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== 各門のさらなる分類 ==
* [[海綿動物]]
 
===* 海綿[[平板動物門 ===]]
{{Main|海綿* [[刺胞動物}}]]
* [[有櫛動物]]
 
===* 平板[[直泳動物門 ===]]
{{Main|平板* [[二胚動物}}]]
* [[扁形動物]]
 
===* 刺胞[[顎口動物門 ===]]
{{Main|刺胞* [[輪形動物}}]]
* [[鉤頭動物]]
 
===* 有櫛[[微顎動物門 ===]]
{{Main|有櫛* [[腹毛動物}}]]
* [[外肛動物]]
 
===* 直泳[[箒虫動物門 ===]]
{{Main|直泳* [[腕足動物}}]]
* [[紐形動物]] - 約1200種。以下の2つに分類される<ref>[[動物#藤田10|藤田10]] p136</ref>
 
** 有針類:[[マダラヒモムシ]]など
=== 二胚動物門 ===
** 無針類:[[ミドリヒモムシ]]など
{{Main|二胚動物}}
* [[軟体動物]] - 約93195種。8つの綱からなる。定説には達していないものの、8つの綱は一般的には2つの亜門に分類される<ref name=":3">[[動物#藤田10|藤田10]] p136-137</ref>:
 
=== 扁形動物門 ===
{{Main|扁形動物}}
 
=== 顎口動物門 ===
{{Main|顎口動物}}
 
=== 輪形動物門 ===
{{Main|輪形動物}}
 
=== 鉤頭動物門 ===
{{Main|鉤頭動物}}
 
=== 微顎動物門 ===
{{Main|微顎動物}}
 
=== 腹毛動物門 ===
{{Main|腹毛動物}}
 
=== 外肛動物門 ===
{{Main|外肛動物}}
 
=== 箒虫動物門 ===
{{Main|箒虫動物}}
 
=== 腕足動物門 ===
{{Main|腕足動物}}
 
=== 紐形動物門 ===
{{Main|紐形動物}}
約1200種。以下の2つに分類される<ref>[[動物#藤田10|藤田10]] p136</ref>
 
* 有針類:[[マダラヒモムシ]]など
* 無針類:[[ミドリヒモムシ]]など
 
=== 軟体動物門 ===
{{Main|軟体動物}}
約93195種。8つの綱からなる。定説には達していないものの、8つの綱は一般的には2つの亜門に分類される<ref name=":3">[[動物#藤田10|藤田10]] p136-137</ref>:
 
* 双神経亜門:祖先的なボディープランを残している<ref name=":3" />
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**[[掘足綱]]:[[ツノガイ]]の仲間
**[[二枚貝|二枚貝綱]]:[[ムラサキイガイ]]、[[アコヤガイ]]、[[マガキ]]、[[オカメブンブクヤドリガイ]]、[[オオシャコガイ]]、[[フナクイムシ]]な
* [[星口動物]]
 
===* 星口[[環形動物門 ===]]
{{Main|星口* [[内肛動物}}]]
* [[有輪動物]]
 
* [[線形動物]] - 約15,000種。以下の2つに分類される<ref>[[動物#藤田10|藤田10]] p150-152</ref>:
=== 環形動物門 ===
** 双腺綱:双腺(感覚器官のひとつ)を持つ。ほとんどは寄生生活を送る。自由生活する種のほとんどは陸上で生活<ref name=":3" />。
{{Main|環形動物}}
** 双器綱:双腺を持たない。ほとんどの種が水中で自由生活<ref name=":3" />
 
* [[類線形動物]] - 約320種。以下の2つに分類される<ref>[[動物#藤田10|藤田10]] p152-153</ref>:
=== 内肛動物門 ===
** [[ハリガネムシ|ハリガネムシ目]]:寄生生活を送る。水生昆虫を中間宿主とし、カマキリなどを終宿主とする。
{{Main|内肛動物}}
** [[遊線虫目]]:生活史の詳細は不明。
 
