「ロッコール島」の版間の差分

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== 概要 ==
海面から突出した塔状の[[岩]](高さ約23m、直径27m)。[[排他的経済水域]] (EEZ)を設定した場合、豊富な海洋[[資源]]を得ることができるため[[イギリス]]はロッコールを基点とするEEZの設定を検討したが、[[アイルランド共和国]]、[[デンマーク]]([[フェロー諸島]]の一部として)、[[アイスランド]]はこれに反対していた。
 
[[1982年]]に採択、[[1994年]]に発効した「海洋法に関する国際連合条約([[国連海洋法条約]])」には、121条3項に「人間の居住又は独自の経済的生活を維持することのできない岩は、排他的経済水域又は[[大陸棚]]を有しない」と規定されており、イギリスは、ロッコール島は条約第121条3項に基づき漁業水域の限界のための有効な基点ではないと判断して政策転換を図り、ロッコール島の排他的経済水域と[[大陸棚]]に関する主張を放棄した<ref>[http://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/rippou_chousa/backnumber/2011pdf/20111003127.pdf 沖ノ鳥島をめぐる諸問題と西太平洋の海洋安全保障] 134ページ参照 外交防衛委員会調査室 参議院</ref>。
 
岩(rock)にはそれを基点とするEEZを設けることができないが、領土としては認められ、[[領海]]も設定できる。イギリスのロッコールに対する領有権主張にたいしてはどの[[家]]も異議を申し立てをしていない。
 
== ウェーブランド事件 ==