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=== {{USA}} ===
[[ファイル:USS Gerald R. Ford (CVN-78) underway on 8 April 2017.JPG|thumb|250px|「[[ジェラルド・R・フォード (空母)|ジェラルド・R・フォード]]」]]
: 第二次世界大戦後に建造された[[フォレスタル級航空母艦|フォレスタル級]]を皮切りに、[[キティホーク級航空母艦|キティホーク級]]/「[[エンタープライズ (CVN-65)|エンタープライズ]]」/[[ニミッツ級航空母艦|ニミッツ級]]/[[ジェラルド・R・フォード級航空母艦|フォード級]]と運用してきた空母は全て、超大型航空母艦(スーパー・キャリアー[[:en:Supercarrier]])である。さらに、2009年に最後の通常動力空母「[[キティホーク (空母)|キティホーク]]」が退役したことで、保有する空母は全て[[原子力空母]]となった。現在は11隻の空母が現役である。最新鋭艦の排水量は10万トンを超え、1隻で中小国の空軍以上の攻撃力を持つといわれる。原子力機関を搭載するため建造・維持・運用に莫大なコストを要求されるが、軍事上・外交上の切り札に位置づけられている。
: また、[[タラワ級強襲揚陸艦|タラワ級]]以降の[[強襲揚陸艦]]にはV/STOL機の運用能力が始めから付加されており、[[ハリアー II (航空機)|ハリアー II]]攻撃機により、必要に応じて補助空母的任務を遂行可能である。現在保有する強襲揚陸艦には[[F-35 (戦闘機)|F-35]]戦闘機のSTOVLタイプであるF-35Bへの対応改修も進められている。
: アメリカ空母の運用については2001年に報告された防衛方針QDR-2001に基づいた艦隊即応計画によると「6個[[空母打撃群]]が30日以内にあらゆる紛争地域に展開できる態勢を維持している」<ref>森本敏『米軍再編と在日米軍』p.17</ref>。このような長距離即応体制には、航続力の長い大型の原子力空母が非常に有利である。将来的には予算の大幅削減に伴い、空母の運用状況にも大きな影響が出ると予想されている。
: 今後、就役中のニミッツ級をジェラルド・R・フォード級に順次置き換えていく予定であるが、2017年に第45代[[アメリカ合衆国大統領]]に就任した[[ドナルド・トランプ]]は現役空母を1隻純増し、12隻体制とすることを含めた海軍の拡張計画を協議していると表明した<ref group="注">この案が通過した場合、ニミッツ級の置き換えは2027年頃の就役を予定しているジェラルド・R・フォード級3番艦9代目[[エンタープライズ (CVN-80)|エンタープライズ]]より行われることになる。 </ref>。
:*[[ニミッツ級航空母艦|ニミッツ級]] - 10隻(内1(1炉心交換作業(RCOH)のため戦列を離れてい<ref group="注">2018年3月より[[ニューポート・ニューズ造船所]](NNSB)にて、CVN73[[ジョージ・ワシントン (空母)|ジョージ・ワシントン]]がRCOH及び近代化改装中。</ref>。
:*[[ジェラルド・R・フォード級航空母艦|ジェラルド・R・フォード級]] - 1隻、1隻建造中、13隻計画中
:*[[ワスプ級強襲揚陸艦|ワスプ級]] - 8隻
:*[[アメリカ級強襲揚陸艦|アメリカ級]] - 1隻、1隻艤装中、1隻建造中、43隻計画中
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=== {{UK}} ===
[[ファイル:HMS_QueenElizabeth_RO8-2.jpg|thumb|250px|「[[クイーン・エリザベス (空母)|クイーン・エリザベス]]」]]
: 艦載機がジェット機に代わって以降も、第二次世界大戦中に起工した空母に各種改装を行い運用していたが、財政難により維持するのは不可能となった。[[海洋国家]]であるイギリスにとって対潜航空兵力は依然として重要であり、代案としてヘリコプターを運用する飛行甲板を備えた小型艦が計画された。そんな中で空軍で開発中の垂直離着陸機[[ホーカー・シドレー ハリアー|ハリアー]]に着目、通常機に劣り、搭載数も少ないが、戦力として有望と考えられた。結果、艦載機版[[BAe シーハリアー|シーハリアー]] に対応したスキージャンプ等の運用設備が追加された[[インヴィンシブル級航空母艦|インヴィンシブル級]]となり、ソ連のキエフ級と共に現代的な軽空母として高い評価を受ける。
