「ハニートラップ」の版間の差分

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戦前の日本海軍が[[ナチス]]に傾斜したことを疑問に思った[[半藤一利]]は、ある取材で元海軍中佐[[千早正隆]]<ref>[[坂本多加雄]] [[秦郁彦]] [[半藤一利]] [[保阪正康]] 『昭和史の論点』 [[文春新書]] 13刷2018年(1刷2000年) ISBN 978-4-16-660092-2 p.127.</ref>に質問したところ、その原因がハニートラップであると答えたとする(後述書 p.115)。それによると、駐在武官として[[ドイツ]]に滞在している間にナチスは美人の[[メイド]]を派遣して来て、いつの間にかナチスの色仕掛けに篭絡され、気がつけば、ナチスびいきになっていたという<ref>[[半藤一利]] 『歴史に「何を」学ぶのか』 [[ちくまプリマー新書]] 2017年 ISBN 978-4-480-68987-0 p.115.</ref>。こうしたことが原因のためか、元海軍の多くが、質問に対して黙ることが多く、聞き出せたのも、うっかり話してしまった感があるとしている(前同 p.115)。
 
「[[諸君!]]」1998年6月号で、[[加藤昭]]は[[橋本龍太郎]]が総理在任中に[[中華人民共和国]]の女性官僚と関係があったと報じた。女性は中国側の[[スパイ]]とみられているが、これについて橋本側は、女性は中国大使館に勤務する通訳であり、職務上接点があっただけと釈明している。なお、橋本は日中友好団体の[[日本国際貿易促進協会]]会長を務めており、中国へのODA事業などを積極的に進めていた。
 
21世紀の事案としては、[[2004年]]に在[[上海]]日本[[総領事館]]の[[電信官]]が[[遺書]]を遺して[[自殺]]した事件(詳細は[[上海総領事館員自殺事件]]参照)や、[[2006年]]の[[海上自衛隊]][[対馬防備隊]]の[[一等海曹]]が内部情報を持ち出した上、[[中華人民共和国]][[上海市]]に[[防衛省]]に許可無く無断渡航していた事件(この[[自衛官]]も後に自殺する)が代表として挙げられる。