「正力亨」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
|||
12行目:
|出身校=[[慶應義塾大学]][[経済学部]]
}}
'''正力 亨'''(しょうりき とおる、[[1918年]][[10月24日]] - [[2011年]][[8月15日]])は、[[日本]]の[[実業家]]。
== 略歴 ==
* [[1918年]](大正7年) - 正力松太郎の長男として[[東京府]]で生まれる。
* [[1942年]](昭和17年)
** [[慶応義塾普通部]]を経て[[慶應義塾大学]][[経済学部]]を卒業、[[王子製紙]]へ入社<ref name="yomidr">{{Cite news | url = http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=45456
| title = 読売新聞グループ本社社主、正力亨氏が死去 | newspaper = [[読売新聞]] Yomi-Dr | date = 2011-08-15 | accessdate = 2011-08-15 }}</ref>。
** [[海軍経理学校]]入校
30行目:
** [[報知新聞社]]社長<ref name="yomidr"/>。
** 5月 - [[読売ジャイアンツ|読売巨人軍]]球団オーナー
* [[1968年]](昭和43年)10月 - [[日本テレビ放送網]]代表取締役副社長に就任。
* [[1970年]](昭和45年)5月 -[[読売新聞社]]社主、日本テレビ放送網取締役、[[東京ドーム (企業)|後楽園スタジアム]]取締役
* [[1981年]](昭和56年) - [[アメリカ合衆国]]・[[フロリダ州]][[:en:Vero Beach, Florida|ベロビーチ]][[名誉市民]]、[[グアム]][[名誉大使]]、名誉市民<ref>[http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/print/sports/npb/523139/ 元オーナー 正力亨氏死去] Iza News 2011年8月15日閲覧</ref>
* [[1996年]](平成8年)12月 - 球団[[名誉オーナー]]<ref>「巨人軍・正力氏が名誉オーナーに」『読売新聞』1996年12月12日東京朝刊27頁参照。</ref>
* [[2002年]](平成14年)7月 - 読売新聞グループ本社社主となる。
* [[2011年]](平成23年)[[8月15日]] - [[敗血症]]のため[[東京都]][[港区 (東京都)|港区]]の[[北里研究所病院]]で
== エピソード ==
* 慶應義塾普通部では[[野球部]]で、投手兼4番を務めた。[[慶應義塾体育会野球部]]では
* [[長嶋茂雄]]を最も愛した読売関係者の一人でもある。
* [[王貞治]]の監督としての能力を非常に評価しており、[[1988年]]に王監督が退任した時には[[スポーツ報知|報知新聞]]などの記者に「君、王君に言ってくれないか、僕は王君にもう一度監督をさせたかった」と語ったとも言われている。
* 慶大野球部の後輩である[[藤田元司]]にも目をかけていた。経営評論家の[[針木康雄]]によると、正力がオーナーとして一番喜んだのは、1988年に藤田が2度目の一軍監督に就任したことだったといわれる。1度目の監督就任期間が好成績ながらわずか3年に終わったのを、悪いことをしたと気にかけていたからである<ref>正力亨氏が愛した「巨人」というオモチャ箱 [[週刊新潮]]2011年8月25日号</ref>。
* [[週刊少年ジャンプ]]の創刊編集長であった[[集英社]]の[[長野規]]とは親しい飲み友達だった。その縁で巨人軍の漫画化権を認めたり、ジャンプ連載漫画のアニメ化に協力するなど色々と便宜を図っていた。
* 父・
* [[1970年代]]から[[1980年代]]にかけて毎年正月に日本テレビで放送されていた球団所属選手出演のバラエティ番組にて、場面冒頭ファンに対して年始の挨拶を行うのが恒例行事だった。
* 実父
* [[1996年]](平成8年)12月
* [[2006年]](平成18年)[[2月10日]]、前日74歳で死去した藤田
* 読売新聞グループ本社社主のほか、よみうりランド・日本テレビの取締役、[[報知新聞社]]社長も務めた。
* 王が一軍監督としてレギュラーシーズン優勝を果たした[[1987年]]にホテルの一室でベッドの上で飛び跳ねて優勝を喜ぶという行動が目撃されるなど、その言動から「変人」扱いされることもあったが、『巨人という幻想』([[東邦出版]]、ISBN 4809405052)の著者である[[宮崎満教]](元[[内外タイムス]]記者)は「正力は純粋に巨人のことが大好きだった」と評している<ref>宮崎満教『巨人という幻想』(東邦出版、2000年)pp. 57</ref>。
|