: しかし、続く財政難により2010年に発展型の[[BAe ハリアー II|ハリアーII]]が運用終了、STOVL空母からヘリ空母へ変更して使用していたインヴィンシブル級も2014年に全て退役した。減少した攻撃戦力を補うため、[[イギリス陸軍|陸軍]]が新たに導入した[[WAH-64 アパッチ]]を[[ヘリコプター揚陸艦]]「[[オーシャン (ヘリコプター揚陸艦)|オーシャン]]」に搭載することで対応している。
: インヴィンシブル級3隻の代替として、6万トンクラスのクイーン・エリザベス級2隻を建造、建造計画は搭載予定のF-35シリーズの開発遅延により幾度かの計画変更を余儀なくされたが<ref group="注">運用や搭載機のコストの問題から一時は運用艦は1隻として、もう1隻は予備役とすることが検討された。当時、STOVL機であるB型の開発が最も遅れていたことから、搭載機をB型からCATOBAR機のC型に変更、C型の運用が開始される頃に就役する予定の2番艦にのみカタパルト等の固定艦載機用の装備を艤装し、2017年に就役する予定だった1番艦はそれら装備を持たないヘリ空母として建造、2番艦の就役に伴い即応予備役に移される構想となった。最終的に搭載機はB型に戻り、両艦ともSTOVL空母として航空機運用能力は維持されることとなった。</ref>、1番艦が2014年7月に進水、2017年12月7日に就役。イギしばらくヘス分のF-35Bは空母運用となったが、2018年9月よりアメリカ訓練メリーランド州使用されいるため当面はヘリ空母としてF-35Bの運用される試験を開始した。2番艦は2017年9月8日に進水、12月21日に出渠した。ており、入れ替わりに「オーシャン」が2018年3月27日に退役した。
:*[[クイーン・エリザベス級航空母艦|クイーン・エリザベス級]] - 1隻、1隻艤装中
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=== {{ITA}} ===
[[ファイル:Cavour_(550)_-_Civitavecchia_harbour,_Italy_-_June_2011.jpg|thumb|250px|「カヴール」]]
: ヘリコプター巡洋艦の代替として建造したV/STOL空母2隻を運用している。「カヴール」は近年のトレンドとして、多任務艦の能力を盛り込まれている。2018年12月より、カヴールは[[ターラント]]にてF-35B搭載改修を行うために戦列を離れており、2020年頃に改修を終えて、アメリカにて運用試験に入る予定である。
: また、全通甲板を有する[[サン・ジョルジョ級強襲揚陸艦]](準同型艦の「サン・ジュスト」を含む)と「ジュゼッペ・ガリバルディ」の代替後継として、2017年から建造されていた3万トン強襲揚陸艦「トリエステ」の配備進められており、2019年5月25日付けで進水した。
:*[[ジュゼッペ・ガリバルディ (空母)|ジュゼッペ・ガリバルディ]]
:*[[カヴール (空母)|カヴール]] - 改装中
:*[[トリエステ (空母)|トリエステ]] - 2019年05月25日進水艤装中
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=== {{IRN}} ===
: 2011年、[[イラン海軍]]副司令官が戦闘機とヘリコプターを搭載した空母の建造を明らかにしたことが報じられた<ref>{{Cite news|url= http://gb.cri.cn/27824/2011/10/02/5551s3391842.htm |title= 伊朗海军宣布建造航母计划引发国际社会关注 |newspaper= [[中国国際放送]] |language= zh |date= 2011-10-02 |accessdate= 2019-04-22 }}</ref><ref>{{Cite news|url= http://japanese.joins.com/article/294/144294.html |title= 中国の空母出現…周辺国の海軍力強化に火がつく |newspaper= [[中央日報]] |date= 2011-10-04 |accessdate= 2019-04-22 }}</ref>。
