「美女と液体人間」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
Firstltsmith (会話 | 投稿記録) m →あらすじ |
Firstltsmith (会話 | 投稿記録) m編集の要約なし |
||
40行目:
ある雨の晩、[[日本橋兜町]]で不審な二人の男たちが暗躍していた。しかし、一人の男は突如苦しむようなうめき声を上げるとピストルを発砲し始め、着ていた衣服と大量の麻薬を残してその場から蒸発してしまう。
遺留品から消えた男の正体がギャングの一員・三崎であることを突き止め、彼らが更に麻薬密売を目論んでいると推理した[[警視庁]]の富永は、三崎の情婦であるキャバレー「ホムラ」の歌手・新井千加子を監視し、彼女に接触してきた男を逮捕する。しかし、男の正体は富永の友人である城東大学助教授・政田だった。政田は三崎が大量の放射性物質を浴びて「液体人間」と化したのではないかという仮説を立てており、
事件が暗礁に乗り上げる中、千加子の証言から「ホムラ」のボーイ・島崎が事件に関係している可能性が浮上した為、捜査陣は「ホムラ」の一斉摘発に踏み切る。しかし、それと時を同じくして[[隅田川]]から液体人間が上陸。踊り子や刑事、そして島崎が液体化させられてしまう。ここにきてようやく事の重大さに気付いた捜査陣は政田や彼の師・真木博士の意見を取り入れ、
一方、牧田と千加子はいつしか恋愛関係になっていたが、三崎の相棒だったギャングの一員・内田が千加子を拉致、彼女を連れて[[築地]]地下の下水道に隠した麻薬を回収しようと企む。内田は液体人間に襲われて消滅したが、千加子は液体人間とガソリンの炎という二重の脅威に晒される。しかし、政田と富永率いる捜査陣が下水道へ飛び込み、無事千加子救出に成功した。
49行目:
== 液体人間 ==
[[核実験
真木博士によれば液体生物は他者を「餌食」にして液状化するほか、液体人間には犠牲者の精神活動が少しでも残る可能性を示唆している(これが、最初の犠牲者が東京に戻った理由である)。しかし、液体人間となった者が人間的な意識をどれだけ保って行動しているのかは、不明である<ref group="注">劇中に液体人間の視点からの描写はなく、人間関係によって推測・暗示されるだけである。</ref>。▼
▲真木博士によれば
▲液体人間は、一般的な伝承における[[吸血鬼]]のごとく他の人間を襲うことによって、犠牲者を自分と同様の液体人間に変えることができる。そのため、物語終盤には液体人間が2体登場する。彼らの武器は文字通り液体化した肉体であり、これに触れた人間は肉体が縮むように溶かされ、泡となって消え去ってしまう。さらに液体人間は全身が液体で構成されているため銃などの武器はまったく効果がない。その為、火炎によって焼き殺す事が唯一の対処法と言われている。
撮影に際し、地をはう液体人間の表現には、化粧ベース素材の[[有機ガラス]]が用いられた<ref >{{Cite |和書 |title = 東宝特撮映画大全集 |pages = 28 - 31 |date = 2012 |publisher = [[ヴィレッジブックス]] |isbn = 9784864910132 |ref = harv }}</ref>。
|