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これらの要件を満たして認可を得た定期刊行物については、「第三種郵便物認可」など、所定の表示をすることとなる<ref>利用の手引き、16 - 17ページ。</ref>。この表示があれば、開封<ref>帯封や封筒の口を切り欠くなど、第三種郵便物であることを確認できるようにする。</ref>とすることで誰でも第三種郵便物として郵送することができる<ref>利用の手引き、37 - 39ページ。</ref>。
 
=== 重量制限 ===
郵便法15条2項で、第三種郵便物の最大重量は1kgと決まっている。[[交通新聞社]]や[[JTBパブリッシング]]が発行している[[時刻表#全国版|全国版の時刻表]]も第三種郵便物として送るためにこの重量制限が適用され、「軽くて丈夫な、特注の紙を使う」「サイズを少し小さくする」「包装を軽くする」など、1kgを超えないようにいろいろな手段を駆使している<ref>[http://news.mynavi.jp/series/trivia/040/ 鉄道トリビア(40)全国版時刻表の重さは1kg以下に制限されている] [[マイナビ]]、2010年3月20日(2017年9月10日閲覧)。</ref>。
 
=== 同封等物や記載事項の規則 ===
基本的には第三種郵便物においては、他の物件の同封等や、外装への他の事項の記載を認めていないが、次に掲げるものについては、同封等または外装へ事項記載できる。特に同封物が'''[[手紙|信書]]であるかどうかは要件ではない'''ので、注意を要する。
 
* 同封し、または内側に記載できる事項
** 差出人又は受取人の氏名及び住所又は居所
** 内容品の価格又は重量
** 正誤、注意又は批評の類(点又は線によるものを含む)
* 外装に記載できる事項(所定の位置に限る)
** 差出人若しくは受取人の職業、称号、商標、印鑑、電話番号、口座番号、取引銀行の名称、発送番号その他これらに類する事項
** 差出人若しくは受取人の氏名及び住所若しくは居所に密接に関連する事項
** 「至急」、「机下」、「親展」その他これらに類する文字又は日時
** 第三種郵便物承認事項に係る事項(郵便物の種類又は内容品の種類、名称、番号若しくは数量など)
** 定期刊行物の送付目的を示す簡単な通信文
** 定期刊行物の代金に関する簡単な通信文
** 開封上の注意を示す事項
** 送達上、郵便会社に必要な注意を示す事項
** 印刷され、又は郵便料金計器によって表示された広告
** 封筒又は[[同時配達|帯紙]]の印刷所、製造所若しくは売りさばき店の名称及び所在地又は装飾のための簡単な模様
 
== 低料第三種郵便物 ==
毎月3回以上発行される[[新聞紙]]を発行人または売りさばき人が送る場合、あるいは心身障害者団体が障害者の福祉のために差し出す郵便物は、「低料第三種郵便物」として、通常の第三種郵便物よりさらに割引が受けられる<ref>利用の手引き、29ページ。</ref>。とりわけ、障害者団体の低料第三種郵便物は格段に料金が低いことから、本来の目的とは明らかに異なる[[ダイレクトメール]]などに[[障害者郵便制度悪用事件|不正に使われる事件]]も発生した。この心身障害者団体についての低料第三種郵便物は[[郵政民営化]]の際に見直し論もあったが、関係者の尽力もあって制度が維持された<ref>[http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/171/syuh/s171211.htm 障がい者団体向け郵便割引制度悪用にからむ第三種郵便物制度に関する質問主意書] [[谷博之]]、2009年6月22日</ref>。
 
== 重量制限 ==
郵便法15条2項で、第三種郵便物の最大重量は1kgと決まっている。[[交通新聞社]]や[[JTBパブリッシング]]が発行している[[時刻表#全国版|全国版の時刻表]]も第三種郵便物として送るためにこの重量制限が適用され、「軽くて丈夫な、特注の紙を使う」「サイズを少し小さくする」「包装を軽くする」など、1kgを超えないようにいろいろな手段を駆使している<ref>[http://news.mynavi.jp/series/trivia/040/ 鉄道トリビア(40)全国版時刻表の重さは1kg以下に制限されている] [[マイナビ]]、2010年3月20日(2017年9月10日閲覧)。</ref>。
 
== 第三種郵便物と公職選挙法 ==