「耳をすませば」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
334行目:
: 劇中で雫が通っている学校は[[小金井市立小金井第一中学校]]がモデルである<ref>エンディングテロップより。</ref>。原作では「緑町立向い原中学校」となっているが、小金井市には実際に「[[緑町 (小金井市)|緑町]]」という地名が実在する。また、スタジオジブリの制作スタジオがあるのも小金井市(地域は[[梶野町]])である。ただし、原作は映画よりも古く、スタジオジブリによる映画化を意図して作られたものではないので、スタジオジブリの制作スタジオがある小金井市に緑町が実在するというのは全くの偶然である。なお、後述の通り、雫の居住先は集合住宅であるが、モデルとなる建物の位置関係から考えると[[多摩市立東愛宕中学校]]が通学先にあたる。
; 町並み・駅周辺
: 当作は公式設定で正式に[[東京都]][[多摩市]]が舞台となっており、街並みなども東京都多摩市の[[京王線]][[聖蹟桜ヶ丘駅]]周辺をモデルにしている<ref>『スタジオジブリ絵コンテ全集10 耳をすませば/On Your Mark』徳間書店、2001年に収録の月報、5頁。</ref>。例えば、杉の宮駅のプラットフォームに「'''多'''診療所」の看板が掲げられている他、学校のゴミ箱に「'''多摩市'''」の記載が在る。また、ハガキを投函する時に郵便ポストの左側の差出口に「'''都内'''」とあるので東京都内であることも判明しているし、鈴木家<ref>ムーンが尻尾を揺らして犬をからかっていた家の緑色の車。</ref>の車のナンバープレートが多摩ナンバーになっている。作中に登場する電車は京王線の鋼製車両のようなデザインをしており、作中で雫とムーンが電車を降りる「京玉線 杉宮駅」は京王線聖蹟桜ヶ丘駅と酷似している。雫がムーンを追いかけているうちに[[ロータリー]]にたどり着くが、これも実在し、このロータリーから聖蹟桜ヶ丘駅までの街並みが作中でよく登場する。このことから、聖蹟桜ヶ丘駅西口広場の交番横には中央商店会により「耳をすませばモデル地案内マップ」が設置されている<ref>[http://seiseki-s.com/htm/ssr/mimisuma.htm 桜ヶ丘商店会連合会事務局]</ref>。また、案内マップの横には2012年4月から地球屋を象ったモニュメント「青春のポスト」が設置されており、ポストの内部は地球屋の店内を演出した創りになっている<ref>[http://www7a.biglobe.ne.jp/~kamokichi/seiseki_guide/mimisuma/seishunnopost.html せいせきガイド] 2013年9月</ref>。このポストは郵便ポストではないので通常の郵便物を投函することはできないが、願掛けとして夢や目標を書いたカードを投函することが可能である<ref>投函したメッセージカードは管理者によって保存される。</ref>。聖蹟桜ヶ丘駅周辺を舞台としていることから、桜ヶ丘商店会連合会によって[[スタンプラリー]]が行なわれている<ref>スタンプラリーは3箇所を巡ることになっており、3箇所のうち2箇所は特に当作と関係のある場所となっている。1箇所目は冒頭での買い物や夕子との待ち合わせシーンで登場したFamilyMartのモデル「FamilyMart 聖蹟桜ヶ丘店」、2個所目は「せいせきSC・A館京王ストア2階エレベーター前」、3箇所目は「耳すま想い出ノート」が設置されている「ノア」である。</ref>。また、雫が冒頭での買い物や夕子との待ち合わせの際に向原駅前の『[[FamilyMart]]』を利用するシーンがあるが、モデルとなる聖蹟桜ヶ丘駅前には駅から徒歩100mほどのところに「聖蹟桜ヶ丘店」の店名でファミリーマートが実在する。
; 自宅
