「鰻の幇間」の版間の差分

夏の盛りの真っ昼間。野ダイコの一八は、飛び込みで客知り合いの姐さんたちのところを取回ってご飯食事にありつこうとするがターゲットは全てみんな留守。焦った彼は、通りすがりの『かかった「どこかで見たことのあるような男』」を取り巻いて、必死で昼飯にありつこうとする。うま首尾よく鰻屋に連れて行ってもらうが、この男、とんでもなくしたたかな性格で、のらりくらりと探りをかわし、一八を残して食い逃げし、する。おまけにお土産を二人前（話によっては十人前）も持って帰っていたために、一八は代金を払わされる事になってしまう。おまけに、一八の下駄までもっていかれていたことが判明（演者余りに酷なためか、噺家によっては、ここまでは演らない。5代目の志ん生は演っていた）。