「神奈川中央交通中山営業所」の版間の差分

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'''神奈川中央交通中山営業所'''(かながわちゅうおうこうつうなかやまえいぎょうしょ)は、[[神奈川県]][[横浜市]][[旭区 (横浜市)|旭区]]白根町967-2に所在する<ref name="所在地">[http://www.kanachu.co.jp/bus/route/office.html 営業所・路線図について] - 神奈川中央交通(2017年01月10日閲覧)</ref>[[神奈川中央交通]](神奈中バス)の営業所である。最寄バス停留所は「'''中山車庫'''」<ref name="所在地"></ref>。神奈川中央交通本体の営業所としてはもっとも新しい<ref group="注釈">神奈川中央交通本体の営業所として。この他、ほか神奈央交通バスグループの営業所としては、[[2017年1]](平成29年)1月1日付けで新規に開設された神奈川中央交通東の[[神奈川中央交通東・橋本営業所|橋本営業所]][[神奈川中央交通東・厚木営業所|厚木北営業所]]がある。</ref>。
 
[[神奈川中央交通#車両番号(社番)|所属車両の社番]]の頭文字は「'''な'''」<ref name="バスラマP23">『バスラマインターナショナル』第168号(ぽると出版、2018年6月)、「バス事業者訪問No.203 神奈川中央交通グループ」、P.23</ref>
 
== 沿革 ==
''この節では、[[神奈川中央交通東・大和営業所|大和営業所]]中山操車所([[横浜神奈交バス]]中山営業所)時代の沿革についても記述する。''
* [[2005年]](平成17年)[[4月1日]] - '''大和営業所中山操車所'''を横浜市[[緑区 (横浜市)|緑区]]寺山町745-45に開設。
* [[2007年]](平成19年)
** 4月1日 - [[横浜市営バス]]より121系統([[新横浜駅]] - [[保土ケ谷駅]]西口)を全便移管される。
** 10月1日 - 横浜市営バスより1系統([[横浜駅]]西口 - [[三ツ沢西駅]] - 梅の木 - [[中山駅 (神奈川県)|中山駅]])を全便移管される。
* [[2008年]](平成20年)
** [[2月12日]] - 横浜市営バスより5系統(横浜駅西口 - [[鶴ヶ峰駅]] - [[横浜若葉台団地|若葉台中央]]/鶴ヶ峰駅 - [[よこはま動物園ズーラシア|よこはま動物園]])と115系統(鶴ヶ峰駅 - 若葉台中央/鶴ヶ峰駅 - 今宿ハイツ循環)を移管される。
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** [[4月16日]] - 中山操車所の全路線と全車両の、横浜神奈交バスへの管理委託を開始。
* [[2010年]](平成22年)[[3月1日]] - 横浜市内の路線でGPSによる[[バスロケーションシステム]]を導入。
* [[2015年]](平成27年)[[1月12日]] - 中山操車所を現在地に移転し<ref name="中山車庫移転">[http://www.kanachu.co.jp/dia/news/detail?tbl=2&tid=622 中山営業所移転に伴う新路線の運行について] 2015年01月08日、神奈川中央交通(2015年01月13日閲覧)</ref>、中山操車所と[[鴨居駅]]・中山駅・鶴ヶ峰駅を結ぶ路線を新設<ref name="中山車庫移転"></ref><ref namegroup="中山車庫">移転前の中山操車所からこれらの駅への路線は運行されておらず、車庫と営業運転の起終点との間は全て回送運転とされていた。</ref>。
* [[2017年]](平成29年)[[1月1日]] - 神奈川中央交通グループの乗合バス事業再編に伴い、横浜神奈交バスへの管理委託を解消。同時に大和営業所から独立し'''神奈川中央交通の中山営業所'''が発足<ref name="神奈中再編1">[http://www.kanachu.co.jp/dia/news/detail?tbl=2&tid=1229 神奈中グループバス会社の会社名・営業所名の変更について] - 2016年12月26日、神奈川中央交通(2017年1月10日閲覧)</ref><ref name="神奈中再編2">[http://www.kanachu.co.jp/news/pdf01/2016/12.26info.pdf 神奈中グループバス会社の会社名・営業所名の変更について(PDF形式ファイル)] - 2016年12月26日、神奈川中央交通(2017年1月10日閲覧)</ref>。
 
