「Wikipedia:色の使用」の版間の差分

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冒頭Nutshellの「原則禁止」に枕詞の「中立性や正確性に悪影響を及ぼす場合」が抜けていたので追記 (井戸端でのご指摘反映)
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; 一般的には7:1以上
: テキスト文字やテンプレート、あるいは文字情報が含まれる画像は、背景色と文字色のコントラスト比が 7:1 以上あるべきです{{refnest|group="注"|「1.4.6 コントラスト (高度):テキストおよび画像化された文字の視覚的な表現には、少なくとも 7:1 のコントラスト比がある。(レベル AAA<ref group="注" name=WCAGLevel/>)」<br />「1.4.3 コントラスト (最低限):テキストおよび画像化された文字の視覚的な表現には、少なくとも 4.5:1 のコントラスト比をもたせる。(レベル AA<ref group="注" name=WCAGLevel>WCAG 2.0では適合レベルをA (最低レベル)、AA、AAA (最高レベル)の3段階に分類している。</ref>)」WCAG 2.0(W3C勧告)日本語訳<ref name="WCAG2和訳"/>}}<ref group="注">ただし、背景色と文字色の両方がMediaWiki、または外装のデフォルト設定のままである場合はその限りではありません。これは、編集者がそれらの色を変更することが難しく、また個別ページの編集ではなくMediaWikiの仕様変更で対応すべき事柄であるためです。</ref>。コントラスト比を確認する際には、デフォルトの黒文字だけでなく青リンクや赤リンク、茶リンクも試します。将来的に記事が加筆修正され、黒文字から[[Help:リンク色|リンク色]]に置き換わる可能性があるためです。
 
; 大きい文字は4.5:1以上
: 大きい文字は、その大きさのおかげで小さな文字より見やすいため、コントラスト比の要件は緩和されます。しかしウィキペディア上では見出しであっても「大きい文字」の定義に該当しないため、この緩和要件が適用されるケースは極めて稀です。大きい文字のコントラスト比は一般的には 4.5:1 以上、合意がある場合でも少なくとも 3:1 以上にしてください{{refnest|group="注"|「1.4.6 コントラスト (高度):[中略] 大きな文字:サイズの大きなテキスト及びサイズの大きな文字画像に、少なくとも 4.5:1 のコントラスト比がある。」<br />「1.4.3 コントラスト (最低限):[中略] 大きな文字:サイズの大きなテキスト及びサイズの大きな文字画像に、少なくとも 3:1 のコントラスト比がある。」<br />「サイズの大きな(テキスト):少なくとも18ポイント、又は14ポイントの太字。あるいは、中国語、日本語、及び韓国語 (CJK) のフォントは、それと同等の文字サイズ。」WCAG 2.0(W3C勧告)日本語訳<ref name="WCAG2和訳"/>}}。
 
; 署名の色は4.5:1以上
: 登録利用者は署名を変更できますが、デフォルトの白背景(#FFFFFF)に対しコントラスト比が 4.5:1 以上になるようにしてください。
 
; デフォルト以外の外装への配慮
:{{see also|[[Help:外装の詳細設定]]}}
: ウィキペディアのサイトを閲覧する際の外装 (スキン) は個人設定で変更でき、6種類あります。それぞれ外装の色が違いますが、上記のコントラスト比要件は、デフォルトのベクター外装を基準としています。
 
