「子供向けアニメ」の版間の差分

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Wikipedia:言葉を濁さないにあるように「ちなみに」と言う余談を入れない/海外との表現も日本POV
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{{独自研究|date=200820199714日 (日) 20:54 (UTC)}}
{{出典の明記|date=2019年7月14日 (日) 20:54 (UTC)}}
'''子供向けアニメ'''(こどもむけアニメ)は、視聴対象を[[乳児]]・[[幼児]]・[[幼稚園児]]から[[小学生]]・[[中学生]](高校生は除く)までの[[子供]]として企画・[[製作]]される[[アニメ]]作品。
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'''子供向けアニメ'''(こどもむけアニメ)は、視聴対象を[[乳児]]・[[幼児]]・[[幼稚園児]]から[[小学生]]・[[中学生]](高校生は除く)までの[[子供]]として企画・[[製作]]される[[アニメ]]作品。
 
子供の精神的成長は年単位で進むため、視聴年齢の区分には、
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== 男児向けの特徴 ==
;非日常的な世界の[[勧善懲悪]]の[[ロボットアニメ]]
『[[鞍馬天狗 (小説)|鞍馬天狗]]』などの少年向け[[時代劇]]の勧善懲悪の構図を継承する形で、漫画や特撮ものにおいての定番パターンと定着し([[時代劇#時代劇の分類]]の活劇ものも参照)、現在も10代前後主人公が正義の味方となって、悪の陣営の野望を打ち砕くための闘いを描く単純明快な構造を持っており、単純化された善悪の概念を明確に示すと共に、10代前後の少年の英雄願望を満足させるようになっている。また、闘いの中での仲間との友情や助け合いといった概念が盛り込まれることも多い。前述の通り、『[[スーパー戦隊シリーズ]]』などの[[特撮]]番組においても、これは踏襲されている。ただし、近年ロボットアニメ自体は下火で、ゲームを主体にした作品と比べて、必ずしも堅調とはいいがたい
 
;ロボット玩具(超合金フィギュア・プラモデル等)
ロボット等は増えるほどスポンサーの商品展開がやりやすくなるため、スポンサーの意向でバリエーションが増加する傾向がある。ただし、過剰になることへの非難もあり、また単価が上がりすぎると逆効果になるため、メインのロボットに合体してバリエーションを構成する小型のロボットやメカの単価はむしろ下げられる傾向もある。また、近年では魔法少女もの(女玩)のように先端技術を用いた変身アイテムのグッズも多く商品化されている。
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絵柄の面においては、[[少女向けアニメ#中高生以上向け作品|中高生以上の女子を対象とした「少女向けアニメ」の一部作品]]や、「[[女性向けアニメ]]」と比べ、ヒロインのキャラクター、ヒーローのキャラクターとも目が大きめであることが多い。これは小中学生向け少女漫画雑誌(『なかよし』、『りぼん』、『ちゃお』など)に連載されている漫画から受けた影響も大きい。また、近年の「[[少年向けアニメ]]」や「[[男性向けアニメ]]」の一部に当たる、いわゆる「[[萌えアニメ]]」とも相互に影響を受け、絵柄面でも似通っている部分も多い。一部のアニメ作品には「萌えアニメ」のスタッフが参加したり、逆に、本ジャンルのアニメに関わったスタッフが「萌えアニメ」に参加する例もしばしば見られる。
 
;アニメオリジナル作品
アニメオリジナル作品は男児向けアニメでは1970年代後半以降から目立ち始め、女児向けアニメも草創期の1960年代から1970年代半ばまでは『魔法使いサリー』・『ひみつのアッコちゃん』などは少女漫画を原作にしていたが、男児向け同様後半期の『[[魔法少女ララベル]]』などがオリジナル作品として製作された。その傾向を引き継ぎ『[[魔法のプリンセス ミンキーモモ]]』([[葦プロ]]魔法少女アニメシリーズの代表作)<ref group="注">後半の東映の魔女っ子シリーズやミンキーモモはオリジナル作品ではあったが、キャラクターデザインに少女漫画家が参加し、その作家によるコミカライズも行われていた。</ref>、『[[魔法の天使クリィミーマミ]]』(ぴえろ魔法少女アニメシリーズの代表作)などの成功もあり、本ジャンルの主流になった。1990年代前半から中盤にかけては『セーラームーンシリーズ』に代表される少女漫画原作アニメの隆盛の影となっていたが、1990年代末期の『おジャ魔女どれみシリーズ』の成功をきっかけに再び増加し、2000年代以降は『プリキュアシリーズ』を筆頭に過半数の作品がアニメオリジナルとなっている。
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2000年代は『ちゃお』原作作品から『わがまま☆フェアリー ミルモでポン!』・『きらりん☆レボリューション』などをヒットさせていたが、『なかよし』・『りぼん』を含む『ちゃお』以外に掲載されていた作品からは1990年代とは一転してヒット作が少ない状況になっていた。さらに2010年代になると『ちゃお』も含め、3大小中学生向け少女漫画雑誌に連載された原作漫画がテレビアニメ化される機会が大幅に少なくなっている。その一方で『なかよし』の1990年代の人気作品だった『セーラームーンシリーズ』と『カードキャプターさくら』は放送終了後15年以上経過して尚、当時の視聴者に人気を誇り、前者は2014年から成人女性を主な対象とした新作『[[美少女戦士セーラームーンCrystal]]』が、後者は2018年に続編『カードキャプターさくら クリアカード編』が放送された。
 
