「1997年カナダグランプリ」の版間の差分

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この時点で3勝を挙げているジャック・ヴィルヌーヴの「凱旋」レースとなったが、わずか2周目に単独クラッシュする結果に終わった。
 
52周目には首位を走るマクラーレンのデビッド・クルサードがタイヤの異常摩耗から予定外のピットイン、ピット作業タイヤ交換後にエンジンストールを演じてしまう。その直後にプロストのオリビエ・パニスがスピンしタイヤバリアにクラッシュ、この事故処理のためにセーフティカーが導入されたが、56周目に赤旗が掲示され中断、そのままレース終了となった。
 
規定により54周目の順位が正式リザルトとなり(その時点で規定周回の3/4以上を満たしていたため、ポイントは規定通りとなった)、ミハエル・シューマッハが(クルサードのエンジンストール劇によるものもあったが)ポール・トゥ・ウィンで優勝、2位にはベネトンのジャン・アレジ、3位にはジョーダンのジャンカルロ・フィジケラが自身初の表彰台を獲得した。またプロストの中野信治は自身初の6位入賞を果たしたが、チームメイトのクラッシュによるポイントだったために浮かない表情であった。なおパニスは両脚を骨折、その後[[ルクセンブルクグランプリ]]で復帰するまで7戦の欠場を余儀なくされた。