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==== 横浜駅西口 - 鶴ヶ峰駅 - 鶴間駅・若葉台中央方面 ====
<!-- 以下の路線は、便宜上系統番号順ではなく行先別に記載しています。 -->
* 間01:[[鶴ヶ峰駅]] - 今宿 - 川井宿 - 大貫橋 - 亀甲山 - 下鶴間 - [[神奈川中央交通東・大和営業所|鶴間車庫]] - [[鶴間駅]]東口
*:大和営業所が運行する[[神奈川中央交通東・大和営業所#横浜駅西口発着路線|横04系統(横浜駅西口 - 鶴ヶ峰駅 - 鶴間駅東口)]]の区間便で、[[横浜市]][[旭区 (横浜市)|旭区]]の鶴ヶ峰駅と[[大和市]]の鶴間駅との間を主に[[国道16号]]を経由して結ぶ。横04系統と合わせて、鶴ヶ峰駅から先の鶴間駅方面は毎時2本程度の本数が確保されている。なお、05系統移管以前は間01系統の本数が少なかったものの深夜バス便が存在したが、こちらは115系統深夜バスに置き換えられ消滅している。
 
* 05<ref group="注釈" name="5系統注">バスの行先表示での系統番号は「5(系統)」となる。</ref>:[[横浜駅]]西口 - [[横浜市営バス浅間町営業所|浅間町車庫]]前 - 洪福寺 - 和田町 - 梅の木 - 鶴ヶ峰駅 - 今宿 - 川井宿 - 大貫橋 - 若葉台近隣公園前 - [[横浜若葉台団地|若葉台中央]]
* 115:鶴ヶ峰駅 - 今宿 - 川井宿 - 大貫橋 - 若葉台近隣公園前 - 若葉台中央
* 峰02:鶴ヶ峰駅 - 今宿 - 川井宿 - 大貫橋 - 若葉台近隣公園前 - 若葉台中央 - 郵便局前 - [[十日市場駅 (神奈川県)|十日市場駅]]
*: 05系統若葉台中央発着便は、途中の大貫橋停留所までは横04系統、間01系統と同一経路で、そこからは[[横浜若葉台団地]]の中に入り、若葉台近隣公園前経由で同団地のバスターミナルである若葉台中央へと向かう。この系統は元々[[横浜市営バス]]が運行していた路線であるが、[[2008年]][[2月12日]]から神奈中バスの運行に変更された<ref name="5・115系統移譲">[http://www.city.yokohama.lg.jp/koutuu/kigyo/newstopics/2007/t20080125-2.html 市営バス 5・115系統運行事業者変更のお知らせ] 2008年01月25日、横浜市交通局(2013年06月28日閲覧)</ref>。横浜市営時代は毎時1本程度の運行であったが、神奈中移管時に毎時2本程度の運行に変更された。これに伴い、経路の殆どが重複する[[神奈川中央交通大和営業所#横浜駅西口発着路線|横04系統]](当時は毎時2本程度運行)の半数を振り替えており、その際本数が減少する鶴間駅側の代替として間01系統が毎時1本程度まで増発された。<br />115系統若葉台中央発着便は、05系統の区間便にあたる系統で、深夜バスも運行されている。2008年までは後述の115系統今宿ハイツ循環と共に横浜市営バスとの共同運行を行っていたが、05系統の移管と同時に共同運行を解消している。さらに、115系統の運行区間を十日市場駅まで延長した路線として峰02系統があり、こちらは曜日にかかわらず概ね毎時1本の運行。若葉台中央から十日市場駅までは後述の[[#三ツ境駅・十日市場駅発着路線|境21系統および23系統]](後者は[[東急バス青葉台営業所]]・[[横浜市営バス若葉台営業所]]と共同運行)と同じルートで運行する。
 
