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| サスペンション=[[ストラット式サスペンション|ストラット式]]
| 駆動方式=[[ミッドシップ|MR]]
| 全長=3,950mm950 mm
| 全幅=1,665mm665 mm
| 全高=1,250mm250 mm
| ホイールベース=2,320mm320 mm
| 車両重量=960 - 1,120kg
| 乗車定員=2人
| 自由項目1(項目名)=最小回転半径
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| 同車台=[[トヨタ・カローラ|カローラ系]]プラットフォーム
}}
1979年(昭和54年)に[[豊田英二]]社長が主査たちに飛ばした、「トヨタには将来、常識では考えられないひと味違ったクルマがあってもいいのではないか」という檄のもと開発が着手された<ref>『80年代トヨタ車のすべて 保存版記録集』三栄書房刊行 2018年6月6日</ref>。[[1983年]](昭和58年)の[[東京モーターショー]]で発表された試作車SV-3をもとに、リアスポイラーの形状変更、[[デジタルメーター]]、[[Tバールーフ]]の非装備など若干の仕様変更の後、[[1984年]]6(昭和59年)6月に市販された。製造は[[セントラル自動車]]([[相模原市]]の旧工場。現在の[[トヨタ自動車東日本]][[宮城県|宮城]][[大衡村|大衡]]工場)。1984年度の[[日本カーオブザイヤー]]受賞車である。
 
安価で低コストに量産性を高めるため、[[サスペンション|足回り]]、エンジン、[[トランスミッションアクスル]]は既存の[[前輪駆動]]車(E80型[[トヨタ・カローラ|カローラ]])のものが流用し生産された。同様な成り立ちの[[フィアット・X1/9|X1/9]]や[[アメリカ合衆国|米]]・[[ゼネラルモーターズ]]の{{仮リンク|ポンティアック・フィエロ|en|Pontiac_Fiero}}を参考にしたとの話や、開発時期が英国[[ロータス・カーズ|ロータス]]と技術提携していた時期の開発であることから、一部ではロータスが設計した車両をトヨタが再設計してコストダウンしたものとの説もあった(ただしロータスの関与についての確認はヨーロッパでの実走テストにテストドライバーが参加したことのみ)。
 
[[1986年]](昭和61年)にはビッグ[[モデルチェンジ (自動車)#マイナー=モデルチェンジ(マイナーチェンジ)|マイナーチェンジ大規模改良]]われ、内外装がブラッシュアップされ、[[スーパーチャージャー]]や[[Tバールーフ]]の装備車が設定された(通称後期型)。
 
[[1988年]](昭和63年)の一部改良で電動格納ドアミラーの設定、内装生地の変更、[[ハイマウントストップランプ]]の設定が行われ、SW20型に入れ替わるかたちで生産を終了した(通称最終型)。AW型は全グレードにおいて[[パワーステアリング]]の設定は一切なかった。
 
生産終了から20年ほどまでは中古車市場で取引されることも多く、維持管理部品のメーカー供給も(加工・流用で対応できる部品を除いて)ほぼ問題なく行われていたが、20年を超えるころから内外装関連で廃番部品が多くなり、[[部品取り]]車、リユースやリサイクルパーツが高騰しつつある。
 
なお、AW1#系で採用されたエンブレムは[[七宝焼き]]で、AWの文字を模した鳥(猛禽類)が描かれているが、補給部品は2010年にプラスチックベースのものに変更された。
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* G
* G-Limited
前・後期型ともSは3A-LU型1500cc1,500 ccエンジン(日本国内仕様のみ)、GとG-Limitedは[[トヨタ・4A-GE|4A-GELU]]型1600cc1,600 ccエンジンをそれぞれ搭載。運輸省認定型式は1500cc1,500 ccエンジン車がE-AW10型、1600cc1,600 ccエンジン車はE-AW11型。
前期型のG、G-Limitedは[[ムーンルーフ]]装着車、後期型のGおよびG-Limitedには、Tバールーフ装着車及びスーパーチャージャー装着車(4A-GZE型1600cc1,600 ccエンジン搭載)を設定。
 
=== マイナーチェンジによる差異 ===
* 前期型初期仕様のバンパーと[[エアロパーツ|スポイラー]]ブラックア黒の無塗装トされていレタン素材である。(1985年の一部改良でボディ同色となる)
* 前期型は全車とも車両重量が1,000kg000 kg以下であり[[自動車重量税]]が安い(後期型の重量増は主に側面衝突対応のため)。
* 前期型のカーオーディオの取付スペースは1DINのみで、空調のコントロールパネルが後期型と異なる。
* 前期型のセンターコンソール、シフトレバー周辺、灰皿位置やスイッチなど、内装の意匠が後期型と大きく異なる。
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1984年-1985年[[日本カー・オブ・ザ・イヤー]]受賞。
 
[[限定販売|限定車]][[特別仕様]])として、1985年(昭和60年)にG-Limitedをベースに「ホワイトランナー(WHITE(WHITE LANNER)LANNER)」、「1600Gスポーツパッケージ(前期のみ)」、1986年(昭和61年)にGスポーツパッケージをベースに「ブラックリミテッド」(前期ベース)が設定された。なお、「ホワイトランナー」は300台の限定生産とされている。「1600Gスポーツパッケージ」(「ブラックリミテッド」を含む)はリアスタビライザーを装備している。(形状、線径が後の「ADパッケージ」仕様車に取り付けられているものとは異なる。)
 
後期モデルのスーパーチャージャー車には、[[スプリング]]・[[ショックアブソーバー]]でサスペンション特性を変更し、リア[[スタビライザー]]、回転方向指定タイヤの[[ブリヂストン]]POTENZA RE71などの装備を加えた「ADパッケージ仕様車」が設定されていた。なお後期モデルでは「ADパッケージ仕様車」以外のモデルにはリアスタビライザーの設定がない(メーカーの部品在庫もなし)。
 
マイナーチェンジの過給器モデル設定に際し、メーカー[[ターボチャージャー]]仕様とスーパーチャージャー仕様を試作し比較検討を行った。その結果、アクセルレスポンスや出力特性に優れるスーパーチャージャー仕様を採用した<ref>[[テレビ神奈川]]・[[新車情報]][[1986年|86]] No.482</ref>。4A-Gエンジンのターボチャージャー仕様は一般市販されたことはないため、試作車のターボエンジンは幻の4A-Gターボとなった。
 
=== 発売された特別仕様車 ===
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* 専用のプロテクションモール
* ライトグレーの専用シート表皮
* 専用の[[ステアリング・ホイール]][[シフトノブ]]
 
; 1988年1月- スーパーエディション
* ホワイトとベージュメタリックのツートンの専用ボディ色
* アウタードアノブハンドルをボディ同色に
* カラードリヤマッドガード
* カラードアルミホイール
* フロントブロンズティンテッドガラス
* 一部が本革のシート、本革巻きシフトノブと[[パーキングブレーキ]]レバーグリップ
* [[モモ (会社)|MOMO]]製の本革巻ステアリング
 
; 1989年1月- スーパーエディションII
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* カラードリヤマッドガード
* [[レカロ]]シート
* [[モモ (会社)|モモ]]MOMO製の本革巻ステアリング
* 本革巻シフトノブ、本革巻パーキングブレーキレバーグリップ
* 専用ドアトリム、フィン付きフロント[[ワイパー]]を装備
 
== 2代目 SW20型(1989年-1999年) ==