「ヒナまつり」の版間の差分

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|開始日= [[2010年]]6月
|終了日=
|巻数= 既刊15巻(2018年9月15日現在)
|話数=
|その他=
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: 新田のことを「新田」と名字で呼ぶが、対外的には新田の娘として通しており、「新田ヒナ」として豊島区立渡辺中学校1年3組に編入した。ただし、ヒナの実年齢は不明で同級生のさよからは「小学生にしか見えん」と言われている。学校では寝ていることも多くテストの点数も悪い。学校での楽しみといえば給食が大半を占めている。また教室では瞳、さよ、貴志、ケンゴと一緒にいることが多い。生徒会長に立候補したが、一年生は書記にしかなれないことを聞かないまま書記に当選(無論ヒナ本人は生徒会長に落選したと思い込んでいる)。しかし持ち前のズボラさから、生徒会に全く出席せず、結局瞳が代役を務める羽目になる。学校内外を問わず一部を除いて概ね好意的に見られており、詩子には気に入られ、芦川組の組長(親父)には実の孫娘のように可愛がられている。また組織の刺客だったアンズもヒナに敗北してからは友好的な関係を築いている。
: 食いしん坊で高級食材を好み、特に[[イクラ]]が好物だが、実際には高級品と低級品を区別できる味覚を持ち合わせていない。
: 単行本10巻では中退者や不良の多い帝辺高校<!--底辺ではない-->に進学しており、容姿も当初に比べて成長している。入学当初から弁当が冷めてマズイという理由から不登校となり、登校後もほぼ全時間授業中に寝ていたり、授業中に教室でご飯を炊くなどマイペースで周囲をドン引きさせるが、新田が作った弁当がきっかけで打ち解ける。精神面でもある程度は成長しており、新しいパソコンを買うために始めた喫茶店でのアルバイトも特に問題無くこなしていた。その後も自分の超能力を手品と偽ってキャバクラでアルバイトをして大金を稼いでいたりと中学時代よりも世間慣れしている。
; 新田 義史(にった よしふみ)
: 声 - [[中島ヨシキ]]<ref name="natalie20171225" />
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: 唯一事情を知っている人物としてヒナやアンズの起こす事件に巻き込まれやすく、敵対組織壊滅や土地造成などで自分の手柄になることもあるが、大抵の場合は自分の責任にされる厄介事の方が多い。またヒナの起こす事件の影響で周囲から武闘派に見られるようになる。単行本7巻の36話で、馬場の後任として若頭に出世する。大田組の郷田曰く「孤児を殺人マシーンに仕立てている」という噂が流れている。
: 当初は詩子に惚れており、バー「Little Song」に通っては度々口説いていたが関係は進展せず、母親を欲しがったヒナを思い、瞳の協力でデートにこぎつけたが、バツイチで子持ちであることを理由にふられている。その後詩子の休業と堕落に好意は失われ、もう完全に脈がないような発言をしたり、「ゴミクズ」と直接罵倒するまでに至る。
: ヒナの高校入学と同時にマンションから一軒家に引っ越し、以前のマンションをヤクザであることを理由に追い出されたことで近隣の住民にはサラリーマンとして接していたが、ヤクザを辞めると勘違いした組の連中が押し掛けたことにより正体がばれた。ヒナのスキー合宿と林夫婦が温泉が行った時にアンズを預かった後から、非常にアンズを溺愛するようになり、週3回のペースで必ずアンズの屋台でラーメンを食べている。ラーメンによって太ることを懸念し通い始めたフィットネス教室でマオと出会う。当初はマオが超能力者であることに気づかなかった。
: なお本編・書籍中に年齢を示す情報はないが、11巻の単行本紹介で36歳とされている<ref>{{Cite web |url=https://www.enterbrain.co.jp/product/comic/beam_comic/16112601.html |title=ヒナまつり 11 |publisher=enterbrain |accessdate=2018-06-25}}</ref>。
 