* 横52:横浜駅西口 - 浅間町車庫前 - 洪福寺 - 和田町 - 梅の木 - 鶴ヶ峰駅 - 今宿 - 川井宿 - 三保橋 - [[中山駅 (神奈川県)|中山駅]]
* 中53:鶴ヶ峰駅 - 今宿 - 川井宿 - 三保橋 - 中山駅
*: 横52は途中の川井宿停留所までは横04系統、05系統と同一経路で、そこからは三保橋を経由して中山駅へと向かう。鶴ヶ峰駅発着の区間便である中53系統も合わせて終日毎時2 - 3本の頻度で運行されている。なお、同じく横浜駅西口と中山駅を結ぶ横51系統、01系統(後述)が全線均一運賃なのに対し、こちらは均一運賃区間外を走行するため、一部区間で運賃に差が出る。鶴ヶ峰駅と中山駅の間を通し利用する場合、全線が均一運賃区間を走行する相鉄バスの旭11系統を利用した方が運賃が安く、所要時間も短いことが多い。
 
* 05<ref group="注釈" name="5系統注"></ref>:鶴ヶ峰駅 - 今宿 - 都岡辻 - [[よこはま動物園ズーラシア|よこはま動物園]]
* 05<ref group="注釈" name="5系統注"></ref>:鶴ヶ峰駅 → 今宿 → 都岡辻 → よこはま動物園 → [[よこはま動物園ズーラシア|よこはま動物園'''北門]]'''
*: 05系統のよこはま動物園発着便は、横浜市営バスより05系統若葉台中央発着便、115系統と同時に移管された<ref name="5・115系統移譲"></ref>。平日朝の動物園方面のみ、[[相鉄バス#旭営業所担当路線|相鉄バス]]の旭9系統(急行)が同一経路で運行されるが、共通定期券などの取り扱いはない。[[2015年]][[4月25日]]から土日祝日昼間の鶴ヶ峰駅発を、よこはま動物園北門まで延伸した。ただし鶴ヶ峰駅行きは終日従来通り、よこはま動物園発で運行している。
 
* 05<ref group="注釈" name="5系統注"></ref>:鶴ヶ峰駅 - 今宿
*: 05系統今宿発着便は、当初より神奈中が担当していた路線で、前述した他系統の短距離区間便に当たる。なお、今宿停留所付近には折返場がないため、今宿行のみ終点付近で国道16号旧道を走行しラケット型に循環する形で折り返す。運行は平日の朝のみ。
 
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*: 鶴ヶ峰駅から今宿、上白根地区の住宅街を経て鶴ヶ峰駅に戻るラケット型の循環路線。旅客向けの案内等では'''今宿ハイツ循環'''と称する。夜間1本のみ途中までの運行となる。<br />前述の通り、2008年までは横浜市営バスとの共同運行を行っていた。
 
横浜駅西口 - 鶴ヶ峰駅間は、横04系統、05系統、横52系統が合わせて毎時4本程度<ref group="注釈">そのほか、日中を中心に毎時1本程度[[相鉄バス#旭営業所担当路線|相鉄バス]]旭10系統の横浜駅西口発着便が加わる。ただし横浜駅西口付近の経路が異なる。</ref>が合わせて毎時4本程度、鶴ヶ峰駅 - 大貫橋間は横04系統、間01系統、05系統、115系統、峰02系統が合わせて毎時6本程度運行されるなど、運行本数は少なくない。しかし、いずれも経路上の大半を占める国道16号の渋滞に巻き込まれる事があり、遅延することも多い。横浜駅西口 - 下白根橋間では、後述の神奈中・横浜市営バス共同運行路線の62系統や、横浜市営バス単独運行路線[[横浜市営バス保土ケ谷営業所#92系統|92系統]](いずれも急行運転)が運行されるため、この区間においての各停留所停車便という位置付けにあり<ref group="注釈">相鉄バス旭10系統の横浜駅西口発着便なども同様。</ref>、急行バスに抜かれることも多い。
 