* [[動吻動物]] - 動吻動物はトゲカワ類、キョクヒチュウ (棘皮虫)とも呼ばれ、頸部のクラチラ膜の枚数などによって[[キクロラグ目]]と[[ホマロラグ目]]に分類される<ref>[[動物#藤田10|藤田10]] p154</ref>。
=== 有輪動物門 ===
* [[胴甲動物]] - 約23種。日本からの正式な記載は[[シンカイシワコウラムシ]]のみ<ref>[[動物#藤田10|藤田10]] p154</ref>
{{Main|有輪動物}}
* [[鰓曳動物]] - 約16種。日本からは[[エラヒキムシ]]と[[フタツエラヒキムシ]]の2種のみ<ref>[[動物#藤田10|藤田10]] p155</ref>
 
* [[緩歩動物]] - 緩歩動物門に属する動物はクマムシとも呼ばれ、以下の3綱に分類される<ref>[[動物#藤田10|藤田10]] p157</ref>。
=== 線形動物門 ===
** 異クマムシ綱:多くは海に住む
{{Main|線形動物}}
** 中クマムシ綱:オンセンクマムシ一種のみ
約15000種。以下の2つに分類される<ref>[[動物#藤田10|藤田10]] p150-152</ref>:
** 真クマムシ綱:陸上、淡水に生息するものがほとんど
 
* [[有爪動物]] - 有爪動物門に属する動物はカギムシと呼ばれる。[[カンブリア紀]]に多様化したが、現生種は真有爪目のみ<ref>[[動物#藤田10|藤田10]] p157-158</ref>。
* 双腺綱:双腺(感覚器官のひとつ)を持つ。ほとんどは寄生生活を送る。自由生活する種のほとんどは陸上で生活<ref name=":3" />。
* [[節足動物]] - 節足動物門は以下の4つに分類される<ref>[[動物#藤田10|藤田10]] p159</ref>:
* 双器綱:双腺を持たない。ほとんどの種が水中で自由生活<ref name=":3" />
** [[鋏角亜門]]:ウミグモ類、カブトガニ類、クモ類など
 
** [[甲殻類|甲殻亜門]]:エビ類、カニ類など
=== 類線形動物門 ===
** [[多足類|多足亜門]]:ムカデ類、ヤスデ類など
{{Main|類線形動物}}
約320種** [[六脚類|六脚亜門]]:広義の昆虫類以下[[内顎類]]([[トビムシ]]、[[カマアシムシ]]、[[コムシ目|コムシ]]など)、[[昆虫|外顎類]](狭義2つ昆虫類)に分類される<ref>[[動物#藤田10|藤田10]] p152-153p168</ref>
*** これら4つの系統的な関係性は2010年現在まだ研究中<ref>[[動物#藤田10|藤田10]] p160</ref>。
 
* [[毛顎動物]]
* [[ハリガネムシ|ハリガネムシ目]]:寄生生活を送る。水生昆虫を中間宿主とし、カマキリなどを終宿主とする。
* 珍無腸動物
* [[遊線虫目]]:生活史の詳細は不明。
** [[無腸動物]]
 
** [[珍渦虫]]
=== 動吻動物門 ===
* [[棘皮動物]] - 以下の5綱に分類される<ref name=":4">[[動物#藤田10|藤田10]] p172</ref>:
{{Main|動吻動物}}
** ウミユリ綱
動吻動物はトゲカワ類、キョクヒチュウ (棘皮虫)とも呼ばれ、頸部のクラチラ膜の枚数などによって[[キクロラグ目]]と[[ホマロラグ目]]に分類される<ref>[[動物#藤田10|藤田10]] p154</ref>。
** ヒトデ綱
 
** クモヒトデ綱
=== 胴甲動物門 ===
** ナマコ綱
{{Main|胴甲動物}}
** ウニ綱
約23種。日本からの正式な記載は[[シンカイシワコウラムシ]]のみ<ref>[[動物#藤田10|藤田10]] p154</ref>
*** これらのうちウミユリ綱が最も祖先的だと考えられている<ref name=":4" />。
 
* [[半索動物]] - 以下の2つに分類される<ref name=":5">[[動物#藤田10|藤田10]] p173</ref>
=== 鰓曳動物門 ===
** ギボシムシ綱:数センチから2メートル程度の[[蠕虫]]状。砂泥中に住む<ref name=":5" />
{{Main|鰓曳動物}}
** フサカヅキ綱:数ミリ程度の個体が群体を作り、[[棲管]]内に住む<ref name=":5" />
約16種。日本からは[[エラヒキムシ]]と[[フタツエラヒキムシ]]の2種のみ<ref>[[動物#藤田10|藤田10]] p155</ref>
* [[脊索動物]] - 以下の3つに分類される<ref name=":6">[[動物#藤田10|藤田10]] p174-175</ref>:
 
