「クラウン (紋章学)」の版間の差分

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== イギリス連邦 ==
<!--[[Image:Baron Hawke coa.png|thumb|right|200px|ホーク男爵の紋章。男爵のコロネットがある。]]-->
英語では、正式には、コロネットという語が君主以外のすべての貴族の冠のために使われるのに対し、クラウンという語は君主のクレストを飾る冠のみに使われる。ただ、太子はクラウン・プリンスと呼ばれているにも関わらず、その冠はクラウンと呼ばれたり、コロネットと呼ばれたり統一されていない<ref name="mori jiten p.73">{{cite book|author = 森護|title = 紋章学辞典|edition = 初版|pages = p.73|accessdate = 2010年3月6日}}</ref>。
 
[[イギリス]]の貴族階級において、[[ドイツ]]や[[フランス]]などの他の地域の紋章の伝統もそうであるように、コロネットのデザインはその所有者の階級を示す。一目して判る各冠の特徴は、王族の冠にのみ[[フルール・ド・リス|フラ・ダ・リ]]が飾られていること、公爵の冠は[[イチゴ]]の葉飾りのみであること、侯爵と伯爵の冠はイチゴの葉飾りと真珠の両方が飾られていること、子爵と男爵の冠は真珠のみが飾られていることである<ref name="mori jiten p.73"/>。公爵冠は8枚の[[イチゴ]]の葉飾りを持ち<ref name="mori jiten p.73"/>、侯爵冠は4枚のイチゴの葉飾りと、実際には真珠ではないが、「パール([[真珠]])」と呼ばれる4個の銀色の球を<ref name="mori jiten p.73"/>、伯爵冠は8枚のイチゴの葉飾りと8個のパールを<ref name="mori jiten p.73"/>、子爵冠は18個のパールを<ref name="mori jiten p.73"/>、そして、男爵冠は6個のパールを持っている<ref name="mori jiten p.73"/>。慣習的にコロネットを戴く権利がある者は彼らの紋章のエスカッシャンの上、ヘルメットやクレストの下にそれを示すため、コロネットは特定の紋章の所有者を知るうえで役に立つ手掛かりとなる。