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: 声 - [[本渡楓]]<ref name="natalie20171225" />
: ヒナが通う中学校の同級生。席が隣同士のためクラスメイトからヒナの世話係にされた。新田以上の巻き込まれ体質で、ヒナのせいで校内はおろか校外においても、様々なトラブルに巻き込まれる。几帳面な上、断れない性格で、本人は「どこにでもいる普通の女の子」と考えているが、何事も器用にこなしてしまう呑みこみの速さと順応性を持ち、詩子の強引な誘いもあって、中学生にもかかわらずバー「Little Song」で深夜、バーテンダーとして働くことになる。しかもその才能はすぐに詩子を超え、バーでの力関係を逆転させてしまった。その後も詩子の策略によって、親元を離れて高級マンションで一人暮らしをするハメになり、バーの常連の依頼で様々な仕事を掛け持ちそのつながりで大きな人脈を作っていくことになる。運動は苦手なはずだが、[[アメリカ陸軍]]の訓練をこなすほどの体力が身についてしまう。
: 偶然が重なったことでアンズとも知り合い、友達になったが、ヒナとアンズの素性にまでは気づいていない。また知り合いに対して悪意無く無自覚に辛辣な発言をして、まわりに突っ込まれることや、人を落ちこませることがある。世話好きな気性の新田からは「可愛げが無い」と物足りなさを感じられており、起業後に仕事で鉢合わせしたことがキッカケでライバル意識を持たれる様になる。スキー合宿で遭難した際にヒナの力のことを知る。(キャバクラでヒナが手を使わずにシャンパンタワーを作るのを見ているが、手品だと思っていた)
: 単行本10巻において真岳高校に進学する一方、会社社長も務めている。本人は会社を起業するので進学する気はなかったが、担任松谷が自分のクラスから推薦される生徒(当初は倉敷だけ)が増えれば評価が増えると考え勝手に真岳高校への推薦を決められる。中学入学以来、身長(146センチメートル)は伸びていない。父親の帰国を機会に実家に戻る。
; 松谷 翼(まつたに つばさ)
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; 倉敷(くらしき)
:ヒナの同級生の女子。クラス委員長であり周りの皆からも『委員長』と呼ばれている。推薦による進学を狙い、常に先生からの印象を良くして内申点を稼ぐべく行動し、自分の得にならない話には一切関わらない。学芸会の劇においては委員長として全体を仕切り、シンデレラに配役されたヒナをフォローするなどして完成にこぎ着ける。その後当日の舞台中にヒナが転倒し頭を強打して気絶してしまい、劇を進行させることが困難になってしまうが、松谷から(劇を成功させれば)内申点アップをちらつかせる伝言を受け取ると、無理やり続行することを決断した。
:単行本10巻において真岳高校に推薦で進学する。高校でも中学時代と同じく委員長となる。同じ高校である瞳やさよとは変わらず仲が良いようで、よく3人で過ごしている。異性を判断する基準として学歴と職種と収入を挙げて、さよをドン引きさせるなど、ドライな価値観にはさらに磨きがかかっている。
:上記の様な性格が原因で出番が少なく、アニメ版にも登場しなかった。
; 前田 仁志(まえだ ひとし)
: 渡辺中学校の生徒で芦川組の内藤龍彦の実の息子。母子家庭で育つが、小さいころに別れた郷愁からか父親に会いたいという気持ちが強く、ヒナと共に組事務所まで直接乗り込んでいった。しかし内藤は以前息子との再会と称して騙されたことがあったため、本当の息子だと信用されず、そのショックから事務所を飛び出してしまった。後日、さよのアドバイスで電話してもオレオレ詐欺と思われて父親から金を請求される羽目となり、さらなるトラウマを負うこととなる。
: 瞳やさよと同じ真岳高校に進学後は、かなりのイケメンとして周囲の女子生徒に騒がれることとなる。一方で上記の騒動後もヒナとは一緒に遊ぶうちに明確に好意を抱き、想いを伝えるべく告白しようとするが、心配になり組員総出でデートを監視していた親父や父親である内藤の突然の乱入もあって失敗に終わった。
 
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; アンズ
: 声 - [[村川梨衣]]<ref name="natalie20171225" />
: ヒナを「処分」するために組織から派遣されてきた少女。ヒナと同じく念動力を使うがヒナには劣る。無表情なヒナとは異なり、表情豊かで喜怒哀楽がはっきりしている。転送直後は攻撃的で傍若無人な性格だったが、根は素直で心優しいため、人々との交流の中で徐々に性格が和らいでいった。長い髪をリボンで側頭部にまとめた[[ポニーテール|サイドテール]]の髪型にしている。着るものには無頓着で、ラーメン屋で働くまでずっと特攻服を着ていた。「来々軒」で暮らしていた時代も、遊びや服に興味を示さない。生い立ちから他者から無条件で何かを貰うことに強い抵抗を感じている。
: ヒナを追う中で暴走族「邪神龍」を壊滅させ、その総長から奪った特攻服をそのまま着用し、商店街で食い逃げ、万引きなどを行い大騒動を巻き起こすが、ついには新田の立ち会いのもとヒナと激突し敗れる。 勝負の結果としてヒナの処分を諦めることを了承しヒナとは和解したが、戻るための転送装置<ref group="注">見た目はピンポン玉状。起動すると湯たんぽ型の楕円形となり顔以外の全身をくるむ。超能力者は転移の際にこれがないと座標が狂うことがある。</ref>が故障して行き場を失い、ホームレス生活を送ることになった。
: ホームレスになってからはやっさんやその仲間からホームレスとして生き抜く知恵を教わり、少しずつ人との繋がりやお金の大切さなどを学んでいった。ただし、極貧生活の影響で、金銭感覚は異常なままである。しかし単行本5巻において、寝ぐらにしていた公園が自治体の整理事業の対象になったため、仲間のホームレスたちとは別れる。その後、詩子の紹介で町内の中華料理店「来々軒」の林夫妻に引き取られることになり、店に住み込んで、出前などの手伝いをしながら暮らしている。またヒナの処分命令から戻らなかったため組織からは任務中に戦死したことにされており、完全に自由を手にすることができたが、組織にあまりにもあっさりと見限られたため自分の境遇に多少葛藤した。
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: 斑鳩によって召喚された第三の少女。ヒナ・アンズと同じく念動力を使い、二人とは面識がある。なぜか東南アジアの無人島に転送され、転送装置を紛失。そのまま無人島でサバイバル生活に陥るが、念動力で樹木からイカダを作り脱出、中国大陸へ上陸する。そこで[[気功]]少女として拳法道場の広告塔となる。CENTRAL PARKのアツシと出会ったことでヒナの所在を知り、日本へ渡る。無人島で生活していた際にヒナとアンズを模した人形を作り話しかけ([[腹話術]]風に自分で返答している)さみしさを紛らわし、二人と再会した後も人形と会話する癖がついている。
: 日本で瞳の提案を受けてアツシたちと超人フィットネスを経営して成功する。宣伝のためテレビリポーターとしての活動も始め、テレビ番組で斑鳩との再会を果たすも、自分が大変だった時期に4人の子供を授かっている彼女に失望する。
: 仕事の繋がりで瞳に相談をしたことをキッカケに瞳を一方的に親友扱いし、瞳のスマホに293件のメッセージを送った際には「依存界のトップランナー」と呼ばれた。また、その場で瞳に相談できない時には幻覚の瞳と相談をし始め、周囲をざわつかせる。
 
