「分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼ」の版間の差分

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'''分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼ'''(ぶんれつそくしんいんしかっせいかタンパクしつキナーゼ、英: Mitogen-activated Protein Kinase、'''MAPK'''、EC 2.7.11.24)とは[[プロテインキナーゼ#セリン/スレオニンキナーゼ|セリン/スレオニンキナーゼ]]の一つであり、何らかの刺激([[酸化ストレス]]、[[サイトカイン]]など)を受けて活性化される。全身の[[細胞]]に広く発現しており、様々な細胞の機能発現において重要な働きをしている。単に'''MAP'''(マップ)'''キナーゼ'''と略して呼ばれることが多い。
 
細胞外からの刺激が入ると低分子量[[Gタンパク質]]である[[Ras]]が活性化され、さらにその下流に続く[[シグナル]][[カスケード]]の活性化が引き起こされる。また、MAPK[[ホスファターゼ]](MAPK Phosphatase: MKP)による[[リン酸化]]がMAPKを不活性化し、この機構に対して抑制的に働いている。
 
狭義には細胞外シグナル調節キナーゼ(英: Extracellular Signal-regulated Kinase、'''ERK''')1/2のみを指すが、広義にはこれに加えてc-Jun [[N末端]]キナーゼ(英: c-jun N-terminal kinase、'''JNK''')、[[p38分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼ|'''p38''' MAPK]]、'''ERK5'''および'''ERK7'''等の分子をも含み、MAPKファミリーとも呼ばれる。