** [[頭索動物|頭索動物亜門]]:[[ナメクジウオ]]の仲間
=== 緩歩動物門 ===
** [[尾索動物|尾索動物亜門]]:[[ホヤ|ホヤ綱]]、[[オタマボヤ綱]]、[[タリア綱]]([[ヒカリボヤ科|ヒカリボヤ]]、[[ウミタル]]、[[サルパ]]など)からなる。
{{Main|緩歩動物}}
** [[脊椎動物|脊椎動物亜門]]:魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類からなる
緩歩動物門に属する動物はクマムシとも呼ばれ、以下の3綱に分類される<ref>[[動物#藤田10|藤田10]] p157</ref>。
*** これらのうち頭索動物亜門が最も祖先的であり、尾索動物亜門と脊椎動物亜門が姉妹群をなす事が、ナメクジウオの全ゲノム解析により分かった<ref name=":6" />。
 
* 異クマムシ綱:多くは海に住む
* 中クマムシ綱:オンセンクマムシ一種のみ
* 真クマムシ綱:陸上、淡水に生息するものがほとんど
 
=== 有爪動物門 ===
{{Main|有爪動物}}
有爪動物門に属する動物はカギムシと呼ばれる。[[カンブリア紀]]に多様化したが、現生種は真有爪目のみ<ref>[[動物#藤田10|藤田10]] p157-158</ref>。
 
=== 節足動物門 ===
{{Main|節足動物}}
節足動物門は以下の4つに分類される<ref>[[動物#藤田10|藤田10]] p159</ref>:
 
*[[鋏角亜門]]:ウミグモ類、カブトガニ類、クモ類など
*[[甲殻類|甲殻亜門]]:エビ類、カニ類など
*[[多足類|多足亜門]]:ムカデ類、ヤスデ類など
*[[六脚類|六脚亜門]]:広義の昆虫類。[[内顎類]]([[トビムシ]]、[[カマアシムシ]]、[[コムシ目|コムシ]]など)、[[昆虫|外顎類]](狭義の昆虫類)に分かれる<ref>[[動物#藤田10|藤田10]] p168</ref>。
 
これら4つの系統的な関係性は2010年現在まだ研究中<ref>[[動物#藤田10|藤田10]] p160</ref>。
 
=== 毛顎動物門 ===
{{Main|毛顎動物}}
 
=== 珍無腸動物門 ===
{{Main|無腸動物|珍渦虫}}
 
=== 棘皮動物門 ===
{{Main|棘皮動物}}
以下の5綱に分類される<ref name=":4">[[動物#藤田10|藤田10]] p172</ref>:
 
* ウミユリ綱
* ヒトデ綱
* クモヒトデ綱
* ナマコ綱
* ウニ綱
 
これらのうちウミユリ綱が最も祖先的だと考えられている<ref name=":4" />。
 
=== 半索動物門 ===
{{Main|半索動物}}
以下の2つに分類される<ref name=":5">[[動物#藤田10|藤田10]] p173</ref>
 
* ギボシムシ綱:数センチから2メートル程度の[[蠕虫]]状。砂泥中に住む<ref name=":5" />
* フサカヅキ綱:数ミリ程度の個体が群体を作り、[[棲管]]内に住む<ref name=":5" />
 
=== 脊索動物門 ===
{{Main|脊索動物}}
以下の3つに分類される<ref name=":6">[[動物#藤田10|藤田10]] p174-175</ref>:
 
* [[頭索動物|頭索動物亜門]]:[[ナメクジウオ]]の仲間
* [[尾索動物|尾索動物亜門]]:[[ホヤ|ホヤ綱]]、[[オタマボヤ綱]]、[[タリア綱]]([[ヒカリボヤ科|ヒカリボヤ]]、[[ウミタル]]、[[サルパ]]など)からなる。
* [[脊椎動物|脊椎動物亜門]]:魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類からなる
 
これらのうち頭索動物亜門が最も祖先的であり、尾索動物亜門と脊椎動物亜門が姉妹群をなす事が、ナメクジウオの全ゲノム解析により分かった<ref name=":6" />。
 
== 化石動物についての動物門 ==