=== 芦川組 ===
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: 声 - [[櫻井浩美]]
: 三嶋瞳の母親。主婦で圭一郎とはお見合い結婚。身長138センチメートルの上に外見は非常に幼く童顔で、昼間に外を出歩いていると補導されてしまうほどである。瞳が中学時代バーで働き朝帰りをした際には、夜遊びをしてふしだらな行為でお金を稼いでいると思い込み激怒し問い詰めたが、後にバーでの接客やその他の仕事を通じて一流企業の経営者たちとの人脈を得ていることを知ると、あっさり納得してマンションでの一人暮らしも含めて容認している。
: 圭一郎の帰国と再就職後、主婦生活で暇を持て余していたところに瞳にネットゲームを勧められると熱中し、たまたまヒナの所属するギルドのオフ会に参加した際にメンバーからチヤホヤされたことでさらに中毒化。家事放棄が目立つようになり夫との仲も完全に冷え切っていたが、圭一郎の機転で新婚旅行で訪れた旅館に行き夫婦仲を修復した。
; 三嶋 圭一郎(みしま けいいちろう)
: 三嶋瞳の父親。海外へ単身赴任していたサラリーマンだったが勤め先が倒産したことにより帰国。娘の実態は知らないため就職先の面接で瞳の会社に現れ対面、混乱する。別人ということで納得し採用される。
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== 書誌情報 ==
* [[大武政夫]]『ヒナまつり』 [[KADOKAWA]]〈[[ビームコミックス]]、ハルタコミックス〉、既刊1415巻(2018年39月15日現在)
*#[[2011年]][[7月15日]]発売 ISBN 978-4-04-727381-8
*# 2011年[[11月15日]]発売 ISBN 978-4-04-727629-1
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=== 制作 ===
2016年ころに企画がスタートし<ref name="NT11">{{Cite web|url=https://webnewtype.com/report/article/150647/|title=原作者&監督が登場! TVアニメ「ヒナまつり」スタッフインタビュー 第11回|work=web New Type|date=2018-06-14|accessdate=2018-07-02}}</ref>、監督、脚本家、キーアニメーター、制作会社など、「[[やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。|やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続]]」や「[[この美術部には問題がある!]]」を制作したスタッフたちが集結している。脚本はシリーズ構成の大知が、絵コンテは監督の及川が全話数を担当。アフレコは2017年12月から始まり、2018年4月までに最終話までのアフレコを終えている<ref>{{Cite web|url=https://webnewtype.com/report/article/145778/|title=日笠さんが語る詩子の魅力とは!? TVアニメ「ヒナまつり」キャストインタビュー 第5回|work=web New Type|date=2018-05-03|accessdate=2018-06-24}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://webnewtype.com/report/article/149472/|title=愛を感じる作品! TVアニメ「ヒナまつり」キャストインタビュー 第10回|work=web New Type|date=2018-06-07|accessdate=2018-06-24}}</ref>。
 
シナリオ構成は、原作者の大武が必ず入れたいエピソードを挙げ、次に監督の及川の入れたいエピソードを挙げたうえで、シリーズ構成・脚本の大知がシナリオを制作した。その時に挙げられたエピソードとして、大武は第7話のヒナが生徒会選挙に立候補する回、第8話のマミが登場する回、第9話のコンクリドラム缶の回、第11話の「血と暴力と金に飢えた男」を挙げ、及川は第9話のマオの無人島の回を挙げた<ref name="NT12">{{Cite web|url=https://webnewtype.com/report/article/151375/|title=監督のマオ愛をはじめ、裏話が連発! TVアニメ「ヒナまつり」スタッフインタビュー 第12回|work=web New Type|date=2018-06-21|accessdate=2018-06-24}}</ref>。