「天使にラブ・ソングを…」の版間の差分

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== キャスト ==
括弧内は日本語吹替え声優で、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]版/ソフト版の順。[[BS日本|BS日テレ]]ではソフト版で放送された。
;デロリス・ヴァン・カルティエ/シスター・メアリー・クラレンス
:演:[[ウーピー・ゴールドバーグ]]([[中村晃子]]/後藤加代)/子供時代:アイシス・カーメン・ジョーンズ
:本作のメインキャラで[[リノ (ネバダ州)|リノ]]のクラブ「ムーンライトラウンジ」で歌うしがないクラブ歌手。英語表記はDeloris van Cartier及びSister Mary Clarence。ギャングである愛人ヴィンスが裏切り者を始末する現場を目撃して命を狙われる羽目になり、'''シスター・メアリー・クラレンス'''と名乗ってカトリックの修道院にかくまわれることになる。
:「ここは[[禁煙]]で、しかも修道服を着なきゃなんないだなんて、[[ペンギン]]みたいな姿じゃない!」と堅苦しい生活に辟易しながらも、やがて閉塞感の漂う修道院に手腕や歌で改革の嵐を巻き起こす中で、修道院長や周りのシスターたちと固い絆で結ばれていくことになる。
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<!--初版のサウンドトラック封入の歌詞カードに載っている解説では、ウーピーがインタビューに対して上述の回答を寄せたことについて言及されているので、「雑誌でのインタビューで~」の件だけ消しました-->
;ヴィンス・ラ・ロッカ
:演:[[ハーヴェイ・カイテル]]([[堀勝之祐]]/同)
:ネバダ一帯に縄張りを持つマフィアのボス。英語表記はVince la Rocca。デロリスは愛人であったが、殺人現場を目撃されたため、抹殺しようと執拗に狙う。裏切り者を容赦なく始末する冷酷さを持つにも関わらず、尼僧のデロリスを撃てないほどの篤信家かつ小心者で、毎回部下のジョーイやウィリーに撃たせようとする。その為、祈っていたデロリスから部下のジョーイとウィリーの前で「小心者のヴィンス」と言われてしまった。デロリスを捕まえようとしてジョーイやウィリーと共に一斉に動いて通り道につっかえたりするなど、マフィアだが少し間抜け。最終的には小部屋でデロリス及びシスター達を追い詰め、デロリスの眉間に銃口を向けたが、間一髪駆けつけたサウザー警部と警察達により捕まった。連行されながらデロリスの方を向いて幾度も口汚く罵ったが、デロリスが一言だけ言わせて欲しいと立ち止まらされ、「God Bless You.(神の御加護を)」と返されてしまった。
;修道院長
:演:[[マギー・スミス]]([[藤波京子]]/[[京田尚子]])
:聖キャサリン修道院の[[女子修道院長|院長]]。シスター名は不明。英語表記はMother Superior。シスター達からはMother(和訳では院長様、修道院長様)と呼ばれている。修道院の規律に厳格で、本人ですら「頭が硬すぎる」と言ってしまうほどの筋金入りのお堅く生真面目な性格。かなりの毒舌でもあり、作中では丁寧な口調の中に一見分かりづらい毒舌を混ぜている。デロリスとは聖歌隊の一件をきっかけに頑固なまでに対立し、ほかの修道院へ移ることを決意するほどになるが、シスターたちが心から彼女に信頼を寄せ、強い友情と堅い絆を育んでていることを知っていき、心動かされ、最終的にはヴィンスの発言に対して彼女のことを「寛容と高潔と愛の体現者であり、立派な尼僧の精神を持った尼僧の鑑」と称して認め、デロリスと完全に和解する。
:続編では昔、デロリスと同じように新しい事に挑戦し、『2』からのある人物と共に大司教を困らせていた事が発覚する。
:なお、コメンタリーではデロリスを演じたウーピーやラザラスを演じたメアリー、エミール監督などから「プロ意識の塊」「素晴らしい女優」などと称され、さらにエミール監督は「彼女は笑いのセンスも良い」とも称した。ロバートを演じたウェンディは「(ウーピーとの)二人の掛け合いが面白い」「(2人が)修道衣姿を見るだけで笑っちゃう」とも語っている。
;メアリー・パトリック
:演:[[キャシー・ナジミー]]([[さとうあい]]/[[信沢三恵子]])
:ふくよか体型のかなり陽気で表情豊かなシスター。英語表記はSister Mary Patrick。ふくよかな体型に反して踊りが上手く、動きが結構身軽。性格は非常に陽気でマイペースで優しく茶目っ気もあり歌やダンスなど楽しいことが大好き。ただし、楽しさから少し暴走してしまう事もある。好物はアイスクリーム。歌においてはかなりの声量のハイトーンボイスで、聖歌隊において、ハーモニーが取れなかった上に周りのシスター達を飛び上がらせたり、耳を塞がせたり、胸を抑えさせるほどに驚かせていたが、デロリスの指導で周りの歌声を聴いて合わせる事を覚え、上達していく。