: 2015年2月25日に、[[ホルムズ海峡]]近くで行われたイラン軍の演習「偉大な予言者9」において、イラン海軍はアメリカ海軍のニミッツ級を模した空母の大型模型を、対艦ミサイルや小型高速艇からの攻撃で爆破するデモンストレーションを行った。この演習の様子はイランニュースネットワーク(IRINN)やテヘランのFARSニュースエージェンシーで放映・公開されている<ref>{{Cite news|url= https://www.sankei.com/west/news/150309/wst1503090005-n1.html |title= 【軍事ワールド】イランが米空母爆破の衝撃映像公開!? 実は激似の大型模型…対イスラム国で“共闘”しつつ示威行為に出る狙いは |newspaper= 産経WEST |date= 2015-03-09 |accessdate= 2017-01-12 }}</ref>。
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[[ファイル:INS_Vikramaditya_13.jpg|thumb|250px|「ヴィクラマーディティヤ 」と「[[ヴィラート (空母)|ヴィラート ]]」]]
:イギリスより[[マジェスティック級航空母艦|マジェスティック級]]「ハーキュリーズ」と[[セントー級航空母艦|セントー級]]「[[ハーミーズ (空母・2代)|ハーミーズ]]」を購入し、V/STOL空母「[[ヴィクラント (空母・初代)|ヴィクラントI]]」、「[[ヴィラート (空母)|ヴィラート]]」として運用していたが2017年3月6日時点で両艦とも退役している。
:空母3隻保有を目指しており、まずヴィクラントIの代替として、旧ソ連の[[キエフ級航空母艦|キエフ級]]を購入・改装の上[[MiG-29K (航空機)|MiG-29K]]を搭載したSTOBAR空母ヴィクラマーディティヤを就役させている。続いてヴィラートの代替として、純国産のSTOBAR空母ヴィクラントII1隻IIを建造中であるが、予定は遅れており、2021年の就役予定となっている。
:さらにもう1隻の建造が計画されており当初はアメリカの技術協力を受けスーパーキャリアクラスの国産原子力空母建造計画していたが<ref>{{Cite news |title= 米、インド国産空母に技術協力 国防相会談|newspaper= 日本経済新聞|date= 2015-12-11|url= http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM11H1X_R11C15A2EAF000/|accessdate= 2015-12-12|format= |agency= |location= |publisher= |isbn= |issn= |oclc= |pmid= |pmd= |bibcode= |doi= |id= |page= |pages= |at= |language= |trans_title= |quote= |archiveurl= |archivedate= |ref= |postscript= }}</ref>、2019年には[[BAEシステムズ]]と[[クイーン・エリザベス級航空母艦|クイーン・エリザベス級]]をベースとする協議をしている
:*[[ヴィクラマーディティヤ (空母)|ヴィクラマーディティヤ]]
:*[[ヴィクラント (空母・2代)|ヴィクラント]] - 艤装中
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=== {{AUS}} ===
[[ファイル:Aerial photo of HMAS Canberra at RIMPAC 2016.jpg|thumb|250px|「LHD 02 キャンベラ」]]
: イギリスよりマジェスティック級「テリブル」、「マジェスティック」を「シドニー」、「メルボルン」として運用したが両艦とも退役している。「メルボルン」代替として、インヴィンシブル級を購入する計画もあったが頓挫している。現在はスペインの強襲揚陸艦「フアン・カルロス1世」の準同型艦2隻を運用している。V/STOL機の搭載は当面考えられていないが、スキー・ジャンプを備え、UAVの運用が考慮されている。
:*[[キャンベラ級強襲揚陸艦|キャンベラ級]] - 2隻
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=== {{THA}} ===
[[ファイル:Chakri_Naruebet_2001.JPEG|thumb|250px|「チャクリ・ナルエベト」]]
