「決選投票」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
→‎概要: 式がでたらめだったので修正
エクスハウスティブ・バロットなど
1行目:
'''決選投票'''(けっせんとうひょう)とは、1回の投票で決着がつかない時に、上位候補に絞った上で再度投票を行うこと。票割れの弊害を緩和する方式である。「決'''戦'''投票」は誤字。
 
==概要==
9行目:
 
日本でも地方首長選挙では1946年に[[法定得票]]数(有効得票数の8分の3)に満たない場合に導入された。1947年の統一地方選挙では知事選挙で8件、市区町村長選挙で242件、1952年の統一地方選挙では知事選挙で3件、市区町村長選挙で245件が適用された。1952年に法定得票数を有効得票数の8分の3から4分の1に引き下げることとともに決選投票制から[[再選挙]]制へ移行となった。
 
== エクスハウスティブ・バロット ==
エクスハウスティブ・バロット(exhaustive ballot)は徹底的(exhaustive)な決選投票の方式。[[小選挙区制]](単数選出のための投票)で用いられる方式である。有権者は候補者の中から一人に一票を投じる。投票の過半数によって支持されている候補者がいない場合は、投票数が最も少ない候補者が除外され、さらに投票が行われる。このプロセスが1人の候補者が多数派になるまで必要なだけの投票が繰り返される。二回投票制と異なり、有権者は三回以上の投票が必要になることもある。したがってエクスハウスティブ・バロットは大規模な公職選挙では使用されない。首相の選挙や議会の議長を決める選挙など、高々数百人の有権者の選挙で使用される。[[IOC]]総会での[[近代オリンピック|オリンピック]]の開催地の決定など3以上の候補から一つを選ぶ決議の決定、[[FIFAワールドカップ]]開催地の決定などでも使用されている。二回投票制よりも票割れを防ぐ効果は高い。一回の投票でこれと同じ結果になるように目指したのが優先順位付投票制こと[[優先順位付投票制|即時決選投票制]]である。
 
==関連項目==