:デロリスとの絆から、彼女が拐われた際には「(彼女を助けるのが)使命だわ」と発言している。
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:なお、キャシーはパトリックを演じるに辺り、偶然つけたTVに写った元気で明るく陽気なシスター『シスター・ハート』を見て、彼女がパトリックのモデルだと思い、彼女をモチーフにパトリックのキャラを作ったとも話した。
;メアリー・ロバート
:演:[[ウェンディ・マッケナ]]([[矢島晶子]]/[[石川悦子]])歌唱部分:アンドレア・ロビンソン
:シスター達の中で一番年の若いシスター見習い。英語表記はSister Mary Robert。かなり内向的で非常に大人しい性格だが、修道院に溶け込めずにいたデロリスのことを誰よりも先に気遣う優しさと思いやりを持つ。大好きなものは春。兄弟姉妹は兄がいる。
:奉仕の人生が自分の使命だと考えて修道女を志願したものの、引っ込み思案で不器用な性格、本人曰く「何につけても人よりやる事が下手で遅い」との事から強い劣等感を抱き、自信が持てなかったが「自分にしか出来ない事で力を発揮したい」とずっと考えていた。
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:ウェンディ・マッケナはコメンタリーにおいて「“もちろん歌えるわ"と言って(披露したら)恥をかいた」と話し「口パクなら任せてよ」と発言しており、ロバートについては「最初は内気で気弱だけれど、デロリスのお陰で解放され、声に出せるようになるのよ」との事。
;メアリー・ラザラス(吹き替え版ではメアリー・ラザロ)
:演:[[メアリー・ウィックス]](河村久子/[[牧野和子]])
:聖キャサリン修道院のシスターで聖歌隊の元指揮者。英語表記はSister Mary Lazarus。シスター内でも年はかなり年長で、シスターの中で2番目に(イグネイシャスとはほぼ同じ身長だが)大柄な体格をしている。好物はシロップをかけたアイスとピーカン味<ref>ピーカンは胡桃(クルミ)の1種。</ref>のアイス。成り行きから聖歌隊の指揮をすることになった(と思い込んでいた)デロリスを煙たがるが、彼女に指揮を任せてからの指揮能力を認めてからは良き友人になり、パトリックやロバートとも友人に。やや低い中間音の声質でパートはアルト。ロバートやパトリックと共にソロパートが多い。なお、歌うことに関してはデロリスにパートを任されて歌い出してからは楽しさを感じて笑顔を見せており、他の聖歌隊仲間とも親しくなっている。年齢のためか、振り付けを間違ったりしている。
:デロリスとの絆から、彼女が拐われた際には「警察だけじゃ不安よ」と話して助けに行こうとしていた。
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:CDのShoutという曲の歌詞カードの中では歌詞カードを書いた人のミスにより「Sister Allen(シスター・アレン)」と表記されている(なお、シスター・アルマの英語表記、正しくは「Sister Alma」)。曲内でデロリスはしっかりアルマと呼んでいる。
;エディー・サウザー(サウザー警部)
:演:[[ビル・ナン]]([[玄田哲章]]/[[西村知道]])
:事件の捜査とデロリスの警護を担当する警部。英語表記はEddie Souther及びInspector Souther。優しく曲がった事が嫌いで正義感にあふれており少し口が悪く雑把な所があるかなりの猪突猛進型。内通者を見抜くなど頭の回転と勘は良いが、拳を食らわすなど少し手が出やすい部分もある。他者を守りたいという気持ちが非常に強く、その思いから強い口調になったり暴言を吐くことも。
:デロリスに対して度々強く発言するが、ミサに誘われると笑顔で了承するなど、優しい紳士である。
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:法皇様が聖歌隊の評判を聞きつけ日曜の夜に御閲覧に際した際はかなり嬉しげにソワソワしており、その話を勿体ぶった為、ラザラスから「焦らさないで」と言われている。
;ジョーイ
:演:ロバート・ミランダ(西村知道/[[山下啓介]])
:ヴィンスの部下。英語表記はJoey。裏切り者を容赦なく始末する非情さを持つが、追い詰めたデロリスに対し「尼僧は撃てない」と躊躇するなど小心で信心深い一面も持つ。
;ウィリー
:演:[[リチャード・ポートナウ]]([[千田光男]]/[[曽我部和恭]])
:ヴィンスの部下。英語表記はWilly。ジョーイ同様、小心かつ敬虐で尼僧に対し銃を向けられない性格。
;聖キャサリン修道院聖歌隊のシスター達(和訳では聖歌隊の修道女、英語ではChoir Nun)