「オステオパシー」の版間の差分

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:アメリカにおいては、オステオパシーの歴史の中でさまざまな手法が開発されていったのに対し、イギリスでは、スティルに学んだリトルジョンが持ち帰った古典的な手法を今に伝えている。また、原則に従いながら様々な研究も行われより効果的なものが伝えられている。スティルは徹底して解剖学を重視し、リトルジョンは生理学的な考えのもとでの治療も必要であることを主張した。両者とも解剖学と生理学は相互に関係性を持っていることは十分に理解していた事は、間違いのない事実である。それはスティルの四大原則からもうかがえる。このイギリスで行われるオステオパシーの手法を、古典的手法を現代に伝えたものとして、一般的にクラシカルオステオパシーと呼ぶ。スティルによって提唱された四大原則(1.身体には自己治癒力と自己調節の機能が備わっている 2.構造(解剖学)と機能(生理学)は相互に関係がある 3.身体は肉体、精神(魂)が全体として働くひとつのユニットである 4、これらに基づいて合理的な治療を行う)を忠実に遵守し、オステオパシー本来の源流を汲むものである。
;FDM
:フェイァッシャルディストーションモデル(FDM 旧オーソパシックメディスン)とは、“筋膜歪曲様式”と訳すことが出来る。急性損傷や慢性疾患を、人体を構成する組織に生じた変化と捉え、それを手技による矯正技術により適切に再生させる画期的な療法である。FDMでは、損傷は人体組織に発生する六種類の変化のうち、1つ、或いは複数の組み合わせと認識する。
:※ここで言う“組織”とは、腱、靭帯、筋支帯、筋膜バンド、癒着、そして周囲を取り囲む他の組織、骨、神経、器官などを構成する、人体の主要な結合組織を意味している。