Wikipedia

「当摩国見」の版間の差分

履歴の双方向閲覧
← 古い編集新しい編集 →
削除された内容 追加された内容
ビジュアルウィキテキスト
編集の要約なし
1行目:
{{基礎情報 公家
'''当摩 国見'''（たいま /たぎま の くにみ、[[生没年不詳]]）は、日本の[[飛鳥時代]]の人物。[[氏]]は'''当麻'''とも記される。[[カバネ|姓]]は公のち[[真人]]。[[用明天皇]]の皇子である[[当麻皇子|麻呂子皇子]]の孫で、[[当麻豊浜|当摩豊浜]]の子とする系図がある<ref>鈴木真年『百家系図稿』巻9,登美真人</ref>。[[冠位・位階制度の変遷#冠位四十八階|冠位]]は直大壱。▼
| 氏名 = 当摩国見
| 画像 =
| 画像サイズ =
| 画像説明 =
| 時代 = [[飛鳥時代]]
| 生誕 = 不明
| 死没 = 不明
| 改名 =
| 別名 = 氏：当麻
| 諡号 =
| 神号 =
| 戒名 =
| 墓所 =
| 官位 = 直大壱
| 主君 = [[天武天皇]]→[[持統天皇]]→[[文武天皇]]
| 氏族 = 当麻公→[[真人]]
| 父母 = 父：[[当麻豊浜]]
| 兄弟 =
| 妻 =
| 子 =
| 特記事項 =
}}
 
▲'''当摩 国見'''（たいま /たぎま の くにみ、[[生没年不詳]]）は、日本の[[飛鳥時代]]の人物。[[氏]]は'''当麻'''とも記される。[[カバネ|姓]]は公のち[[真人]]。[[用明天皇]]の皇子である[[当麻皇子|麻呂子皇子]]の孫で、[[当麻豊浜|当摩豊浜]]の子とする系図がある<ref>鈴木真年『百家系図稿』巻9,登美真人</ref>。[[冠位・位階制度の変遷#冠位四十八階|冠位]]は直大壱。
 
[[壬申の乱]]の功臣で、[[天武天皇|天武]]・[[持統天皇|持統]]・[[文武天皇|文武]]の三代の天皇に仕えた。また、[[当麻寺]]（[[奈良県]][[葛城市]]）の開山に携わったと伝えられる。
6 ⟶ 30行目:
[[天武天皇]]元年（[[672年]]）の[[壬申の乱]]における国見の行動は『[[日本書紀]]』に見えないが、[[持統天皇|持統]]朝において功臣として100戸の[[封戸]]を与えられており<ref>『[[続日本紀]]』大宝元年7月21日条</ref>、大海人皇子方で何らかの活躍をしたことが分かる。天武天皇13年（[[684年]]）[[八色の姓]]が制定された際、当麻公姓を改め当麻真人姓を賜与された。
 
[[朱鳥]]元年（[[686年]]）天武天皇の[[葬儀]]に際して、[[冠位・位階制度の変遷#冠位四十八階|直大参]]の位にあった当摩国見は[[近衛兵#令制の五衛府|左右兵衛]]の事を誅した<ref>『日本書紀』朱鳥元年9月27日条</ref>。これにより、天武朝で軍事に関わっていたことがわかる。[[持統天皇]]10年（[[696年]]）直広壱の冠位であった国見は[[東宮傅|東宮大傅]]に任じられたが、下僚として[[路登美|路跡見]]が[[春宮坊|春宮大夫]]、[[巨勢粟持]]が[[春宮坊|春宮亮]]に任じられている。東宮大傅は皇太子の教育職で、この場合、軽皇子（後の[[文武天皇]]）のための人事である。翌[[文武天皇]]元年（[[697年]]）8月の軽皇子が[[即位]]した際に<ref>『続日本紀』文武天皇元年8月1日条</ref>、国見の東宮大傅の任も解かれたと思われる。
 
文武天皇3年（[[699年]]）[[衣縫王]]・当麻国見・[[土師根麻呂]]・[[田中法麻呂]]が、[[判官]]4人・主典2人・大工2人を引きつれ、[[皇極天皇#陵・霊廟|越智山陵]]を修造するために派遣された。国見の位はこのとき直大壱であった。その後の活動は見えない。
26 ⟶ 50行目:
 
{{DEFAULTSORT:たきま の くにみ}}
[[Category:壬申の乱]]▼
[[Category:飛鳥時代の人物]]▼
[[Category:当麻氏|くにみ]]
▲[[Category:飛鳥時代の人物]]
▲[[Category:壬申の乱]]
[[Category:7世紀生]]
「https://ja.wikipedia.org/wiki/当摩国見」から取得