「名古屋立てこもり放火事件」の版間の差分

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事件発生を受けて[[愛知県警察]]は加害者の説得に当たった一方、[[警察庁]]では事件発生の第一報が入った直後から応援部隊を派遣する準備を始め、[[大阪府警察]]の刑事部捜査第一課[[特殊犯捜査係]](MAAT)に出動を準備するよう指示し、愛知県警察[[特殊急襲部隊|特殊部隊(SAT)]]に待機命令を出した<ref>{{Cite news|newspaper=読売新聞|date=2003-09-17|title=}}</ref>。<!-- “また、[[愛知県警察]]の[[特殊急襲部隊|特殊部隊]](SAT) も出動していたが、出動人員は少数であり”出動に関する出典が明らかになるまで、コメントアウトした方が良いと思います。-->だが、現場の室内には揮発したガソリンが充満していたため、加害者の制圧に銃器や[[手榴弾|閃光弾]]を使用することができなかった<ref group="注">これを教訓として、警察の[[特殊捜査班#県警察の突入班|突入班]]に、制圧用装備([[インパルス消火システム|高圧放水器]])が配備されたとされる{{誰2|date=2018年10月}}。</ref>。
 
警察はさらに加害者の説得を続けたが、最終的に加害者は人質7人を解放した直後の午後1時10分ごろに[[ライター]]でガソリンに火をつけ自爆した<ref name="中日新聞2003-09-16 夕刊1面"/><ref group="注">「自爆」ではなく、脅しとして持っていたライターが気化したガソリンに引火した「事故」であるという見方もある。この事件以前には、ガスが充満するぐらいの密閉を保った空間でガソリンの入った容器を開けたままにすると、揮発したガソリンにわずかな[[火花]]でも引火して爆発が起こりうることがあまり知られていなかった{{要出典|date=2018年10月}}。</ref>。この結果、加害者と人質の支店長が死亡し、加害者を制圧・逮捕するため現場階段付近にて機していた愛知県警察の[[機動捜査隊]]隊員(当時31歳、[[巡査長]])が一酸化炭素中毒で[[殉職]]した<ref name="中日新聞2003-09-17 朝刊1面"/>。また爆発当時ビル3階にいた警察官3名が熱風などで重傷を負い、警察官・消防隊員・報道陣・通行人ら38名が爆発時に飛散したガラス片などで軽傷を負った<ref name="中日新聞2003-09-17 朝刊1面"/>。
 
加害者・支店長の死因はいずれも焼死で、2人はそれぞれ出入り口から入った場所・事務所南東近くにて仰向けで倒れていた<ref name="中日新聞2003-09-17 朝刊1面"/>。愛知県警は16日午後10時45分から加害者宅を家宅捜索した一方、翌17日には愛知県警東署に特別捜査本部を設置して現場検証をした<ref name="中日新聞2003-09-17 朝刊1面"/>。