==== 鶴ヶ峰駅 - 千丸台団地 - 中山車庫方面 ====
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* 62:横浜駅西口 - 洪福寺 - 和田町 - 梅の木 - [[西谷駅]]前 - 千丸台団地(急行)
* 62:横浜駅西口 → 洪福寺 → 和田町 → 梅の木 → 西谷駅前 → 千丸台団地 → 千丸台集会所(急行)
[[横浜市営バス保土ヶ谷営業所|横浜市営バス保土ケ谷営業所]]との共同運行路線で、神奈中バスとしては唯一担当する横浜駅西口発着の急行バスである。全区間で横浜市営バスとの共通定期券の取り扱いがある。横浜駅西口 - 下白根橋間が急行運転区間で、途中、洪福寺・峯小学校前・和田町・上星川・川島町・梅の木・西谷駅前のみに停車。当初は[[神奈川中央交通横浜営業所|横浜営業所笹下車庫]]が担当で、その後[[神奈川中央交通舞岡営業所|舞岡営業所]]へ移管、さらに当営業所との共管になり、現在では神奈中担当便が全て当営業所が担当する。2007年3月31日までは[[相模鉄道]]も担当していた。2007年4月1日からは横浜市営バス担当便はそのままに、相模鉄道担当便を神奈中の担当に振り替えており、62系統の横浜市営バスと神奈中バスの便数の比率は概ね1:2程度である。
 
2007年[[12月1日]]から、日中の横浜駅発を千丸台集会所まで延伸した。ただし、横浜駅行きは終日従来通り千丸台団地発で運行している。
 
==== 横浜駅西口 - 鴨居町 - 中山駅方面 ====
* 横51:横浜駅西口 - [[横浜市営バス浅間町営業所|浅間町車庫]]前 - 洪福寺 - 和田町 - 梅の木 - 鴨居町 - [[横浜市営バス緑営業所|緑車庫]]前 - 中山駅
* 01:横浜駅西口 - 松本 - 三ツ沢西町 - 岡沢和田交差点 - 梅の木 - 鴨居町 - 緑車庫前 - 中山駅
* 01:三ツ沢西町 → 岡沢和田交差点 → 梅の木 → 鴨居町 → 緑車庫前 → 中山駅
* 01:中山駅 - 緑車庫 - 鴨居町 - 竹山団地
横51系統と01系統の竹山団地発着便が元から神奈川中央交通が運行している路線であるのに対し、01系統の横浜駅発着便は横浜市営から全便移管され、2007年10月1日より運行を開始した<ref name="1系統移譲">[http://www.city.yokohama.lg.jp/koutuu/kigyo/newstopics/2007/t20070905.html 市営バス 1系統運行事業者変更のお知らせ] 2007年09月05日、横浜市交通局(2014年11月22日閲覧)</ref>。01系統は松本から[[国道1号]]を経由し、和田町交差点で国道16号に入る。横浜駅西口方向は横浜市営バス87系統と202系統が並行して頻繁に運行しているものの、岡沢和田交差点方向へはこの01系統と昼間のみ運行される横浜市営バス201系統がそれぞれ1時間に1本程度走るのみ。その後、01系統横浜発着便・横51系統共に梅の木から鴨居・中山方面へと進む。横51系統は朝のみ運行、01系統は終日毎時1本の頻度で運行されている。
 
中山駅 - 竹山団地線は01系統の支線で、日中運行である。本線と違いこちらは元から神奈川中央交通も運行していた。なお、本線・支線共に、横浜市からの本線移管後に行先表示などでのみ系統番号を「1(系統)」に変更している。このほか、現在でも中山駅 - から緑車庫では系統番号非表示であるが1系統として[[横浜市営バス緑営業所]]が運行している。
 
=== 三ツ境駅・十日市場駅発着路線 ===
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== 車両 ==
2018年(平成30年)5月31日現在、中山営業所には82台の車両が所属している<ref name="バスラマP23">『バスラマインターナショナル』第168号(ぽると出版、2018年6月)、「バス事業者訪問No.203 神奈川中央交通グループ」、P.23</ref>。全て一般路線車で、空港リムジン路線車や貸切輸送車、特定輸送車、および教習・訓練車は所属していない<ref name="バスラマP23"></ref>。
 
所属車両は'''横浜ナンバー'''となるが、前身となる大和営業所中山操車所の開設当時に[[神奈川中央交通東・大和営業所|大和営業所鶴間操車所]]から転入した車両は、'''相模ナンバー'''から横浜ナンバーに変更された。