「ハッキング」の版間の差分

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{{otheruses|コンピュータ専門家によるエンジニアリング全般|コンピュータ犯罪に限定した『ハッキング』|クラッキング (コンピューター用語)|その他の用法|ハッキング (曖昧さ回避)}}
'''ハッキング''' ({{lang-en|hackingHacking}}、別名: ハック,{{lang|en|hack}}) とは、[[コンピュータ]]の隅々までを熟知した者が行う[[ハードウェア]]・[[ソフトウェア]]の[[エンジニアリング]]を広範に意味する言葉である。他人のコンピューターに不正に侵入するなどの行為がハッキングと呼ばれる場合もあるが、これは正式には'''[[クラッキング (コンピューター用語)|クラッキング]]'''と呼ぶ。本来ハッキングという言葉はエンジニアリングという行為そのものを指す用語であり、悪意・害意を持った行為に限定されるものではない。
 
== 語源 ==
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ハッキングの技能は元来深い知識と高度な技術を必要とするものであり、そのような技術者を[[ハッカー]](hacker)と呼び尊敬される存在であった。
 
しかし、中にはこれら技術を悪用する者もいた。初期には電話のただ掛けなどであったが、[[コンピュータ]]が普及しだした頃から[[ソフトウェア]]の[[コピーガード]]破り(および不正コピー)やウェブページの改竄をする者などが現れてきた。これらの悪用行為をクライム・ハッキング (Crime Hacking)、またはCrackingという([[クラッキング (コンピューター用語)|クラッキング]]参照のこと)。悪用する者もまた自らを「[[ハッカー]]」と称したため、[[ハッカー]]とはこのような者たちであるという認識が広まり、現在も[[ハッカー]]と[[クラッカー (コンピュータセキュリティ)|クラッカー]]が同一視される事が多い。
 
そのため、[[Linux]], [[FreeBSD]], [[Apache HTTP Server]]などの[[オープンソースソフトウェア]]の開発者たちからは、このような犯罪行為を創造的行為であるハッキングと同一視にされることを嫌う意見がある(例;Linuxの開発者[[リーナス・トーバルズ]]は、その著作の中で、「ハッカーとクラッカーを混同しないで欲しい」と記している)。また、出版社の「[[オライリーメディア|O'Reilly & Associates, Inc.]](日本法人: [[オライリー・ジャパン]])」や雑誌「[[PC Japan]]([[ソフトバンククリエイティブ]]刊)」など、本来の意味でのハッカー・ハッキングを用語として定着させようとしているメディアも少なからず存在する。ホワイトハッカー(ハッカー)、ホワイトハット(ハッカー)、ブラックハット(クラッカー)、スクリプトキディ(クラッカーの行動を模倣するもの)などの呼び名が出てきた。
 
== 関連項目 ==
* [[ハッカー]],[[:en:Hacker (computer security)]]
* [[コンピュータセキュリティ]]
* [[クラッキング (コンピューター用語)]],[[:en:Software cracking]]
* [[ハニーポット]]
* [[暗号の攻撃法]]