「子供向けアニメ」の版間の差分

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== 海外の特徴 ==
=== 韓国の事情 ===
[[大韓民国]]では1990年代から2007年頃までは地上波でも日本の子供向けアニメが放送されていたが、それ以降は純韓国産のアニメか、[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]や日本や[[中華人民共和国|中国]]との合作アニメを中心に編成されている。地上波では[[韓国放送公社]](KBS)、[[韓国教育放送公社]](EBS)、[[SBS (韓国)|SBS]]の系列ではよく放送されているが、[[文化放送 (韓国)|文化放送]](MBC)では他局よりも比較的早く2002年まで日本産アニメを放送していた<ref group="注">ちなみに、[[プリティーシリーズ]]のアニメ作品は、MBCが韓国での初放送権を持っているが、韓国との合作作品である。</ref>ことをわかるように子供向けアニメの編成は消極的である。
 
KBSは[[公共放送]]であるが、広告放送を実施していないKBS第1テレビジョン(KBS1)と広告放送を実施している[[KBS第2テレビジョン]](KBS2)とKBS N系列のチャンネルで構成されている。韓国ではテレビ番組の放送中に広告を放送することが原則として禁止<ref group="注">アニメーションを例にとると、韓国が製作に関与した作品はAパートとBパートの概念は無く、韓国と日本が共同で製作した作品の韓国版は、AパートとBパートが完全に統合されており、[[アイキャッチ]]が削除されている。純日本製アニメの場合、AパートとBパートの間は、絶対的にCMを流していないので、[[ポケットモンスター (アニメ)|ポケットモンスターシリーズ]]など、番組によっては、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]版は必ずアイキャッチをカットしているので、そちらを韓国に[[輸入]]して放送することもある。番組の放送中にCMを挟む場合は、フォーマット上は同一番組だが、番組編成上は別番組扱いである。</ref>されているため、広告放送を実施していないKBS1で玩具の販売促進アニメを放送することが可能となっている。その代わり、KBS2(主に子供番組の枠)やKBS KidsでKBS1の作品の玩具CMを放送することで対処されている。
 
韓国産の玩具の販売促進アニメは番組内の広告放送が解禁<ref group="注">それ以前は韓国では禁止されていたので、その代わり、放送終了後の[[エンドクレジット]]の冒頭に、放送中の広告に関わった企業を[[ロゴタイプ]]として表記している。2019年現在も欧米諸国の一部では番組外での放送に限るなどの制限を加えている例が存在する。</ref>された2010年代辺りから増えており、『ターニングメッカード』を柱とした『メッカードシリーズ』が有名で、[[韓国車]]が[[ロボット]]に変形する[[トランスフォーマー]]に似た性格を持ったアニメの『ハローカーボット』([[現代自動車]])や、対抗作品の『変身自動車トーボット』([[起亜自動車]]、現代自動車の姉妹企業)などがある。また、『[[フラワーリングハート]]』は玩具メーカーも製作に参加している。『コンスニ』<ref group="注">ヨンシロプが[[2000年]]に投入した乳幼児向け[[人形]]玩具で、アニメ以降は原作もアニメと同じ顔に変更されている。アニメ以前はムービングアイだった。アニメ以前のコンスニは単なる人形玩具に過ぎなかったが、アニメ以降の原作はコンスニの[[キャラクター]]化路線を取っており、[[ぬいぐるみ]]や[[コスプレ|なりきり服]]までヨンシロプからラインナップされるようになっている。</ref>など、韓国の玩具そのものを原作としたアニメまである。
 
韓国を代表する子供向けアニメは『[[ポンポン ポロロ]]』であり、[[2002年]]に韓国が独自に導入された視聴推奨年齢制度<ref group="注">全年齢、7歳以上、12歳以上、15歳以上、19歳以上の5種類で、[[テレビ番組]]のみが対象であり、[[黄色]]い[[円形]]の中に視聴推奨年齢を表記している。日本ではこのような制度を導入していないため、[[ぼかし]]処理を取るか、違うマークで隠す措置を取るのかである。</ref>導入の翌年にあたる[[2003年]]に、[[戦闘]]要素が主体で、乳幼児への[[教養]]要素を兼ね備えた『それいけ!アンパンマン』をベースに、そちらから戦闘要素を完全に排除し、教養要素に特化した作品として製作された作品で、『アンパンマン』の全年齢対象版にあたる作品でもある。本来のターゲットは1~3歳までの男女であるため、それまで韓国で放送されていた同じターゲットの『それいけ!アンパンマン』から人気を奪う程<ref group="注">『ポロロ』が戦闘要素を排除したことで全年齢対象となっているのに対し、『アンパンマン』が戦闘要素の関係でターゲットの世代より歳上の7歳以上対象となっていることが韓国でのアンパンマンの人気低下とポロロの国民的人気の要因の一つにもなっている。</ref>からの、国民的人気を奪う程アニメっている。韓国はテレビ番組の[[放映権]]には比較的緩いので、製作局のEBSに留まらずほぼ全ての韓国の子供向けチャンネルで放送されている。ちなみに、日本では『[[ポンキッキ]]』でシーズン1のみを放送した実績があるため、マイナーではあるが、4~6歳の子供に支持されている。
 
== 補足 ==