兵主神社 (岸和田市)

兵主神社（ひょうすじんじゃ）は大阪府岸和田市にある神社。延喜式神名帳に記載されている和泉国の式内社である。最寄駅である和泉大宮駅の由来となった。本殿が重要文化財に指定されている。

兵主神社
拝殿 (2019年11月)
所在地	大阪府岸和田市西之内町1-1
位置	北緯34度28分14.8秒 東経135度23分29.4秒
主祭神	天照皇大神 八幡大神 菅原道真
社格等	延喜式神名帳

歴史

天正年間に兵火に遭い、多くの記録を焼失したため創建年代は不明だが、延喜式神名帳に和泉国和泉郡の延喜式内社二十八座のひとつであるという記載がある。
1629年（寛文6年）の古文書に「能おわりて候て六十二年と覚え候」という記載があることから逆算して1567年（永禄10年）まで能が舞われたと考えられる。その能に使用されたとされる９面の能面は現存し、「天降の面」と言われる。1743年（寛保3年）、岸和田藩主より桐箱及び金襴の面袋が寄贈された。

祭神

• 天照皇大神
• 応神天皇
• 菅原道真公

祭事

• 祭旦祭
• 恵比寿祭
• 稲荷祭
• 春祭
• 夏祭
• 牛神祭
• 秋祭
  • 岸和田十月祭礼
• 冬祭

文化財

• 本殿
  • 安土桃山時代に建築。三間社流造、正面軒唐破風付、檜皮葺。1924年（大正13年）4月15日、重要文化財に指定された。

本殿

現地情報

• 所在地
  • 大阪府岸和田市西之内町1-1
• 交通アクセス
  • 南海本線・和泉大宮駅より徒歩15分
• 駐車場
  • あり

関連項目

• 近畿地方の重要文化財一覧

外部リンク

• 兵主神社（公式サイト）
• 兵主神社 – 岸和田市