: スペインに発注して建造された世界最小のV/STOL空母(「プリンシペ・デ・アストゥリアス」の縮小発展型)を1隻保有している。財政難の折、活動は不活発の模様。ハリアーは全機が保管状態にあり、実質的にヘリ空母としての運用下にある。
:*[[チャクリ・ナルエベト (空母)|チャクリ・ナルエベト]]
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=== {{KOR}} ===
[[ファイル:ROKS Dokdo (LPH 6111).jpg|thumb|250px|「[[独島級揚陸艦|独島級]]」]]
: 機動艦隊創設の一環として、本格的な全通甲板を採用した強襲揚陸艦「独島」を2007年に就役させた。3隻体制を目指しており、拡大発展型の韓国航空母艦(KCVX)等も構想されていたが、予算上の問題から3番艦及び空母の建造計画は破棄された。2番艦も予算や1番艦で発生した欠陥・事故から先送りされていたが、改良の上で2018年に進水、艤装が進められている。また、取り消しとなった3番艦についても建造事業再開が検討されている。
:*[[独島級揚陸艦|独島級]] - 1隻、1隻艤装中、1隻計画
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{{main|中国の空母建造計画}}
[[ファイル:Aircraft_Carrier_Liaoning_CV-16.jpg|thumb|250px|「[[遼寧 (空母)|遼寧]]」]]
: スクラップとして他国の退役空母を数隻購入していたが、その中で1998年に購入した旧ソ連が建造中止した「[[ヴァリャーグ (空母)|ヴァリャーグ]]」を、練習空母として建造再開、2012年9月25日に就役させた。
: 本格的な空母艦隊建設構想を固めており、2020年頃には通常動力空母2隻と、原子力空母2隻を整備する構想とされる。また、中国は将来的に強襲揚陸艦や軽空母の建造も視野に入れていると言われている。<ref>Defence News 4月22日</ref><ref>[[航空ファン (雑誌)]] 2011年11月号 p.60</ref>
: 国産空母は性質の異なるタイプが平行建造されている。2013年に大連造船廠にて1隻目の002型(遼寧(001型)の改良型であるため、一時001A型と呼ばれた)が起工、2017年進水し、早ければ2019就役予定では公試の最終段階にるとされる。2隻目は江南造船所にて2015年に起工、こちらは排水量が拡大、カタパルト(蒸気式又は電磁式)を装備するとされている。また、2017年には滬東中華造船にて軽空母任務も考慮した強襲揚陸艦075型が2隻起工した<ref>{{Cite news|url= http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/31/2017033100716.html |title= 中国海軍、軽空母クラスの強襲揚陸艦の建造を開始 |newspaper= Chosun online |publisher= 朝鮮日報 |date= 2017-03-31 |accessdate= 2019-04-22 |archiveurl= https://web.archive.org/web/20170401055607/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/31/2017033100716.html |archivedate= 2017-04-01 }}</ref>。さらに、大連造船廠では002型1隻、075型1隻の建造が始まっているのではないかとされている
:他にも数隻の空母(一説には原子力空母とされる004型)または強襲揚陸艦の建造が始まっているのではないかと推測されているが公式に公表されているものはない。
:*[[遼寧 (空母)|遼寧]]
:*[[001A型航空母艦|002型]] - 1隻公試中
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=== {{TUR}} ===
: 将来的にV/STOL機運用を検討しており、2016年より[[イスタンブール]]の造船所でスペインの強襲揚陸艦「フアン・カルロス1世」の2万トン級準同型のを建造、2019年5月3日に進水ている
