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== 来歴 ==
1997年4月24日、台湾に生まれる。4歳の頃に兄とともに囲碁教室に通い、囲碁を覚える<ref name=":2">{{Cite book|和書|title=碁ワールド 2014年6月号|publisher=日本棋院|pages=44-45}}</ref>。小学3年生の頃から本格的に囲碁に取り組むようになり、4年生で[[台湾棋院]]のプロ試験を受けるも1勝差の3位で次点に終わり、合格を逃す<ref name=":2" />。5年生時も合格には至らず、6年生の時に[[王立誠]]九段に日本でプロを目指す道を示され、来日を決意する<ref name=":2" />。2012年11月、日本棋院の平成25年度冬季[[棋士採用試験]]本戦で初戦から12連勝で合格を確定させ(最終成績は14勝1敗)<ref>{{Cite web|title=平成25年度冬季棋士採用試験 本戦|url=http://archive.nihonkiin.or.jp/profile/saiyou/2013/honsen.htm|website=日本棋院のアーカイブ|accessdate=2019-04-26}}</ref>、2013年4月、15歳で入段。
13歳で来日。2012年11月に平成25年度冬季[[棋士採用試験]]において、「12戦全勝で残り3局」の時点で入段確定となる。
 
2013年7月14日 [[本因坊秀策囲碁まつり|本因坊秀策杯]](非公式戦)で優勝(15歳の優勝は大会史上最年少記録)。8月から2014年2月にかけて第23期[[竜星戦]]で7連勝して決勝トーナメントに出場し、第2回戦で[[山下敬吾]]竜星を倒す(2014年7月17日)。10月27日 、非公式棋戦の[[中野杯U20選手権]]で優勝。12月 日韓交流戦で4勝1敗(申旻埈、偰玹准、崔精、崔暎讚に勝ち、黄宰淵に負け)。
 
2014年4月 中国国内棋戦である丙級リーグ戦に参加し、7戦全勝。5月 [[グロービス杯世界囲碁U-20]]で[[李欽誠]]初段(中国)・[[夏晨コン]]三段(中国)に勝利し準優勝。年間26績45勝12敗という成績を残し、2014[[棋道賞]]勝率第1位賞 78.9%(45勝12敗)を受賞する
 
2015年4月10日 [[LG杯世界棋王戦]]の20周年記念大会「LG挑戦者杯」で準決勝に進む。5月4日 第63期[[王座戦]]において、予選初出場で本戦入り。6月 [[竜星戦]]決勝トーナメントで準決勝に進む。8月20日 [[棋聖 (囲碁)#棋聖戦|棋聖戦]]挑戦者決定トーナメントに進出。
 
8月31日 第22期[[阿含・桐山杯全日本早碁オープン戦]]で[[村川大介]][[王座 (囲碁)|王座]]・[[首藤瞬]]七段・[[余正麒]]七段に勝利し準優勝<ref>[https://www.nihonkiin.or.jp/match/kiriyama/022.html 第22期 阿含・桐山杯 全日本早碁オープン戦]</ref>。9月13日 第2回[[ゆうちょ杯囲碁ユース選手権|ゆうちょ杯]](非公式戦)'''優勝'''更に、9月16日 第40期[[新人王戦 (囲碁)|新人王戦]]で'''優勝'''<ref>[https://www.nihonkiin.or.jp/match/shinjin/040.html 第40期 新人王戦]</ref>(17歳8ヶ月での新人王戦優勝は史上3番目の若さ、入段から2年5ヶ月は最短記録<ref>2016囲碁年鑑</ref>)。10月15日 第41期[[碁聖戦]]で本戦入り。10月22日 第42期[[天元戦]]で本戦入り。平成27年[[棋道賞]]最多勝利賞(41勝10敗、[[井山裕太]]と同数)。[[賞金ランキング (囲碁)|賞金ランキング]]初のトップ10入り(7位)。
 
2016年3月19日 第3回[[棋戦優勝者選手権戦]]で[[結城聡]]竜星・[[井山裕太]]六冠を破り準優勝。4月24日 第3回[[グロービス杯世界囲碁U-20]]で[[李東勲]]五段(韓国)・[[楊鼎新]]三段(中国)に勝利し準優勝<ref>[http://www.nihonkiin.or.jp/match/globis/003.html 第3回 グロービス杯世界囲碁U-20]</ref>。6月 中国国内棋戦である丙級リーグ戦に参加し、7戦全勝。7月28日、第42期天元戦本戦ベスト4。8月、第41期棋聖戦Bリーグで2位になりにAリーグ昇格<ref>[http://www.nihonkiin.or.jp/match/kisei/041.html 第41期 棋聖戦 日本棋院]</ref>。
 
2017年6月5日、第43期天元戦本戦ベスト4。8月10日 第56期[[十段戦]]予選決勝で[[高尾紳路]]名人に勝って本戦入り。9月7日 第42期棋聖戦Aリーグで2位になりSリーグ入り昇格<ref>[http://www.nihonkiin.or.jp/match/kisei/042.html 第42期 棋聖戦]</ref>、規定により七段に昇段。
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第43期碁聖戦本戦では[[張栩]]九段・山下敬吾九段・高尾紳路九段を破り決勝進出<ref name=":0">[https://www.nihonkiin.or.jp/match/gosei/043.html 第43期 碁聖戦]</ref>。
 
2018年5月16日、第43期碁聖戦本戦決勝で[[本木克弥]]八段に中押し勝ちし自身初の七大タイトル挑戦手合進出を果たした<ref name=":0" />。20歳5ヶ月で、これは碁聖戦挑戦は史上最年少記録(それまでの記録は第25期山下敬吾七段(当時)の21歳10ヶ月)<ref name=":1">[https://www.nihonkiin.or.jp/match_news/match_result/42_36.html 許家元七段が初の挑戦権獲得!【第43期碁聖戦挑戦者決定戦】]</ref>。8月3日、第43期碁聖戦五番勝負で井山裕太七冠に3-0で勝利し自身初の'''七大タイトルを獲得'''。許は入段から5年4ヶ月での七大タイトル獲得となり、2015年4月に6年0ヶ月で十段位を獲得した[[伊田篤史]]八段の最短記録を更新。七大タイトルの獲得年齢(20歳7ヶ月)は史上3番目の若さでの獲得<ref>[https://mainichi.jp/articles/20180804/k00/00m/040/084000c 井山6冠に後退 碁聖戦、許家元が奪取 毎日新聞]</ref>。また、挑戦手合で井山にストレート勝ちで七大タイトルを奪取勝利した初の棋士となった<ref>[http://www.sankei.com/life/news/180803/lif1808030034-n1.html 井山裕太七冠陥落 碁聖戦、許家元七段が最速タイトル]</ref>。碁聖位獲得により、8月4日付で八段に昇段。
 
==棋戦決勝進出結果 ==