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孫文の死後、[[1925年]]に[[上海]]で発生した[[五・三〇事件]]を背景にして、汪兆銘を主席とする[[広東省|広東]][[国民政府]]を樹立、[[1926年]]には、[[北伐 (中国国民党)|北伐]]を開始した。[[1927年]]に、[[蒋介石]]の[[上海クーデター]]により[[国共合作]]は崩壊したものの、北伐は継続され、[[1928年]][[6月9日]]には[[北京]]に入城し、[[北京政府]]を倒すことに成功した。
 
北伐の完了を受けて、[[1928年]]、南京に蒋介石を主席とする国民政府が成立した。しかし、その内実は、北伐の過程で、各地の軍閥を取り込んだ、雑居政党となっており、それらを整理しようとする蒋介石の動きを1つの契機として、[[中原大戦]]([[1930年]][[5月1日]]~[[10月10日]])を頂点とする、党内対立の激化が起こり、最大の危機を迎えることになる。
 
[[1932年]]には、強大な[[軍事力]]と[[ブルジョアジー]]の支持を背景に、蒋介石はなんとかその危機を乗り越えるが、他方で、その間の中国共産党の勢力回復や[[満州事変]]以降勢力拡大する[[日本軍]]に脅かされることになる。