:しかし、防空ミサイルとしてロシアの[[S-400 (ミサイル)|S-400]]を導入するトルコに対して、アメリカが制裁としてF-35Aを引き渡さないことが検討されており、搭載機として導入を予定していたF-35Bが入手できない可能性が出ている。
:*[[アナドル(強襲揚陸艦)|アナドル]] - 建造艤装
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{{main|海上自衛隊の航空母艦建造構想}}
[[ファイル:DDH-183_いずも_(11).jpg|thumb|250px|「[[いずも (護衛艦)|いずも]]」]]
: ほぼ全通飛行甲板を採用した[[おおすみ型輸送艦 (2代)|おおすみ型]]が建造されたが、本型にはヘリコプター搭載能力はなかった。対潜ヘリコプター3機を搭載・運用するヘリコプター搭載護衛艦 (DDH)の[[はるな型護衛艦|はるな型]]、 [[しらね型護衛艦|しらね型]]の代替として、それぞれヘリコプター11機を搭載可能なひゅうが型2隻とヘリコプター14機を搭載可能ないずも型2隻が2017年3月22日時点で就役している。
: 本格的な強襲揚陸艦の導入の調査予算の計上や視察調査が行われたが、平成29年度時点で防衛大綱や建造費の予算化などの建造に向けた動きはなかった。
: 2018年11月27日の記者会見で、[[岩屋毅]]防衛相は「せっかくある装備なので、できるだけ多用途に使っていけることが望ましい」と延べ、いずも型護衛艦の空母への改修に前向きな考えを示している。また、航空自衛隊のF-35B導入も防衛大綱に明記されると報じられた<ref>{{cite news|title=防衛大綱 いずも「空母化」を明記へ|newspaper=[[毎日新聞]]|date=2018年11月27日|url=https://mainichi.jp/articles/20181128/k00/00m/010/147000c|accessdate=2018年12月2日}}</ref>。
:*[[ひゅうが型護衛艦|ひゅうが型]] - 2隻
:*[[いずも型護衛艦|いずも型]] - 2隻
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=== {{BRA}} ===
[[File:HMS_Ocean_MOD_45151277GLAM MB Chegada do PHM "Atlântico" (29323273127).jpg|thumb|250px|「[[オーシャン_(ヘリコプター揚陸艦)|アトランティコ]]」]]
: 第二次大戦直後にイギリスから購入したコロッサス級「ヴェンジャンス」を「ミナス・ジェライス」して長らく運用。次いでフランスから購入したクレマンソー級「フォッシュ」を「[[サン・パウロ (空母)|サン・パウロ]]」として、空母も艦載機も旧式ながらCTOL空母を運用していた。しかし、2017年2月14日にサン・パウロの運用終了、運用空母はなくなった。
: 2018年2月にイギリスから退役したする[[オーシャン (ヘリコプター揚陸艦)|オーシャン]]」を購入すること契約決まり成立3月の退役後にイギリスにて改装が行われた後、7月に「アトランティコ」として就役予定である引き渡された
:*[[オーシャン (ヘリコプター揚陸艦)|アトランティコ]] - 公試中
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=== {{FRA}} ===
[[ファイル:Porte-avions Charles de Gaulle - Crédit Marine Nationale.jpg|thumb|250px|「シャルル・ド・ゴール」]]
: アメリカやイギリスから購入した旧型空母を運用後、国産の[[クレマンソー級航空母艦|クレマンソー級]]を2隻建造したが、退役済みである。現在はアメリカ以外で唯一の原子力空母シャルル・ド・ゴール1隻運用している。空母2隻体制を目標としているが、シャルル・ド・ゴール級の2番艦は財政難や設計ミスのため中止されており、その後にイギリスの[[クイーン・エリザベス級航空母艦|クイーン・エリザベス級]]の準同型艦を[[フランス次期空母]]として2隻目の空母とする計画が持ち上がるが、こちらも 2013年に中止となった。なお、[[フランス海軍]]は現在も引続き空母による核戦略を中心に置いており、空母シャルル・ド・ゴールとその艦載機ともに戦術核兵器の搭載・運用能力を維持している。
: また、非空母型の[[フードル級揚陸艦|フードル級]]を代替するため、全通飛行甲板を採用したミストラル級の建造を進めている。4隻の調達計画であったが3隻以降の計画は進んでいない
