「放射性炭素年代測定」の版間の差分
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また近年では、δ13Cによって同位体分別を行った後のBP年代値に数学的な統計処理を行い、95.4%確率と68.2%確率の各確率間で、より詳細な確率分布を求める確率法(High-Probability density range)と呼ばれる手法も使用されている。
=== 海洋リザーバー効果 ===
遺跡の土器に付着した炭化物を測定する場合、その土器が食品の調理や貯蔵に用いられた際に海水に由来する塩分を使用された場合、浸透した海産物の影響で年代が古く推定されることがわかっており、海洋リザーバー効果と呼ばれている。
典型的な弥生後期の土器の分析で、実際より100年ないし500年古く推定されることがわかっている。このため、この測定法で弥生時代や古墳時代の始まりが数百年遡るとされた考古学的年代推定が、再度大幅に書き換えられるようになっている<ref>[https://www.rekihaku.ac.jp/outline/publication/ronbun/ronbun8/pdf/185010.pdf 弥生移行期における土器 使用状況からみた生業 - 国立歴史民俗博物館] 国立歴史民俗博物館研究報告 第185集 2014年2月 p283-347</ref>。
== リザーバ効果 ==
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