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Hunghj (会話 | 投稿記録)
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[[1932年]]、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[刑務所]]。[[死刑囚]]監房で[[看守]]を務める'''ポール'''のもとに、一人の大男が送られて来る。双子の少女を強姦殺人した罪を持つ死刑囚'''ジョン・コーフィ'''は、その風貌や罪状に似合わないほど弱く、繊細で純粋な心を持っていた。これと同時期に、知事の妻の甥である'''パーシー'''が看守となり、傲慢な態度で他の看守たちから嫌われる存在になる。
 
ある時、コーフィは触れるだけでポールの重い[[尿路感染症]]を治してしまう。彼はその後も、パーシーに重傷を負わされた[[ネズミ]]の'''ミスター・Mr.ジングルス'''の命を救い、これを見た看守たちは、彼はその不思議な力を神から授かった特別な存在なのではと考え始める。同時にポールは悩む。コーフィが[[電気椅子]]に送られること、それを行う自分たちは大きな過ちを犯しているのではないかと。
 
しばらくして、'''ウィリアム・ウォートン'''―通称“ワイルド・ビル”という凶悪な死刑囚が送られてくる。コーフィはハルの妻・'''メリンダ'''から吸い取った病気をすぐに吐き出さず、パーシーに移した。パーシーは錯乱状態となってウォートンを銃で撃ち殺し、まもなく精神病院に送られた。それからコーフィはポールの手を取って双子の少女の殺人事件の真相を伝え、ポールはウォートンが双子の少女を殺害した真犯人だったと知る。
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しかし、コーフィの冤罪を覆す証拠は存在せず、死刑執行が決定される。ポールたちはコーフィに脱獄を勧めるが、「毎日のように、世界中の苦しみを感じたり聞いたりすることに疲れたよ」と言いコーフィはそれを拒否して死ぬことを選んだ。数日後、コーフィは電気椅子に送られ、ポールの手で処刑された。
 
その後、ポールは108歳になっても健康に生き続け、ミスター・Mr.ジングルスも60年以上生き続けていた。これはコーフィの力の副作用によるものだったが、ポールは自分がコーフィを処刑したことで神から罰を与えられ<ref>John Coffey、つまりJesus Christと同じJ.C.であり、『[[キリストの磔刑]]』を表象している。</ref>、家族や友人全員より長生きすることになると信じている。そしてミスター・Mr.ジングルスの異常な長寿ぶりから、自分が死ぬのは遠い先のことだろうと考えている。
 
==主要登場人物==