「美女と液体人間」の版間の差分

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ある雨の晩、[[日本橋兜町]]で不審な二人の男たちが暗躍していた。しかし、男の一人は突如苦しむようなうめき声を上げるとピストルを発砲し始め、着ていた衣服と大量の麻薬を残してその場から忽然と姿を消してしまう。
 
遺留品から消えた男の正体がギャングの一員・三崎であることを突き止め、彼らが麻薬密売を目論んでいると推理した[[警視庁]]の富永は、三崎の情婦であるキャバレー「ホムラ」の歌手・新井千加子を監視し、彼女に接触してきた男を逮捕する。しかし、男の正体はギャング関係者ではなく富永の友人である城東大学助教授・政田だった。政田は三崎が大量の放射性物質を浴びて「液体人間」と化したのではないかという仮説を立てており、「[[死の灰]]を浴びた第二竜神丸の船員が液体人間と化していた」という証言や放射能を浴びたカエルが液体化するという実験結果、[[永代橋]]付近で見つかった第二竜神丸の浮き輪などの証拠を提示するが、富永ら捜査陣は全く信じない。
 
事件が暗礁に乗り上げる中、千加子の証言から「ホムラ」のボーイ・島崎が事件に関係している可能性が浮上した為、警視庁は[[築地]]に警官隊を集め「ホムラ」の一斉摘発に踏み切る。しかし、それと時を同じくして[[隅田川]]から液体人間が上陸。「ホムラ」の踊り子や刑事、そして島崎が液体化させられてしまう。ここにきてようやく事の重大さに気付いた捜査陣は政田や彼の師・真木博士の意見を取り入れ、隅田川付近の[[下水道]]に[[ガソリン]]を流して火を放つことで液体人間を殲滅する作戦を実行する。