「セイヨウネズ」の版間の差分

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この木はよく[[園芸]]用に使われるが、小さいため他の木材のように使うことはできない。しかし[[スカンジナビア半島]]では、[[バター]]や[[チーズ]]などの日用品を入れる入れ物や、木製のバターナイフとして加工される。
 
[[収れん作用]]を持つ紫色の熟した松かさは生で食べると苦いが、乾燥させて肉、[[ソース (調味料)|ソース]]、[[ファルス (料理)|ファルス]]、[[ジン (蒸留酒)|ジン]]などの香り付けに使われる。実際にジンという言葉はネズの類を表す {{lang-fr|genévrier}} (ジュネヴリエ)もしくはセイヨウネズを表す {{Lang|fr|genièvre}} (ジュニエーヴル)に由来する。
 
また味もとても強いため、[[ジビエ]]や[[舌]]など、癖の強いものの調理に少量だけ使われる。[[フィンランド]]の伝統的な[[ビール]]「[[サハティ]]」(Sahti)を作るためにも必須である。さらに、[[ローマ帝国]]の[[ペダニウス・ディオスコリデス]]による『''デ・マテリア・メディカ''』(『薬物誌』、『ギリシア本草』)には、[[避妊]]用に使われたと記述される。