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m →‎フランク語: 節の pope, 1934なるものは文献情報を示唆するものでしょうが、参考文献節に何も載っていません。英語版記事を参照してそれらしい文献を見つけたので、独自にTemplate:Citation, Template:Harvnb (個人的な話: Template:Sfn使用も考えた) を用いて追加しました。
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*現代フランス語の [[wikt:sœur|sœur]] 「姉/妹」は主格形由来で、斜格形は残っていない。主格は、羅:{{smallcaps|{{big|sóror}}}} → 古仏: [[wikt:suer|suer]] → 仏:sœur。斜格は、羅:{{smallcaps|{{big|sorórem}}}} → 古仏:seror。
*現代フランス語の [[wikt:prêtre|prêtre]] 「司祭」は主格形由来。斜格形はパリの通りの名にのみ残る(Rue des Prouvaires)。主格は、羅:{{smallcaps|{{big|présbyter}}}} → 古仏:[[wikt:prestre|prestre]] → 仏:prêtre。斜格は、羅:{{smallcaps|{{big|presbýterem}}}} → 古仏:[[wikt:prevoire|prevoire]](のち[[wikt:provoire|provoire]]) → 仏:prouvaires。
*ラテン語の {{smallcaps|{{big|hómo}}}} 「人」は、主格形から現代フランス語の[[不定代名詞]] [[wikt:on|on]] を、斜格形から名詞 [[wikt:homme|homme]] 「男、人」を生じた。主格は、羅:{{smallcaps|{{big|hómo}}}} → 古仏:[[wikt:om|om]] → 仏:on。斜格は、羅:{{smallcaps|{{big|hóminem}}}} → 古仏:[[wikt:ome|ome]] → 仏:homme。
 
主格と斜格の区別が主格形の語尾の -s のみのとき、この -s を同音異義語との区別のため綴りの上で残したケースが少数ながら存在する。たとえば現代フランス語 [[wikt:fils|fils]] 「息子」(← 羅:{{smallcaps|{{big|filius}}}}(主格))は、[[wikt:fil|fil]] 「糸」との区別のために古フランス語時代からの -s を残している。なお、fils の語尾の -s はいったん発音されなくなったが、のちに綴りにつられて再び発音されるようになり現代にいたる({{IPA|/fi/}} → 現仏:{{IPA|/fis/}})。綴りと発音の関係一般に関しては [[:en:Spelling pronunciation]] も参照のこと。