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{{出典の明記|date=2012年8月9日 (木) 08:47 (UTC)}}
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{{Infobox Buddhist term
'''瞋'''(しん、{{lang-sa-short|vyāpāda}} {{lang-pi-short|byāpāda}}または{{lang-sa-short|dveṣa}} {{lang-pi-short|dosa}}、英語:ill-will)は、[[仏教]]が教える[[煩悩]]のひとつ。'''瞋恚'''(しんに)ともいう。[[我]](自分)に背くことがあれば必ず怒るような[[心]]である。仏教で人間の諸悪・苦しみの根源と考えられている[[三毒]]、[[三不善根]]のひとつ。また、瞑想修行を邪魔する5つの煩悩、[[五蓋]]のうちの2番目の煩悩である。
| fontsize=100%
 
| title=瞋
| pi= dosa<br /> ([[デーヴァナーガリー|Dev]]: दिस)
| sa= dveṣa<br /> ([[デーヴァナーガリー|Dev]]: द्वेष)
| en= hatred, aversion
| bo=ཞེ་སྡང
| bo-Latn=[[ワイリー方式|Wylie]]: zhe sdang; <br/>[[THL Simplified Phonetic Transcription|THL]]: shyédang
| ko = [[:ko:진 (불교)|진]]
| ko-Latn = jin
|km=ទោសៈ , ទោស<br>(Tosak, Tors)
| zh=瞋(T) / 瞋(S)
}}
'''瞋'''(しん、{{lang-sa-short|vyāpāda}} {{lang-pi-short|byāpāda}}または{{lang-sa-short|dveṣa}} {{lang-pi-short|dosa}}、英語:ill-will)は、[[仏教]]が教える[[煩悩]]のひとつ。'''瞋恚'''(しんに)ともいう。[[我]](自分)に背くことがあれば必ず怒るような[[心]]である([[自己愛憤怒]])。仏教で人間の諸悪・苦しみの根源と考えられている[[三毒]]、[[三不善根]]のひとつ。また、瞑想修行を邪魔する5つの煩悩、[[五蓋]]のうちの2番目の煩悩である。
 
瞋恚を断つ方法としては、[[パーリ仏典]](Pali Canon)中部(Majjhima Nikāya)の62番目の経典である大ラーフラ教誡経(Mahārā­hu­lovāda­sutta)に例が示されている。この中で、[[釈迦]]は息子の[[羅睺羅]](ラーフラ)に以下のように説いている。
 
{{Quotation|
{{quote|Mettaṃ, rāhula, bhāvanaṃ bhāvehi. Mettañhi te, rāhula, bhāvanaṃ bhāvayato yo byāpādo so pahīyissati.<ref>[https://suttacentral.net/pi/mn62 SuttaCentral (https://suttacentral.net/pi/mn62)]</ref><br>
 
ラーフラ、[[慈悲の瞑想]]を深めなさい。というのも、慈悲の瞑想を深めれば、ラーフラ、どんな瞋恚も消えてしまうからです。}}
 
 
 
==脚注・出典==
{{Reflist}}
 
 
 
<!-- == 参考文献 == -->
== 関連項目 ==
{{Wiktionary}}
* [[防衛機制]] - [[自己愛憤怒]]
<!-- {{Commonscat|}} -->
* [[セルフコントロール]] - [[アンガーマネジメント]]
* [[煩悩]]
* [[三毒]]
* [[五蓋]]
 
<!-- == 外部リンク == -->
 
{{心所}}