「水の性質」の版間の差分

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== 物理的性質 ==
=== Viennaウィーン標準平均海水 ===
{{Anchors|Vienna標準平均海水}}
水の物理的性質は、その構成要素である[[水素]]と[[酸素]]の[[同位体]]の構成割合によって顕著に異なる。したがって、[[同位体]]の構成割合が厳密に定められた水についての測定が必要であり、これによって得られた測定結果でなければ、現代の科学においては意味がない。
 
例えば、「水の[[三重点]]」は2019年5月まで温度の定義である[[ケルビン]]の記述に用いられていた重要な定義定点であったが、この「水」は、下記により、厳密に定義された水であった。
 
厳密な測定に用いられる国際的標準物質となっている水は、「{{仮リンク|[[ウィーン標準平均海水|en|Vienna Standard Mean Ocean Water|label=Vienna標準平均海水}}]]」(VSMOW)<ref group="注">「ウィーン標準平均海洋水」とも訳される。</ref>である。VSMOWは同位体比が次のように規定されている<ref>『[[#理科年表2016|理科年表(平成28年)]]』、p.411 脚注2</ref>。なお、「海水」(Ocean Water) の文字が使われているが、[[純水]]であることに注意。
 
* <sup>2</sup>H/<sup>1</sup>H = 155.76 ± 0.1 ppm、