:*[[シャルル・ド・ゴール (空母)|シャルル・ド・ゴール]](原子力空母)
:*[[ミストラル級強襲揚陸艦|ミストラル級]] - 3隻、1隻計画中
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=== {{RUS}} ===
[[File:Russian_aircraft_carrier_Kuznetsov.jpg|thumb|250px|「アドミラル・クズネツォフ」]]
: [[ソビエト連邦]]崩壊まではV/STOL空母キエフ級を4隻保有し、STOBAR空母アドミラル・クズネツォフ級2隻、カタパルトを備えた原子力空母[[ウリヤノフスク級原子力空母|ウリヤノフスク級]]2隻の建造を進めていたが、冷戦終結間際に就役したアドミラル・クズネツォフ1隻を除き、全て退役又は建造破棄されている。さら<ref group="注">後、ソビエト連邦の空母を建造してきた黒海造船工場がウクライナの独立により接収されてしまい、空母の建造能力も失われてしまう事態となった。ロシアで維持・運用されたアドミラル・クズネツォフは財政難から2000年代初頭は極めて活動状況が鈍かったが、2007年頃から再び活発に外洋行動を繰り返すようになった。また、空母機能を強化する近代化改装がいくつか予定されており、そのための国内造船所の設備拡張、改修も進められている。また、比較的状態の良かったキエフ級の一隻はロシアの[[セヴマシュ|セヴマシュ造船所]]でSTOBAR空母へ改修を受けインドへ売却、進水していたアドミラル・クズネツォフ級の1隻はウクライナへ移管後に中国へ売却され、再建造されている。</ref>。ソ連からロシアへ引き継がれたクズネツォフも財政難から2000年代初頭は極めて活動状況が鈍かった
:2007年頃から再び活発に外洋行動を繰り返すようになり、2016年1月には半年にも及ぶ大規模オーバーホールが行われ、シリア遠征に参加。さらなる空母機能強化が予定されており、2018年4月より[[ムルマンスク]]にて近代化改装が開始した。作業は2020年までに完了し、2021年に戦列に復帰する予定である。また、ソ連時代に空母を建造していた黒海造船工場がウクライナの独立により接収されたことで失われた空母の建造能力も、国内造船所の近代化で回復が図られている。
: 2005年初頭、[[ロシア海軍]]総司令官[[ウラジーミル・クロエドフ]][[上級大将]]は、2010年までに新空母設計をまとめて建造開始、[[北方艦隊]]配備の1番艦を2016年竣工、続いて[[太平洋艦隊 (ロシア海軍)|太平洋艦隊]]配備2番艦を建造開始するという内容の新空母建造計画を発表した。2006年2月に後任のロシア海軍総司令官である[[ウラジーミル・マソリン]][[大将]]が将来、5、6隻以上の航空母艦を展開させる計画を発表した。さらに2008年、[[ドミートリー・メドヴェージェフ]][[ロシア連邦大統領|大統領]]は2015年までに2隻以上の新規原子力空母建造計画に着手すると表明した。新型空母の建造は近日中の予定はないが、2030年頃の就役を見込んでいるとされており、2013年には電磁カタパルトと新型原子炉RITM-200を備えた将来原子力航空母艦プロジェクト[[ロシア将来航空母艦|23000E「シトルム」]]のコンセプトが発表されている。
: また、強襲揚陸艦2隻以上の調達が決定され、フランスの[[ミストラル級強襲揚陸艦]]が選定され、2隻が契約、追加2隻の導入が計画された2隻の引き渡し直前まで建造がんだが、[[2014年ウクライナ騒乱]]により西側からの経済制裁が行われたことで資金調達が難航、建造を行ったフランスも制裁の一環として引渡しを無期限延期した。最終的にミストラル級のロシアへの受領は中止・返金補償(詳しくは[[ミストラル級強襲揚陸艦#配備|該当項目]])となり、完成してい2隻はエジプトへ売却され、国内ライセンス生産の2隻はキャンセルとなった。このため、ロシアは国内造船所で2015年にロシア版ミストラル級とも言える2万4千トンクラスの概念設計「ラヴィーナ」、規模縮小した1万4千トンクラスの「プリボイ」等のを公開。汎用揚陸艦セヴァストーポリ型の設計を進めており、20222020就役建造開始を目指している。
:*[[アドミラル・クズネツォフ (空母)|アドミラル・クズネツォフ]] - 改装中
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