: 雫の住む団地は愛宕2丁目に実在する集合住宅をモデルとしている。映画の冒頭で雫がファミリーマートで牛乳を買ってくるシーンがあり、その時の移動手段が徒歩であることから、住まいはファミリーマートのごく近くと考えられる<ref>ただし、聖司との2人乗り以外では劇中で雫が自転車に乗車するシーンは存在しないため、自転車に乗れない設定である可能性もある。</ref>。しかし、実際の愛宕2丁目はファミリーマート(モデルである「ファミリーマート 聖蹟桜ヶ丘店」)から約3キロ離れており、ちょっとした買い物をするのに徒歩で移動する範囲としては聊か遠すぎる距離である。
; ロータリー周辺
: 劇中に登場する『地球屋』は[[アンティークショップ]]であるが、ロータリー付近にアンティークショップは元々実在しない。『地球屋』のモデルは「[http://jashumon.com/sakura/index.htm 桜ヶ丘 邪宗門]」という喫茶店である<ref name=":0">[http://news.mynavi.jp/articles/2014/10/28/mimisuma/ 東京都・聖蹟桜ヶ丘で「耳をすませば」のあの丘・坂を巡ってみた--写真33枚] マイナビニュース 2014年10月28日閲覧</ref>が、同店は2012年10月に店主の逝去に伴って廃業となり、現存しない。なお『桜ヶ丘 邪宗門』をモデルとする説には否定的な意見もある。なお一方で雫がムーンを見失った直後に映る背景に桜ヶ丘 邪宗門らしき建物が映っている。実際のロータリー付近には「[http://www.geocities.jp/noa_webbook0660/noa_index/noa_book.html ノア]」という洋菓子店が在る。店内には当作のファンが自由に書き込みできる『耳すま想い出ノート<ref>タイトルは他にも「耳すま思い出ノート」「耳ノート」「耳すまノート」などと表記・題される場合があり、一貫していない。</ref>』というファンノートが設置されており、バロンの置人形もある。以上のことから「ノア」が地球屋のモデルであると誤解されることが多いが「ノア」は地球屋のモデルというわけではない。『耳すま想い出ノート』は「ノア」の店主が始めた企画ではなく、元は当作のファンによる有志で始められたものであり、聖司が雫にプロポーズした場所のモデルとなる所に設置されていた。しかし、心無いファンによって場所(いわゆる「聖地」)が荒らされたり、ノートを持ち去るなどの悪質な行動が後を絶たず、事態を重くみた自治体によってフェンスが設置されたため、立ち入りできなくなってしまった。そこでノートの設置場所を移設することになり、新たな設置場所を求めていた時に設置を快諾したのが「ノア」の店主である。以降は「ノア」の店内に常設され、現在に至っている。ノアは現在、ジブリから許可を得て当作にちなんだ菓子類を販売する権利を得ている。また、ノアの店内では常に映画の主題歌である『カントリーロード』や『ロータリークッキー<ref>ちなみに『ロータリークッキー』の歌詞中には「耳をすませば」というフレーズが在る。</ref>』が流れている。実際に当作のロータリーにはファンが訪れる店が3軒ある。「ノア」は古くからファンノートを置いてある店で、クッキーやケーキは耳すま用が数多くある。「[http://wazakura.net/ 和桜]」はお店の夫妻が天沢聖司と月島雫に似ており、ファンから愛され、土日の昼間は喫茶店で健康茶やアルコール、鍋焼きうどん(予約制)が在ってファンとの交流の場となっており、平日と土日の夜は日本料理店となっている。「[https://www.facebook.com/Atelier-Tassel-アトリエ-タッセル-1627524560815795/?ref=py_c アトリエタッセル]」は雫の母親である朝子にそっくりのオーナーが経営している。気さくなオーナーのファンも数多く訪れ、コーヒーやケーキがおいしく、雑貨が人気で多くのファンが買いに来る。<!-- 作中に登場する・舞台のモデルになった等の関連性があるならまだしも「近所にあるファンが通うお店」を本項に記述する必要性はまったくありません。記述内容も主観的過ぎ、『耳をすませば』という作品とは無関係です。[[Wikipedia:ウィキペディアは何ではないか]]を良く読んで下さい。--><br />
 
=== 関連商品 ===