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原則として、担当警察官の交代勤務により、警察官が24時間常駐している。しかし、警察官が減少しているため、一定時間のみ警察官が滞在する交番や、警察官を配置せずに[[テレビ電話]]を置いただけの無人交番も運用されている。この様な問題を抱えている交番を「空き交番」ということがある([[#空き交番|後述]])。このことで、暴漢から交番に逃れたものの無人で、結局[[暴行]]を受けた、などの事件も発生しており、今後の課題となっている<ref>[[1985年]]5月、[[横浜市]][[南区 (横浜市)|南区]]で、介抱泥棒を取り押さえた大学生コンビが無人の交番で返り討ちに遭い、刺されて1人が死亡した「平野さん事件」、別名「勇気ある大学生殺傷事件」は有名 亡くなった学生は[[警察協力章]]と[[内閣総理大臣顕彰]]を受賞した</ref>。
 
交番は、地域課のパトロール担当の警察官が常駐するところであるだけでなく、[[110番]]通報するまでもない状況の時(例として[[万引き]]の犯人を取り押さえて引き渡す)には警察官の出動依頼も可能である。110番通報よりも最寄の交番に[[電話]]をかける方が警察官の現場到着が早い場合もある(電話を受けた交番では制服警察官が[[黒バイ]]や自転車で飛んで行く。また、[[神奈川県警察]]・[[兵庫県警察]]・[[岡山県警察]]などでは交番には・駐在所の電話番号を公表していないため、一般の電話から交番に直接かけることができない地域もある)。
*但し、電話連絡を受けた警察官は、その連絡の内容を本署に報告し、指示を受けてから出動する他、重要事件の場合はその警察官がさらに交番から110番通報をして、本部組織(機動捜査隊や鑑識課など)の応援を要請してから出動するので、かえって時間がかかることも多く、緊急時には交番や警察署ではなく110番へ電話をかけることが推奨される。
その他、管轄地域内で起こった[[事件]]、[[事故]]などの報告などが可能である。また、交番には付近の[[地図]]が掲示されているほか、日常的に管轄区域のパトロールを行う警察官は近所の[[地理]]に詳しい場合が多いため、交番で道を尋ねる風景はよく見られる(警察内部では「地理案内」と呼ぶ)。また、交通量の多い[[交差点]]に面して設置されている交番では、交通の監視の機能をもたせ、[[スピーカー]]を通して注意を促したりする場合もある。