「国道477号」の版間の差分

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一部加筆、出典付与。
→‎百井別れ: 出典付与。鹿取 (2018) の写真から、ガードレールが設置されている様子が見えるため、ガードレール未設置の記述を除去。
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'''百井別れ'''(ももいわかれ)とは、京都府京都市左京区[[鞍馬]]にある国道477号と[[京都府道38号京都広河原美山線]]が分岐する[[交差点]]の通称<ref name="松波2008"/>。
 
国道477号は一見不可解なルート設定が散在するほか難所も多いため、<!--[[近畿地方]]で五指に入る-->[[酷道]]と評されているが、その中でも最大の難所がこの百井別れとその周辺の[[百井峠]]だと言われている<ref name="sato">{{Cite book|和書|author=佐藤健太郎|authorlink=佐藤健太郎 (フリーライター)|year=2014|title=ふしぎな国道|publisher=[[講談社]]|series=講談社現代新書|pages=24 - 27|isbn=978-4-06-288282-8}}</ref>{{sfn|鹿取茂雄|2018|p=57}}。百井別れは、切り返しのいる国道の交差点としてよく知られている<ref name="渡辺2008p48">[[#酷道をゆく|渡辺郁麻 2008]], p. 48.</ref>{{sfn|鹿取茂雄|2018|pp=56&ndash;57}}
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==== 百井別れの概要 ====
百井別れは、百井峠と[[花脊峠]]の中間にある[[京都府道38号京都広河原美山線]]との[[交差点]](三叉路)であるが、ここが<!--近畿地方有数の-->難所と呼ばれる所以(ゆえん)は、国道としては急すぎる分岐角度にある<ref name="sato" />。百井別れから花脊峠方向へ登る国道477号と、鞍馬方面へ降る京都府道38号はほぼ2車線幅ほどあるセンターラインなしの道で、この2方向が道なりとなっている{{sfn|鹿取茂雄|2018|pp=56&ndash;57}}。国道477号のルートはこの交差点で道なりになっておらず、ほぼ180度転回しながら向きを変え、斜面にへばりつくような細い1車線の坂道で百井峠へと向かう<ref name="松波2008"/>。<!--交差点の手前には[[案内標識]]が設置されているが、国道または府道の線形を正しく把握せずに直進すると意図する道路と違う路線へ乗り入れる可能性がある。
-->
 
百井別れにおける国道477号の右左折は、百井峠側から進入してきた場合は小型車([[コンパクトカー]]や[[軽自動車]])なら切り返し無しで花脊峠方面へ曲がれることもあるが<ref name="渡辺2008p48"/>、花脊峠側から進入してきた場合は百井峠側の方が狭路であることやガードレールが未設置のため、崖から落ちないように路肩側を比較的余裕を持って通行する必要があることから、[[四輪車]]ではほぼ切り返しが必要となる<ref name="sato" /><ref name="渡辺2008p48"/>{{sfn|鹿取茂雄|2018|pp=56&ndash;57}}。また、ここから百井中央までの区間は非常に急な坂で路面の状態も悪く、しかも道幅が極めて狭い上にすれ違い可能な箇所はほとんどない<ref name="sato" />。
 
==== 百井別れの所在地 ====