「副産物」の版間の差分

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→‎市場への影響力: 副産物の流入で市場が暴落した例
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==市場への影響力==
副産物が[[市場]]に[[供給]]される場合、供給量は主産物の生産量により自動的に決まり需要に左右されないため、需要を上回る供給がもたらされ市場価格が暴落したり、下回ると逆に高騰することになる。
 
第二次大戦後の日本では、[[エネルギー革命|石油エネルギーの普及]]につれて、[[石油]]に由来する[[硫黄]]が燃焼して[[硫黄酸化物]]となり、[[大気汚染]]などを招いていった。対策として[[脱硫]]が広く行われるようになったが、脱硫で生成した副産物の硫黄が市場へ大量に流入した結果、硫黄鉱山は経営が成り立たなくなって、[[1973年]]までにすべて閉山に追い込まれている<ref>[http://koueki.jiii.or.jp/innovation100/innovation_detail.php?eid=00036&age=high-growth&page=keii 戦後日本のイノベーション100選 脱硫・脱硝・集じん装置] [[発明協会]]、2018年10月28日閲覧。</ref>。
 
[[2018年]]の[[イギリス]]の例では、主製品([[肥料]]用[[アンモニア]])の製造工場の稼働が停止したことにより、副産物([[二酸化炭素]])の生産も止まり、[[ビール]]や[[清涼飲料水]]の生産販売に支障が出た例がある<ref>{{Cite web |date= 2018.06.28|url= https://www.cnn.co.jp/business/35121589.html|title= W杯観戦のビールが飲めない?炭酸ガス不足、英で業界を直撃|publisher= CNN|accessdate=2018-06-30}}</ref>。