== 海外世界の特徴 ==
=== 韓国の事情 ===
[[大韓民国]]では1990年代から2007年頃までは地上波でも日本の子供向けアニメが放送されていたが、それ以降は純韓国産のアニメか、[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]や日本や[[中華人民共和国|中国]]との合作アニメを中心に編成されている。地上波では[[韓国放送公社]](KBS)、[[韓国教育放送公社]](EBS)、[[SBS (韓国)|SBS]]の系列ではよく放送されているが、[[文化放送 (韓国)|文化放送]](MBC)では他局よりも比較的早く2002年まで純日本産アニメを放送していた<ref group="注">ちなみに、[[プリティーシリーズ]]のアニメ作品は、MBCが韓国での初放送権を持っているが、韓国との合作作品である。</ref>ことをわかるようにが、子供向けアニメの編成は消極的であった
 
KBSは[[公共放送]]であるが、広告放送を実施していないKBS第1テレビジョン(KBS1)と広告放送を実施している[[KBS第2テレビジョン]](KBS2)とKBS N系列のチャンネルで構成されている。韓国ではテレビ番組の放送中に広告を放送することが原則として禁止<ref group="注">アニメーションを例にとると、韓国が製作に関与した作品はAパートとBパートの概念は無く、韓国と日本が共同で製作した作品の韓国版は、AパートとBパートが完全に統合されており、[[アイキャッチ]]が削除されている。純日本製アニメの場合、AパートとBパートの間は、絶対的にCMを流していないので、[[ポケットモンスター (アニメ)|ポケットモンスターシリーズ]]など、番組によっては、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]版は必ずアイキャッチをカットしているので、そちらを韓国に[[輸入]]して放送することもある。番組の放送中にCMを挟む場合は、フォーマット上は同一番組だが、番組編成上は別番組扱いである。</ref>されているため、広告放送を実施していないKBS1で玩具の販売促進アニメを放送することが可能となっている。その代わり、KBS2(主に子供番組の枠)やKBS KidsでKBS1の作品の玩具CMを放送することで対処されている。
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韓国産の玩具の販売促進アニメは番組内の広告放送が解禁<ref group="注">それ以前は韓国では禁止されていたので、その代わり、放送終了後の[[エンドクレジット]]の冒頭に、放送中の広告に関わった企業を[[ロゴタイプ]]として表記している。2019年現在も欧米諸国の一部では番組外での放送に限るなどの制限を加えている例が存在する。</ref>された2010年代辺りから増えており、『ターニングメッカード』を柱とした『メッカードシリーズ』が有名で、[[韓国車]]が[[ロボット]]に変形する[[トランスフォーマー]]に似た性格を持ったアニメの『ハローカーボット』([[現代自動車]])や、対抗作品の『変身自動車トーボット』([[起亜自動車]]、現代自動車の姉妹企業)などがある。また、『[[フラワーリングハート]]』は玩具メーカーも製作に参加している。『コンスニ』<ref group="注">ヨンシロプが[[2000年]]に投入した乳幼児向け[[人形]]玩具で、アニメ以降は原作もアニメと同じ顔に変更されている。アニメ以前はムービングアイだった。アニメ以前のコンスニは単なる人形玩具に過ぎなかったが、アニメ以降の原作はコンスニの[[キャラクター]]化路線を取っており、[[ぬいぐるみ]]や[[コスプレ|なりきり服]]までヨンシロプからラインナップされるようになっている。</ref>など、韓国の玩具そのものを原作としたアニメまである。
 
韓国を代表する子供向けアニメは『[[ポンポン ポロロ]]』であり、[[2002年]]に韓国が独自に導入された視聴推奨年齢制度<ref group="注">全年齢、7歳以上、12歳以上、15歳以上、19歳以上の5種類で、[[テレビ番組]]のみが対象であり、[[黄色]]い[[円形]]の中に視聴推奨年齢を表記している。日本ではこのような制度を導入していないため、[[ぼかし]]処理を取るか、違うマークで隠す措置を取るのかである。</ref>導入の翌年にあたる[[2003年]]に、[[戦闘]]要素が主体で、乳幼児への[[教養]]要素を兼ね備えた『それいけ!アンパンマン』をベースに、そちらから戦闘要素を完全に排除し、教養要素に特化した作品として製作された作品で、『アンパンマン』の全年齢対象版にあたる作品でもある。本来のターゲットは1~3歳までの男女であるため、それまで韓国で放送されていた同じターゲットの『アンパンマン』から人気を奪う程<ref group="注">『ポロロ』が戦闘要素を排除したことで全年齢対象となっているのに対し、『アンパンマン』が戦闘要素の関係でターゲットの世代より歳上の7歳以上対象となっていることが韓国でのアンパンマンの人気低下とポロロの国民的人気の要因の一つにもなっている。</ref>の、国民的人気アニメになっている。韓国はテレビ番組の[[放映権]]には比較的緩いので、製作局のEBSに留まらずほぼ全ての韓国の子供向けチャンネルで放送されている。ちなみに、日本では『[[ポンキッキ]]』でシーズン1のみを放送した実績があるため、マイナーではあるが、4~6歳の子供に支持されてい
 
== 補足 ==
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== 出典 ==
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<references/>
 
== 関連項目 ==