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上述のSystem/360の保護キーは物理アドレスと対応している。[[インテル]]の[[Itanium]]や[[ヒューレット・パッカード]]の[[PA-RISC]]などでは、それとは異なる保護キー機構が使われており、仮想アドレスと保護キーが対応付けられていて、プロセスに複数の保護キーを割り当て可能である。
 
ItaniumやPA-RISCのアーキテクチャでは、論理アドレスから物理アドレスへの変換([[トランスレーション・ルックアサイド・バッファ|TLB]]エントリ)にキー (Itanium) またはプロテクションID (PA-RISC) が付属している。ある時点で動作中のプロセスには保護キーレジスタ群がある(Itaniumでは16本<ref>[http://download.intel.com/design/Itanium/manuals/24531805.pdf Keys in Itanium] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20071128062412/http://download.intel.com/design/Itanium/manuals/24531805.pdf |date=2007年11月28日 }}</ref>、PA-RISCでは4本<ref>[http://h21007.www2.hp.com/portal/download/files/unprot/parisc/pa1-1/acd.pdf Memory protection in HP PA-RISC]</ref>)。物理アドレスへの変換で選ばれたTLBエントリにあるキーはそれらレジスタ群にある保護キーと比較される。他のチェックと同時にキーが一致しないとアクセスは許可されない。キーがどのレジスタとも一致しない場合、例外が発生する。その[[例外処理]]では、必要に応じて実行中プロセスが他に保護キーを持っていないかチェックする。すなわち、保護キーレジスタ群はソフトウェアが管理するキャッシュのように扱われる。
 
PA-RISCの保護キーは15ビットから18ビットで、Itaniumでは最小でも18ビットである。保護キーは保護領域 (protection domain) に対応しており、一般的にはライブラリやモジュールなどに対応する。