「オルガ・トヴェルスカヤ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
雑草取り スペース除去
OE-345 (会話 | 投稿記録)
31行目:
 
== 来歴 ==
1968年生まれ。[[サンクトペテルブルク|レニングラード]]でピアノを学ぶ。ソ連国内でのモダンピアノでの活躍ののち、1990年に[[イスラエル]]へ移住。[[ラビン・テル・アヴィブ音楽大学]]を卒業後、フォルテピアノに惹かれ1992年、[[ロンドン]]の[[ギルドホール音楽演劇学校]] へ入学し、[[クリストファー・カイト]]に師事する。<ref>{{Cite web|url=https://www.shirakawa-hall.com/dl/archive/1998/19990209_merged.pdf|title=ファビオ・ビオンディ&オルガ・トヴェルスカヤ デュオリサイタル|accessdate=2019年2月|publisher=}}</ref>
 
[[ウィグモア・ホール|ウィグモア]]・ホールでデビュー。ロンドンを拠点にソロ演奏、室内楽、協奏曲、リート(歌曲)演奏で活躍した。フォルテピアノから彼女独特の美しい音と和声感豊かな音楽を紡ぎ出すトヴェルスカヤの演奏は、デビュー数年後には、フォルテピアノの最も優れた演奏者のひとりとしての評価を30歳前後の年齢にして確立するに至った
 
 録音でも高い評価を得、Opus111から非常にレヴェルの高い演奏のCDをソロ演奏、[[マイリ・ローソン]]、 [[レイチェル・ポッジャー]]などとのアンサンブル、ファビオ・[[ファビオ・ビオンディ|ビオンディ]] とのデュオなどでリリースした。[[フランツ・シューベルト|シューベルト]]のピアノソナタ録音は非常に評価が高く、日本でも[[吉田秀和]]がレコード芸術誌に掲載されたシューベルトのピアノソナタD959の録音への批評に於て、トヴェルスカヤの演奏をリヒテル、グールドらの演奏解釈と並べ比較し称賛した。1999年には ‘Music at Restoration House’ 音楽祭のアーティスティックアドヴァイザーに任命された。しかし、惜しみない賛辞にもかかわらず、録音は2001年リリースの [[ヤン・ヴァーツラフ・ヴォジーシェク]] 作品集で途絶えており、近年は公の演奏活動を行なっていない模様である
 
 しかし、惜しみない賛辞にもかかわらず、録音は2001年リリースの [[ヤン・ヴァーツラフ・ヴォジーシェク]] 作品集で途絶える。2003年には、コンサート活動が続いているのにもかかわらず、CDが廃盤となっていた。
 
その後は情報が殆どなくなり、近年は公の演奏活動を行なっていない模様である。
 
==録音==
Opus111から11枚のCDが発売された。
Opus111から非常にレヴェルの高い演奏のCDをソロ演奏、[[マイリ・ローソン]]、 [[レイチェル・ポッジャー]]などとのアンサンブル、ファビオ・[[ファビオ・ビオンディ|ビオンディ]] とのデュオなどでリリースした。[[フランツ・シューベルト|シューベルト]]のピアノソナタ録音は非常に評価が高い。1999年には ‘Music at Restoration House’ 音楽祭のアーティスティックアドヴァイザーに任命された。しかし、惜しみない賛辞にもかかわらず、録音は2001年リリースの [[ヤン・ヴァーツラフ・ヴォジーシェク]] 作品集で途絶えており、近年は公の演奏活動を行なっていない模様である。
 
・ハイドン: イングリッシュ・カンツオネッタとスコットランド、ウェールズ歌曲集 <トヴェルスカヤとマイリ・ローソンのデビューCD> (1994) 共演[[マイリ・ローソン]](ソプラノ)、 [[レイチェル・ポッジャー]](バロック・ヴァイオリン) オレグ・コーガン(チェロ) 使用楽器: ブロードウッド製6オクターヴ(ベートーヴェンの所有したものと同型)、デイヴィッド・ウィンストン修復
 
・シューベルト: ヴァイオリン・ソナタ集 (1995) 共演 [[ファビオ・ビオンディ]](バロック(クラシカル)ヴァイオリン) 使用楽器: [[コンラート・グラーフ]]1820年ごろ製作
 
・シューベルト:ピアノソナタD959、楽興の時
 
<br />
 
== 脚注 ==