原則的にはこれらの外装におけるコントラスト比も考慮すべきですが、本ガイドラインでは特に制限しません。ただし、合意によりベクター外装におけるコントラスト比が 7:1 未満になる場合はデフォルト以外の外装でのコントラスト比が 4.5:1 以上であることを検証する必要があります。
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上記の理由から、多くの場合はデフォルトから色を変える必要はありませんが、例外も存在します。
; 半公共的なテーマカラー
: 私営鉄道・バスなど、公共性の高いサービスを営利私企業が運営している場合、テーマカラーによる分類が広告宣伝とみなされるか線引きが曖昧です。しかし色の強調効果の観点から、不必要な場所に着色してページ全体の重みづけを崩さないことが何より重要です<ref group="注">色の過剰なマークアップを禁じた例として、[[プロジェクト:鉄道#過剰なマークアップは控える|プロジェクト:鉄道]]があります。</ref>。学会や公共機関によって推進される研究プロジェクトなどで慣例的に使用されている分類色も同様です。これら分類色の一部は、アクセシビリティやコントラスト比の基準を満たしていないため、注意が必要です{{refnest|group="注"|国際層序委員会による地質系統・地質年代表 (International Stratigraphic Chart) 2015年1月版<ref>[http://www.stratigraphy.org/ICSchart/ChronostratChart2015-01.pdf International Stratigraphic Chart 2015年1月版]</ref>に基づき、記事ページ[[Special:Permalink/66195805|地質時代]]は作成されていますが、アクセシビリティやコントラスト比の要件を満たしていません。}}。
; コントラスト比の基準緩和
: テキスト文字と背景色のコントラスト比を 7:1 以上に保つには現実的には難しい場合もあります。[[Wikipedia:ウィキプロジェクト|ウィキプロジェクト]]での合意が得られた上であれば<ref group="注" name="NoProject">該当するウィキプロジェクトがない場合、記事のノートページで提案し、[[Wikipedia:コメント依頼]]などを活用して十分な告知を行ってください。</ref>、変更することができます。ただしデフォルト色以外への変更は、記事の情報を増やしたり正確性を増すのにどうしても必要であり、かつ他に代替がない、という場合のみに限られます。コントラスト比緩和の限度は 4.5:1 までです。
; 背景色が白 (#FFFFFF) 以外の画像
: このような画像にテキスト文字を挿入する場合、中立性の観点やアクセシビリティ、コントラスト比の考え方を遵守した上で、文字色を黒 (#252525) から別の色に変更することができます。特段の合意形成は不要です。
; 不適切な色使用の差戻
: 仮に本ガイドラインから逸脱した不適切な記事を見つけからといって、すぐさまデフォルト色に戻すのも実践的な編集とは言えません。デフォルト色に戻すことにより、これまでの自分の努力を否定された、あるいは重箱の隅を突く取り締まり行為だと感じる編集者もいるかもしれません。またデフォルト色に戻すのではなく、薄い背景色に変更してコントラスト比を高めるに留めるべきだと考える人もいるでしょう。まずは同様の色使いの記事がないか、関連記事やテンプレートも確認します。その上でウィキプロジェクトで提案<ref group="注" name="NoProject" />し、デフォルト色に戻すべき理由を説明することが肝要です。
; 不測のケース
: 本ガイドラインに定義されていないケースに遭遇して判断に迷う場合は、色以外のウィキペディア方針や[[Wikipedia:スタイルマニュアル|スタイルマニュアル]]などのガイドラインを参照し、色の使用にも同じ考え方を援用できないか検討します。その上で色の変更が必要と判断されれば、ウィキプロジェクトで提案<ref group="注" name="NoProject" />できます。
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Reflist|group="注"}}
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* [[Help:携帯端末でのアクセス]]
 
; 以下は配色に関する[[Wikipedia:私論|私論]]です。
:* [[Wikipedia:アクセシビリティ#色]] - 色使用の概論のみ (方針やガイドラインとして提案中)
:* [[Wikipedia:色のコントラスト]] - Help:配色のコントラスト比とほぼ内容重複
:* [[Wikipedia:テンプレートの色で編集合戦をしない]] - 色の編集合戦の実例も紹介
:* [[Wikipedia:配色の変更は控えめに]] - 本ガイドラインとほぼ内容重複
:* [[Wikipedia:配色の変更の有用性]] - 本ガイドラインの方向性と反する私論
 
{{Wikipediaの方針とガイドライン}}
{{デフォルトソート:いろのしよう}}
[[Category:記事のスタイルについてのガイドライン]]
 
{{デフォルトソート:いろのしよう}}