2.html|title =間野京子役 長谷川京子さんインタビュー|work=スペシャル |publisher=TBSテレビ |date=2014-06-27|accessdate=2014-07-14}}</ref>。また、ドラマでは原作にも登場する『聖ペテロの否認』以外にも数々の絵画が登場する<ref name="ikasama">{{cite web|url=http://www.tbs.co.jp/petero2014/staff_report/r13.html|title = vol.13 2話の絵画「いかさま師」に関して|work= プロデューサー日記|publisher=TBSテレビ |date=2014-07-15|accessdate=2014-07-15}}</ref>。杉村菜穂子・桃子を演じる国仲涼子と小林星蘭は、『[[激流 (柴田よしき)#テレビドラマ|激流〜私を憶えていますか?〜]]』でも親子役を演じた。
 
詳細な人物説明・あらすじは『[[ペテロの葬列]]』を参照。
278行目:
* 今多 嘉親(会長) - [[平幹二朗]]
* 森 信宏(元常務取締役財務担当) - [[柴俊夫]]
* 橋本 真佐彦(広報部会長秘書室付) - [[高橋一生]]<ref group="注">{{要出典|前作第9話では[[平沼紀久]]が演じていた。|date=2014年7月}}</ref>
* 今多 小夜子(菜穂子の義姉・社長夫人) - [[安蘭けい]]
* 高野 千夏(会長秘書室秘書) - [[映美くらら]]
* 水田 大造(喫茶「睡蓮」マスター) - 本田博太郎
* 杉村 桃子(三郎と菜穂子の娘) - [[小林星蘭]]<ref group="注">前作では[[矢崎由紗]]が演じていた。</ref>
 
===== バスジャック関係者 =====
431行目:
|}<!-- 視聴率を書くときは出典を付けること。スポニチサイトを参照した場合は上の出典の参照日付を同時に更新してください。 -->
 
== 出典脚注 ==
{{Reflist|2}}
=== 注釈 ===
{{Reflist|group=""|2ヘルプ}}
{{Reflist|group="注釈"|2}}
=== 出典 ===
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist|2}}
 
== 外部リンク ==